ヤマモミジ Acer amoenum var. matsumurae

2025.6.3 更新

ヤマモミジ

分類
ムクロジ科 カエデ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月  
地域
北海道 青森~島根の日本海側
特記
 -
特徴
オオモミジの変種で主に日本海側で見られます。
丈は5-10mの落葉高木。雄性両全性同株。
葉は径5-10cmでふつう9中裂、裂片の先は尾状に尖り、不揃いな重鋸歯が見られます。脈腋に毛が見られます。
花は複散房状に垂れ下がる花序に付き、花径4-6mm、花弁は5個で淡黄色~淡紅色、雄しべは8。果実の翼は水平または鈍角に開く。
異説
オオモミジと区別できないという説がある。
備考
エングラー : カエデ科
類似種
オオモミジ : 葉の鋸歯はふつうよく揃った単鋸歯。
イロハモミジ : 葉は長さ4-7cmと小型、花序もやや小さい。
撮影地
2025.5 新潟県津南町

ヤマモミジ

果期 (2018.7 山形県米沢市)

ヤマモミジ

花序には雄花と両性花が混在する。が、咲き始めで、写真で咲いているのは全て雄花のようだ。 (2025.5 新潟県津南町)

ヤマモミジ

果実の翼は水平または鈍角に開く。 (2018.7 山形県米沢市)

ヤマモミジ

写真だとイロハモミジと印象が重なりますが、葉が少し大きい。オオモミジよりは小さく、鋸歯が欠刻状の重鋸歯になるところが違い。ふつう9中裂する。 (2018.7 山形県米沢市 / 2025.5 長野県栄村)