- 全体
- 全体2
- 全体3
- 風景
- 風景2
- 花
- 花2
- 花3<参考>
- 花4<参考>
- 花5
- 蕾
- 実
- 実
- 種子
- 交雑について
- 弱点
(2014.4 千葉市)
綿毛もまた春の風情。
(2014.4 千葉市)
総包片は開出し外片は強く反り返り、中片も開出します。内片は中片と同長。突起はない。
(2006.9 千葉市)
多分、本種ではないかと思うもの。植物観察を始めて
まさか本種で迷う日が来るとは思わなかった。(2017.2 千葉市)
花粉は1~3倍体まであって大きさにムラがあると聞いていましたが、くっいていしまっていて確認するのは簡単ではなかった。(2017.3 千葉市)
よく見えないので、手前だけ飛ばしてみました。
(2010.4 千葉市)
「タンポポの綿毛」は萼が変化したもの。幾何学模様で綺麗。
(2014.4 千葉市)
種子は少し白っぽい茶色。花床のピンホールは種子が刺さっていた跡。
(2015.4 千葉市)
極力な繁殖力と言われる所以は ・単為で無性生殖(=受粉を必要としない)することで、遠隔地でも単独で繁殖できる で、欧州でも様々な種と交雑しながら勢力範囲を広げていった種です。 セイヨウタンポポが交雑する場合、セイヨウタンポポは父種(花粉の供給側)であり、母種(受精側)にはなり得ません。母種は普通、カントウタンポポなどの2倍体タンポポに限られ、在来の3倍体以上のタンポポ(エゾ、ミヤマ、他)とは交雑しにくいと考えられています。 2000年、環境省によってタンポポの全国調査(身近な生きもの調査)が行われ、1000個体に近い数を採種したところ、8割以上は在来2倍体種との交雑であることが判明しています。以来だいぶたちますので、更に純粋なセイヨウタンポポは益々少なくなったかもしれません。
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強力な繁殖力を持つセイヨウタンポポといえども、在来種に勝てない弱点があります。 カントウタンポポなど在来の2倍体タンポポは暑い夏場は自ら葉を枯らして休眠しますが、セイヨウタンポポは休眠しません。従って夏でも花を付けます。 牧場や公園、都市部の道ばたのように絶えず草払いが行われている場所ではセイヨウタンポポは1年中元気でいられますが、ススキ原のような草原や林縁、草ボウボウの田舎道など、夏草が茂るような場所はセイヨウタンポポには適さず、カントウタンポポなど在来の2倍体タンポポが優位となります。 意外と棲み分けがされているのです。 |