(雑) ハグロスワスミレ

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スミレ科 Violaceae
エイザンスミレと、ヒカゲスミレの品種のタカオスミレの自然交雑種。
(観察による記述)
全体に粗い毛が多い。葉は中~浅裂~やや菊葉状に裂け、葉表は暗褐色で葉裏は普通緑色。
花は側花弁に毛があり、基部はやや緑色。萼の付属体は切れ込む。花柄には毛が多い。

 原著が不明な学名ですが、よく使用されています。交雑とされる前の学名を転用したものと思われる。

 

2017.5.1 作成
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花正面
  • 花2
  • 花 横
  • 葉2
  • 葉3

ハグロスワスミレ-全体

花は淡ピンクでしたがエイザンスミレにより少し地味な印象で、葉が暗い褐色で
羽状に中裂したり、やや菊葉状でした。(2017.4 群馬県)

ハグロスワスミレ-全体2

数株がまとまって見られました。
(2017.4 群馬県)

ハグロスワスミレ-全体3

(2017.4 群馬県)


ハグロスワスミレ-花

側弁がやや閉じ気味で花柱が多少見えにくい感じがあった。
(2017.4 群馬県)

ハグロスワスミレ-花2

花柱の先は膨らみ、側弁に毛がある。
毛の基部が僅かにエイザンスミレのように緑色に見えた。(2017.4 群馬県)

ハグロスワスミレ-花3

花柄に毛が多く見られる点ではタカオスミレに似ています。萼の付属体の先端は切れ込みが
ありましたが、両親ともに切れ込みがある。(2017.4 群馬県)

ハグロスワスミレ-葉

葉表は暗褐色で短毛が多く見られた。葉は全体として三角状で
中~浅裂~やや菊葉状に裂けていました。(2017.4 群馬県)

ハグロスワスミレ-葉2

展開中で確信はありませんが、裂け方が粗く深いと思われるもの。
(217.4 群馬県)

ハグロスワスミレ-葉3

葉裏は緑色でした。柄や脈上などに毛が多く見られました。
(2017.4 群馬県)