ナエバキスミレ Viola brevistipulata subsp. brevistipulata var. kishidae


ナエバキスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
5-6月 草地 礫地
地域
東北南部~北ア北部
特記
 -
特徴
亜高山帯で見られるオオバキスミレの変種。
全体に小型で茎が赤く、同じ高山帯にあるミヤマキスミレと違って一番下の葉が離れて付きます。葉はオオバキスミレより小さく、光沢があり、葉脈がへこんでいるものが多い。茎や葉柄に毛が見られます。オオバキスミレ同様、根茎が横に拡がって群落を作ります。
側弁に毛があり、花柱先端は膨れて毛が見られます。
備考
エングラー : スミレ科
類似種
オオバキスミレ : 全体が本種より大きく、茎葉は心形~三角状心形。
ミヤマキスミレ : 3つの葉が茎の同じところから出る
撮影地
2011.6 群馬県谷川岳  他

ナエバキスミレ

オオバキスミレと比べると、全体小型で葉も小さい。 (2011.6 群馬県谷川岳)


ナエバキスミレ

側弁に毛が見られ、柱頭に突起毛があるなど、オオバキスミレと同じ。 (2015.5 新潟県魚沼市)


ナエバキスミレ

他の黄色のスミレ同様、距はとても短い。 (2015.5 新潟県魚沼市)


ナエバキスミレ

葉は明るい緑色で、蛇紋岩地では特に小型で一番下の葉は三角状卵形のものが多い。 葉脈が少し赤味を帯びるものも多く見られました。 (2011.6 群馬県谷川岳)


ナエバキスミレ

1枚が離れて付きます。茎や葉柄に短毛が見られます。葉裏にも見られました。 (2011.6 群馬県谷川岳)