2014年5月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
5.28 好きな場所  

五能線沿線は学生時代から親しんでいる場所で、昔の彼女とか、友人とか・・・。初めて来たときにほとんど客のいない車中で車掌に声かけられて民宿の名を言ったら、道路あるくと大変だから線路歩くと近いと言われてびっくり。山から下りてヘロヘロで道を歩いていたら、お巡りさんが通りかかって、近所の人に民宿まで送ってくれるよう頼んでくれたこともありました。

そんな思い出の場所の1つがこの駅。今回は深浦のスーパーで御飯と地元産の魚のお刺身買って、ホームの小さなベンチで日本海を見ながらディナーしました。ホームからは線路越しに目の前は日本海、ちょうどこの時間帯、列車は1本もないし、そもそもこの駅、駅の隣に家が1軒ある以外、周囲に住家が全くなくて、当然、誰も来ない。

食べ終わってコーヒーブレイクの時間は、日本海に沈む夕陽の壮大な景色。ちょっと雲があって海には沈まなかったけれど、変わらぬ光景に充分に満足でした。

   
5.26 潮騒が聞こえる花  
マンテマ

私は花を初めて見た場所のイメージが、いつになってもついて回ります。この花を初めて見たのは、6月上旬の九十九里浜、海岸の砂浜一面にハマヒルガオが咲いていて、松林沿いにある駐車場のまわりにこの花がずっと群れていました。次に見たのが、確か、新潟県の海岸の高台の展望台みたいな所でした。ですから、この花は6月の海のイメージです。

その頃はまだ家の近所でこの花を見ることはなかったのですが、近年、児童公園などでよく見るようになりました。この写真も駐車場のすぐ脇です。撮った写真を見ると、潮騒が聞こえてくるような気がします。

マンテマ のページ (更新、遅れてます)

   
5.23 ガガイモの季節 2  
クサナギオゴケ

クサナギオゴケ、今年になって教えて頂いた別の自生地、11日の時点で他はまだツルが伸びていなかったのに、この場所だけは蕾を付けていましたので、期待して待っていました。今日、咲き出しているのを確認しました。

千葉市の市境からわずか1kmくらいの別の所でも見つかりましたので、千葉市内にもないものかと思って知人の女性もさがしていらっしゃるようですが、未だに見つかっていません。

そもそもこの植物、静岡中部以西が主たる自生地で、千葉県、それも北総の半径10km程度のエリアに隔離分布し、多くが市街地に隣接したり、市街地の中のエアポケットだったりと今まで残っているのが不思議なくらいですが、市内にもどこかに残っているような気がしてます。

クサナギオゴケ のページ

   
5.23 ガガシモの季節 1  
フナバラソウ

放置された造成地の広大なススキ原で、今年もフナバラソウが咲きました。今年は例年よりだいぶ早く、5月11日頃から咲き出していました。今日の強い風に煽られて激しく揺れていましたが、そもそもこのような環境を好んで海岸の草地などで見られる植物ですから、葉も花も傷めることなく、上手に風を逃がしていました。

元々、数はとても少なくて、数えるほどしかありませんが、今までは1カ所にかたまっていたのに、何故か4カ所に散って、ちょっとだけ増えました。

もうすぐ6月、この草原に大型の草刈機が入って、この植物も一緒にアッという間に刈られてしまうのですが、そうやって草原が維持されているからこそなので、ちょっと残念ですが・・・。

フナバラソウ のページ

   
5.18 面白くもないムグラで苦労してます  
ヨツバムグラ

最近になって、アカネ科のムグラの花に花柱が2本あることを知りました。果実が2つ連なった形がイヌノフグリとよく似ていて、当然のように1つと思い込んでいたので、写っていた写真を見てちょっとびっくりしました。

ムグラの仲間は今まであまり興味を持てず、適当な写真で誤魔化してきましたが、ちょっとまじめに撮り直そうとがんばってますが、何しろ小さくて老眼が進んだ私の目には見えない。手ブレ、風ブレ以前の問題として、何撮ってるかよく分からない。家に帰ってPCで見ると、葯が落ちてるとか、花柱が2本に見えないとか、アブラムシがいたとか・・・。

そんな失敗を繰り返す所が、この面白くもない植物の撮影の面白さかも・・・と思い始めました。

ヨツバムグラ のページ

   
5.11 チチコグサモドキの仲間たち  
チチコグサモドキ属

チチコグサモドキの仲間の区別で釈然としない所があり、ずっとモヤモヤしていましたが、何せ地味な花、あんまり乗り気もせず、その場しのぎで、都度調べ直して対応してました。

が、今年、身近な植物が意外といい加減だということに気づいて、この面白くもない植物も撮り直そうとあちこちで探したら、こういう時に限ってなかなか見つからない。児童公園だの、建築資材置き場だの、野草探しとは無縁の所を回って、ようやく近所で見つけました・・・それも、仲良く3種、ごちゃ混ぜに咲いていました。

もっとも、ご興味のある方は非常にレアだと思いますが、一応3種の比較ということで纏めましたので、お暇な時にでも見て下さい。

チチコグサモドキ属の比較 のページ
(キク科のサムネイルページからもアクセスできます)

   
5.10 ハルリンドウからトキソウへ  
トキソウ

成東湿地に出かけました。土曜日だというのに相変わらず人もまばらで、半ば独占状態、ゆっくりと楽しんできました。

でもここ、平地で千葉市内と30kmしか離れていないのに、風が吹くと寒い! いつも1枚余計に着るものを用意してくるのですが、もう大丈夫だろうと油断したら、鼻水が止まらなくなりました。

でも花は順調に育っていて、ナガバのイシモチソウの小さい芽が沢山出始めていました。そして、湿原はハルリンドウの青からトキソウのピンクへ衣替え。昨年より1週間くらい早いようです。ニガナとウマノアシガタの黄色とのグラデーションが綺麗でした。

トキソウ のページ

   
5.5 オタマジャクシの押しくら饅頭  
オタマジャクシ

湧水地のすぐ側にある小さな池状になっている休耕田に、サギなどの鳥が入れ替わり立ち替わり頻繁に出入りしているので、何だろう・・・と思って見に行きました。

な・・・なんと、その池のほぼ半分を埋め尽くすようにオタマジャクシがウジャウジャ・・・。みんな同じ方向向いて、綺麗に並んで重なり会ってました。

鳥たちにとっては、きっと食卓に御飯が並んでいるように見えるんでしょうね。

   
5.4 今年はキンランが凄い?  
キンラン

今までどこ見てたんだろう・・・というくらい、キンランが近所のどこの森でも今年は沢山見られます。森を歩いてて、キンランの花が見られないタイミングがないくらいで、以前からこんなにあったっけ・・・と思ってしまいました。

毎年、キンランが咲き出すまでは結構がんばっていろいろ見て回るのですが、ちょうどこのくらいの時期になると、春の花も一段落、ちょっと疲れてきて、他で浮気が始まる時期、ちゃんと見てなかったんですね。

今年は当たり前にある地元の花をちゃんと観察しようと思ってやっていますが、新発見も多くて、始めた頃の新鮮さが少しよみがえったようで面白く思っています。

キンラン のページ

   
5.2 蕾じゃないツボミオオバコ  
ツボミオオバコ

ツボミオオバコ、花が開かないというのが普通だそうで、近所のものも当然そうだと思っていました。でも、何かちょっと変だな・・・という気もしていましたが、あまり興味の起きる花でもないので、ずっとほったらかしにしてました。

今回、接写してみたら・・・なんと花が開いている・・・薄紫色の葯を付けた雄しべが風に揺れてました。また間違えたかな・・・と調べて見たら、「こういうのもある」とのこと。でもこの近所、「こういうのもある」どころじゃなくて、全部コレ。それも、ものすごい数あって、一部では普通のオオバコを席巻している。

雌しべが下から上まで全部終わってから、だいぶ時間をおいて花が開くものが多く、他のツボミオオバコも本当は花が開いているんじゃないのと疑いたくなりました。

ツボミオオバコ のページ