- 全体
- 花
- 葉
- 葉2
- 葉3
- 葉4
- 葉5
- 葉6
- 捕虫嚢
- 捕虫嚢2
- 付記(2017.2 改)
手がわずかに届かない距離で、葉を確認するに至りませんでした。
(2011.7 福島県尾瀬)
これではよくわからないと思いますが・・・。
(2009.9 福島県尾瀬)
池塘で見られたもの。
(2015.7 青森県八甲田山)
(1)はその葉腋から伸びる地中茎で小さな捕虫嚢が付いています。
(2)は別の株の地中茎のようです。(2013.8 青森県八甲田山)
地中茎にもまばらに痕跡的な葉が付くようです。緑色の葉の部分は水中葉。
(2015.7 青森県八甲田山)
水中葉にも捕虫嚢(矢印)が少し付くことがあります。
(2015.7 青森県八甲田山)
葉の裂片は線形で扁平、先端は鋭く尖っています。
非常にわかりにくいですが、微凸状の鋸歯が見られます。(2013.8 青森県八甲田山)
捕虫嚢を基部側から見た状態。口部に2本のやや太い口ひげ (矢印) があり、
細い毛が多数見られました。(2015.7 青森県八甲田山)
虫を吸い込んだ捕虫嚢。吸い込んだばかりのようで、虫はまだ生きていた。
触毛は分岐もするようでした。(2017.5 青森県八甲田山)
八甲田山のものについて、筆者は「ヤチコタヌキモ」と判断しておりましたが、「コタヌキモ」との見解もあり、2016.8、人づてに京都大学・角野康郎先生に資料をお送りして同定をお願いいたしました。 その結果、ヤチコタヌキモとコタヌキモの両方が見られるとの回答を頂きました。 また、ヤチコタヌキモはコタヌキモとヒメタヌキモの雑種起源の植物であり、ヤチコタヌキモにコタヌキモやヒメタヌキモが共棲することはそれほど珍しくないとのご見解でした。 ここに掲載の写真のうち、2013.8、2015.7のものは、今回の同定に用いた写真の一部です。なお、コタヌキモについては写真が揃わず、掲載は見合わせました。 今回は国立公園内であり、採種許可を頂いておりませんので、主として写真評価によるものです。撮影した個体数は10個体に満たず、実際にどのように分布しているのかも判りませんので、できれば今後も観察したいと思っています。 |