2014年3月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
3.29 体力勝負だったキタミソウ  
キタミソウ

川原の湿った所にある2-4cm程度の植物、花は2mm、しかも根本で咲く・・・ということで、これは厳しいぞ・・・と覚悟して出かけました。
前日の雨もあってキタミソウのある所はどこも足場が悪い、その上、汚水がすぐ脇を流れていて、ニオイもキツイ。ほとんど寝っ転がるようにして撮らないと撮れないので、どうしようと思案に暮れました。

とりあえず、長靴履いてウインドブレーカーの上下を着て、持参したビニールシートを持ち込み、植生を痛めないように作業スペースを作りましたが・・・。厳しい体勢、冬に鈍った体、足はつりそうになるは、腹筋が持たないは、カメラを持つ手が震えてくる、ニオイがキツイで4重苦、ちょっとすると休まないとダメ。30分近く格闘して気力が尽きました。きついですね、こういう植物の撮影・・・。

キタミソウ のページ

   
3.29 目の前にあるのに・・・イヌカキネガラシ  
イヌカキネガラシ

すぐ目の前にあるのに、撮りたくても撮れない・・・。 仕事で急いでいる時、我が儘言えない人と一緒の時、自分や家族の体調が悪い時・・・これはしょうがない。でも、悔しいのは、花を撮影に行って目の前にあるのに撮影できない時。よくあるのが、車の移動中・・・。

所沢インター出口の合流付近の片側2車線の一般道、渋滞中に中央分離帯をふと見ると見慣れない花が・・・もしかしてイヌカキネガラシ? と思ったけど、ノロノロ動くし、幹線道路で止められない。そもそも、中央分離帯側だと、下りたって危なくて撮影できやしない。
というわけで、ファインダーも見ずに運転しながら高速シャッターで連写してみました。30枚くらい撮り続けたら、たまたま写ったのがこれ。花序や茎の毛も何となく判って・・・ひどい写真には違いないけれど、ある意味、傑作です。(笑い)

イヌカキネガラシ のページ

   
3.26 カキネガラシの根生葉 やっと見つけた  
カキネガラシ

2月下旬からずっと探していたカキネガラシの根生葉、やっと見つけました。毎年咲く場所があり、そこで探していたのですが、何せ目印のない広い原っぱ、少しずれてました。

今年2月下旬~3月上旬、咲く前の状態でも少しは見分けられるようにと思っていろいろトライしましたが、自分でもこんなにわからないのかと思うほどわからない。花期に見る根生葉と冬の根生葉は印象も違ったり、芽吹きの葉が全然イメージと違ったりと、とてもいい勉強になりました。

春を待つ姿・・・根生葉&芽吹きという形で纏めましたが、正直、全問正解かどうかは現時点では不明。もうすぐ答え合わせが出来ると思いますから、そのときに誤りがあれば正させて頂きたいと思います。この、カキネガラシも間違っていたらごめんなさい。(多分、大丈夫・・・笑い)

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3.26 かえる達が大饗宴・・・超・がんばってました  
ヒキガエル

水が張られたままの田んぼでは、かえる達が恋の季節。十匹前後が入り乱れて大饗宴、それはそれは凄いことになってました。

普段は動きが鈍いくせに、このときとばかり、オス達は、誰彼構わず、相手がオスだろうメスだろうが乗っかろうとしてました。事を成就している最中でも、その上に飛び乗る奴がいるかと思えば、更にそのカエルめがけて飛び乗ろうとする奴もいて、もうめちゃくちゃ。事が終わっても、ちょっとすると再挑戦。ひっくり返されたり、振り落とされたりしてもめげない。あっちでもこっちでも、延々と笑える光景が繰り返されていました。

カエルのオスの滑稽な姿を見ていると、結局はメスにうまいことコントロールされている・・・人の世界と変わらない様な・・・見ていてとても面白かったですが、タメ息もでる光景でした。

   
3.25 開花が一気に加速 アマナもやっと・・・  
アマナ

アマナがやっと開花・・・と思ったら、ここ数日の暖かさで一気にいろいろな花が咲き出しました。

・今日花が初見だったものは・・・センボンヤリ、ジロボウエンゴサク、ヒガンマムシグサ、ホタルカズラ、ニョイスミレ、ムラサキサギゴケ、トキワハゼ、フデリンドウ、ハルジオン
・数日前から咲き出したものは・・・オランダミミナグサ、ノミノフスマ、タチツボスミレ

・もう少しで咲き出しそうなものは・・・ハハコグサ、ウラシマソウ

春が遅いなあと思っていたら、あっという間に・・・。これだから、春は大変、油断も隙もない。だから楽しいですね。

アマナ のページ

   
3.25 ハハコグサの蕾は黄金の輝き  
ハハコグサ

ハハコグサ、もう少しで咲きそうでした。

ハハコグサのこの時期の蕾をまじまじと見たのは初めてかも知れないのですが、マクロで見たら黄金の玉のように輝いていて、それがビロードタッチの葉の杯に囲まれていて、ゴージャスでちょっとびっくりでした。花よりも綺麗かも・・・と思いました。

またチャレンジしてみたいと思います。でも早くしないと咲いちゃうかも・・・。

ハハコグサ のページ


   
3.25 センボンヤリもあったんだ  
センボンヤリ

そろそろかなと思い、私が知る場所の中で、ジロボウエンゴサクが一番最初に咲く場所に出かけました。が、思ったよりまだあまり咲き始めておらず、沢山群生する中の2-3株がやっと咲き始めた状態でした。

ちょうどすぐ近くでこの場所の保存会の方々が観察会をされていて、見知らぬ私を快く受け入れてくださって、他の場所もご案内くださいました。近くではあまり見ることのなかったセンボンヤリも見せて頂きました。3株ほど咲き始めていましたが、周囲をよく見ると、沢山芽が出ていて、蕾を持った株も沢山ありました。

一人では一度に探せないもの、わからないものをいろいろお教え頂きました。本日はありがとうございました。

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3.23 アマナ やっと蕾  
アマナ

今年は花が少し遅れています。昨年は3月8日の咲いたアオイスミレ、今年は3月17日、昨年3月16日開花のオオバタネツケバナ、今年は3月21日。そして昨年3月19日開花のアマナ・・・本日やっと蕾。

2月の大雪と3月上旬の寒波の影響なのでしょうか?

この分だと、25日頃の開花になるのではと想像しています。いずれにしろ、もうすぐ、じらされると開花したときの楽しみも倍増!と思って待ちましょう。

ps. そういえばヒトリシズカ、まだ、陰も形もない!去年はもう咲いていた頃なんだけど・・・。

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3.22 やっと見つけた シロイヌナズナ  
シロイヌナズナ

街中などでよく見かける外来種と聞いていたシロイヌナズナ、東京の日比谷公園にあるとかないとか聞いていましたが、近所はどこ探しても見つかりませんでした。まさか、これを見に日比谷公園に行くのもバカバカしいし、イチかバチかで普段は行かない市の中心部のほうにある公園や植え込みを見て歩いてきました。そうしたらなんと・・・。

千葉駅ではないですが、駅近くの植え込みに沢山群れていました。この植物、街が好きみたいです。

千葉が田舎じゃないことは証明されたけど、我が家が田舎ということも証明されて、良かったのか悪かったのか・・・。

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3.19 花が綺麗なタネツケバナ  
タネツケバナ

タネツケバナなんかみんな同じと思っていましたが、花の大きさに多少の大小があるみたいで、こんな綺麗なタネツケバナがありました。

花も花序も少し大きいみたいで、一気に咲いて間もないみたいです。冷たい風がまともに吹き抜ける所にあり、丈も間延びせず、茎も普通よりがっしりしているように見えました。鍛えられた成果なのか、タネツケバナにもこんな可愛い奴がいたんですね。

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3.19 成東のつくし  
ツクシ

タカトウダイとナツトウダイの芽吹きを比べたかったのですが、今年は近所のタカトウダイ、一向に芽吹かない。そういえば、そろそろハルリンドウも花芽が上がってくる頃だろうと、成東まで足を伸ばしました。

タカトウダイも芽吹き、ヤマラッキョウも少し出始め、1株だけミツバチツグリが咲き始めていました。でも、今日もあそこは寒かった・・・九十九里浜から海風が川沿いに上がってくるので、寒暖差が小さく、日中はいつも、千葉よりも気温が低いんです。

ふと川縁に行くと、ツクシが沢山にょきにょきしてました。そういえば、近所のツクシ原、まだあまり出てない。珍しく成東に負けてます。今年の近所の春の遅れは、やっぱり2月の大雪が影響しているのかなと思いました。

   
3.18 キュウリグサ 良い感じだったけど  
キュウリグサ

本日、春一番が吹きました。あまり出歩く気はいなかったけれど、冬の間に溜まった脂肪を何とかしなければならないので、この風の中、歩き回ってきました。向かい風に逆らって歩いて結構体力使ったと思いましたが、結果は体重変動なし。甘くない・・・!

2月から継続している根生葉と芽吹きの観察、今日も田んぼ廻りで探していたら、キュウリグサの小さな花が咲き始めていました。意外と撮りにくい花ですが、まだ丈は4cmくらい、でもそれらが幸いして全体を写し込めました。

でも帰ってよく見ると中央の葉っぱに大きな穴が・・・。寄りにも寄って、根生葉も誰が開けたか穴だらけ・・・もう笑うしかない・・・。野草の写真は野性味を損なわないことも重要・・・キュウリなんだから虫が食べて当然・・・ということで・・・。

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3.17 アズマイチゲ もう咲いた  
オクノアズマイチゲ

15日に花芽が上がったのを確認したと思ったら、もう咲き始めました。この株は葉の展開が開花になんとか間に合ったようですが、まだ丸まったままで花が開いたものもありました。

茎に毛が密生するものをオクノアズマイチゲと呼び、ここのものはそれに当たります。開花後も毛はほとんど脱落しません。が、他の場所では最初はあっても開花してしばらくすると落ちてしまったり、同じ場所で毛の量や長さが異なることもあり、見るタイミング、見る個体によってはどちらにもとれてしまうこともあります。もっともオクノアズマイチゲは品種ですから、あまり神経質になる必要もないのでしょうね。

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3.16 今度はイチョウウキゴケ  
イチョウウキゴケ

今まであまり興味がなかったのですが、最近何だか、浮き草づいてしまって、やたら目に止まります。このイチョウウキゴケも、15日に市内のよく行く所2カ所で見つけたと思ったら、今日、もっと近くに沢山あるとお教え頂き、行ってみました。

住宅街のすぐそばにある1枚の田んぼのへり沿いに、びっしりとあってびっくりでした。昨日みた田んぼも共通して、農家の方が自家用で細々と米を作っているような田んぼで、農薬もほとんど使用されていないと思われる所ばかりでした。でもこれ、確か絶滅危惧1類のはず、こんなに近所のあちこちにあるとは・・・びっくりです。

もうちょっといろいろ見てみたくなりました。

(コケ類はこのサイトでは扱っておりません)