※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。 | |||
10.30 アシハラガニの天国 | |||
|
子供の頃、千葉の東京湾沿いは全部広い干潟でした。今の国道14号や16号あたりはちょうど海岸線で、どこでも潮干狩りが出来ました。子供だったので知りませんが、お金払わなくても出来たみたいです。 そんなだから、いろんなカニたちがイッパイいたんでしょう。今残る干潟はもう数えるほど。でも多くはコンクリートの岩壁に囲まれたりして、ちょっと悲しい状態。唯一、ここだけは広大な干潟とアシが茂る塩性の湿性地が残されていて、このカニの天国となっています。 植物もいろいろありますが、鳥もいろいろ来るようで、長いレンズで待っている方も見かけました。このカニたちが鳥たちの美味しいご馳走になってるのかもしれません。鳥も天国、食べられるカニも・・・今度はあの世の天国?。 写真は私に食べられないように、守りを固めてるみたいで、やっぱりこの干潟の天国のほうがいいみたい。 |
||
10.26 ハイキング日和で通り過ぎた・・・オオチチッパベンケイ | |||
|
本日は最高の秋日和、空は抜けるような青空、風も穏やか、朝はちょっと冷えたけど、日中はポカポカで動くとちょっと汗ばむ程度。 オオチチッパベンケイを見に茨城の低山に行ったけど、気分はもうほとんどハイキング。木々は少し色づいて、足下はもう落ち葉が積もってる。葉っぱの少なくなった木々から漏れる日差し、垣間見える麓の風景、下をカタコトいって走ってる電車もおもちゃのよう。しかも誰もいない静かな山・・・気持ちよくないはずがない・・・。 花までは小さく上ったり下りたりの往復1時間・・・のはずでしたが・・・。花のある所を通り過ぎたことは途中で判ったけど、そのまま続行、秋の低山を存分に楽しんできました。で、帰路はのんびりと花探し・・・何のことはない、目指す花は遙か下、花も気持ちよさそうに咲いてました。 オオチチッパベンケイ のページ |
||
10.23 観察会を実施しました | |||
写真はありません |
今年も大詰め、いろんな花を見させて頂きました。さすがにアザミには閉口気味、4年越しのアオモリマンテマも今年も失敗に終わりましたが、3年目のイワテチャボカラマツは何とか差異をはっきりさせられそうな感じになってきました。 植物の写真を始めた頃、地元で保護に力を入れてがんばっている方々からいろいろお教え頂いたのに、今も恩恵を受けるばかり、少しばかりの感謝を込めて、私的に近所で新たに見つけた種の観察会を今年もさせて頂きました。昨年は千葉県で始めて見つけたススヤアカバナ他2種でしたが、今年はヒメミソハギ、ホシクサ、市内絶滅種のミズマツバ、新種で市内初のサンムアザミ、外来種のセイタカハハコグサ・・・・・など合計9種。結構がんばりました。水生植物は小さくて地味で、皆さん、老眼やら腰痛持ちやらでよく見えたかどうかは判りませんが、賑やかにあーでもない、こーでもないとやっていただけで良かったと思います。 来年も喜んで頂けるもの、また探さないと。。。大変だー |
||
10.22 案内するはずが案内されて・・・ウラギク | |||
|
遠方から友人が来て、房総に花を見にご案内したのですが、手土産までいただきながら、いつもの調子で、道は間違えるは、花がなかなか見つからないやら、まだ咲いていないやらで散々、ごめんなさい、申し訳ない連発で、冷や汗もの・・・。 最後に、友人がウラギク見に行こうと知っている場所を教えてくれて、一緒に行ってみました。またこれが、ちょうど見頃、綺麗に咲いていました。 どっちが客で、どっちが案内人だか判らない・・・少なくとも、今回一番喜んでたのは私・・・。図らずも、昔話の「藁しべ長者」を地でいってしまった1日。ごめんなさい。 ウラギク のページ |
||
10.21 セイタカハハコグサはちょっと残念 | |||
|
外来種の多くは、同じ仲間の在来種よりも強くて立派で、花も大きいものが多いというイメージがあります。黒船来襲、我ら農耕民族が、騎馬民族に襲撃を受けてる感じ。オオイヌノフグリに比べたら在来のイヌノフグリの花なんてゴミみたいだし、セイタカアワダチソウはアキノキリンソウと比べものにならないほどでかい。タンポポだって、セイヨウタンポポは1年中沢山咲く。鉄砲に竹槍で戦ってるって感じ。 でも、ハハコグサは我が軍のエリート。このセイタカハハコグサはハハコグサの母種らしいのですが、ハハコグサに比べると何ともみすぼらしい。ハハコグサは日本に来て綺麗になってくれたんですね。人間の女性もきっと、日本に渡来して綺麗になった・・・アレッ・・・、うちの女房も雪国の山奥の間違いなく日本原産・・・そうか、イヌノフグリだったんだ・・・。 セイタカハハコグサ のページ |
||
10.19 千葉市の絶滅種 ミズマツバ を発見 | |||
|
千葉市内ではながらく絶滅とされてきたミズマツバ、偶然にも身近な場所で確認できました。 ここのところ、数の少ない田んぼの植物が近所で次々と見つかって、こういう失われつつある植物が近所にあるってところが、なんかとってもいい。他の場所のもののほうが綺麗だったり立派だったりするけど、もうあるだけで充分、初めて見る植物見つけるより嬉しい。 だけど、いつまで見られるのか・・・近所は住宅も迫っていて、大きな道路も通る、いずれこの土地、高く売れそう・・・、農家のおじさん、長生きして先祖代々の土地、守ってね・・・としか言いようがないみたいです。 ミズマツバ のページ |
||
10.19 ペラペラヨメナ | |||
|
歳なのか、今年の夏はあまり外に出たくなくて、近所のお散歩もお休みしたら、そのまま9月もずっとサボッてしまいした。こんなことじゃいけない、また太って妻の近所付き合いの話のネタにされると、10月に入ってから、今まであまり行かないような所まで行ってみました。 そうしたら・・・次々と見つかる新しい外来種。街中や住宅街より、田んぼや畑のまわりのほうが面白いものが見つかる。その1つがこれ。周囲一帯田んぼの真ん中を流れる、コンクリートで固められた水路、その擁壁の水抜き穴からブライダルベールみたいに綺麗に垂れ下がって、花が咲き始めていました。 図鑑で調べたら、結構沢山花が咲くみたいで、家の擁壁に植えたら綺麗だろうなと思いました。雑草生やしておくよりは気が利いてるから、本気で考えようかな・・・と思ってます。 ペラペラヨメナ のページ |
||
10.19 見失ったら最後・・・ミゾハコベ | |||
|
ミゾハコベの花を撮りたいとずっと思っていて、なかなか咲いているものを見つけられずにいたのですが、やっと綺麗な株で咲いているのを見つけて撮影してきました・・・が、家に帰って見たら、深度不足でピンボケ、おまけに露出オーバーで、「なんだこれ」という写真。 仕方なく、翌日同じ個体で撮り直そうと出かけました。が、何せ地面に張り付いている小さな植物、おまけに稲刈り後に伸びたイネが目隠しになって、どこだか全く判らない。結局また最初からやり直し。個体数も少なくて、30分くらい探して、何とか見つけました。 撮影が終わると安心して、場所を再確認しないで見失うことは少なからずあり、常々気をつけようとは思っているのですが・・・。 ミゾハコベ のページ |
||
10.18 コバノセンダングサ | |||
|
変わったセンダングサがあるから見に来て・・・と言われて出かけました。しばらくセンダングサなどまともに観察したことがなかったので、判るだろうか・・・と思って、慌てて図鑑広げて予習。見たことのないものは、さも前から判っていると見えるように、特に念入りに・・・。 でも、いざ見ると、教科書通りに植物は育ってくれてない。その場ではホソバセンダングサかなと思ったけど、どうもしっくり行かない。ということで、いつものように詳細に撮影して宿題に・・・。 家で良く見てコバノセンダングサに落着。見栄張って、その場で適当な事言わなくて良かった・・・知らない外来種は存外難しいです。 コバノセンダングサ のページ |
||
10.15 ヒメミソハギ 近所でやっと見つけた | |||
|
すぐ見つかるだろうとたかをくくって3年、なかなか見つからず、やっと近所でも見つけました。普段、すぐ側を歩いていたのですが、ここだけいつも見てなかった。 こういう植物、あるところにはあると思っていたけど、ホントにあるところにはあるもんで、最初は「わっ!あった!」と喜んでいたら、そこら中にありました。たぶん1枚の田んぼに数百。何か拍子抜けでした。 「犬も歩けば棒に当たる」というけれど、ボケッとしているとなかなが棒には当たらない、3年かかってやっと棒に当たったというお話。 ヒメミソハギ のページ |
||
10.14 ミソハギに紛れてヌマハッカ | |||
|
近所には放棄された田んぼが沢山あります。アシがぼうぼうと茂ってしまったいかにも放棄された田んぼも多いですが、ご先祖様に申し訳ないと、草刈だけは絶やさずにやってくれてて、アシが入り込んでいない放棄田も少なくない。 そのような田んぼの隅で、ミゾソバに埋もれるようにちょっと変わったハッカの花が咲いているのを双眼鏡で確認しました。すぐ脇は水路で、水路と田の境も判らなくなっているような最悪の場所。カメラは防水袋に入れましたが、私は長靴の中までドロだらけ。撮り終わった後始末が大変で、小川で素足になってスボンと靴下と長靴の中まで洗うハメになりました。 ヌマハッカ のページ |
||
10.13 ノササゲに隠れてた トキリマメ | |||
|
こういうのやめて欲しいという話。 ノササゲの花が多く見られる一角に何か変だなと思うものが混ざっているのは気づいていましたが、単なる変化くらいに思っていて、念のために写真は撮りましたが、その写真も確認せず、放っていました。が・・・この日その前を通ったら・・・果実が全く違う・・・どこかで見たような・・・。 そう、トキリマメ、葉裏をルーペで見ると、黄色い腺点、ツルにも毛がある・・・家に戻ってほったらかした写真を見ると、綺麗じゃないけどちゃんと写ってる。 でもこんなシチュエーションでトキリマメが混ざってるなんて想像だに出来ませんでした。花咲いているときにもっとちゃんと撮っておけば良かった。 トキリマメ のページ |
||
10.13 秋のハハコグサ | |||
|
アキノハハコグサ・・・ならぬ「秋のハハコグサ」・・・この時期あちこちで綺麗に咲いています。春より丈が少し大きくて、花も立派なものが多いです。 当地では、晩秋に春花がいろいろ咲くことが多いのですが、今年は残暑がなく、秋が早かったですから、もういろいろと咲き始めています。タネツケバナ、オオバタネツケバナ、イヌガラシ、タチツボスミレ・・・そういえば、今年は早くもホトケノザも咲き出しました。 左の写真は秋らしさがあまり出ていないつまらない写真ですが、イヌタデと組み合わせると乙な写真になるなと思っていて、密かに狙ったりして遊んでいます。 ハハコグサ のページ |
||
10.12 嫌われ者のセイタカアワダチソウ | |||
|
綺麗な花は大事にされるかと思えばそうでもない。その植物の持つイメージで、大事にされたり虐待されたり・・。 セイタカアワダチソウ、一時、ススキを駆逐したりしてすっかり悪者イメージが定着していて、この植物の写真を丁寧に撮る人なんて滅多にいません。でもよく見るととっても綺麗でゴージャスな花・・・同じ仲間のアキノキリンソウはみんなに愛されてるけど、それより何倍も綺麗です。 ということで、この植物を抜こうが折ろうがだれも文句を言わないので、10本ほど切り花用に折って持ち帰りました。玄関にススキと一緒に飾ったら、玄関が秋の野に大変身・・・超ゴージャス・・・かみさんには「何でこんな花持ってきたの」としこたま文句言われたけど、一人で悦に入ってました。 セイタカアワダチソウ のページ |
||
10.9 ヒナノキンチャクでまた四苦八苦 | |||
|
友人が是非みたいとのことで、以前見つけた場所にご案内・・・のはずでしたが・・・。 その以前の場所がよく分からなくなって四苦八苦。友人は半ばあきらめ気味・・・でもこちらとしては意地でも見つけなきゃメンツが立たない・・・そりゃ必至。 匍いつくばって1時間もたった頃、ようやく見つけました。10株弱ありましたが、残念ながら花は終わってました。 兎に角あったので、責任果たして周囲をフラフラと散策・・・そういえば、もう1カ所あるらしいという情報を思い出し、ちょっと気にしながら歩いてたら・・・なんと・・・点々とあった。あの必至の苦労は何だったのかと思うとちょっと変な気分でしたが、こちらでは花が咲き残っていて、良かったです。 ヒナノキンチャク のページ |
||
10.7 新種・サンムアザミ・・・らしきものを見てきました | |||
|
近年、アザミの新たな分類が進められていて、新種が続々と発表されていますが、千葉県でも2つめの固有種、サンムアザミが発表されたので、見に行かなきゃと出かけました。 とはいえ、詳しいスペックは何一つ判らず、判っているのは「頭花上向き小型、総苞片8-9列、中列の縁に小刺」だけ・・・。それでも自生エリア付近のアザミを片っ端から見ればなんとかなるだろう・・・といういつもの甘い考えで出たとこ勝負。その結果、これだろうというのが右の写真です。8-9割がた、あってるだろうと思ってます。 が、いくら何でも「これがサンムアザミです」と掲載するのは気が引けましたから、種のページに掲載するのはやめました。学校の試験じゃあるまいし、80点なら合格という訳じゃない・・・。 |
||
10.6 今年もまた忘れてしまった・・・ソナレムグラ | |||
|
県内ではさほど珍しくもないソナレムグラ。ろくな写真がないので、撮り直さなきゃと毎年思うのですが、今年も忘れてしまってました。 他の植物を探して海岸を歩いていると、あちこちに咲き残った花があって、見た瞬間・・・今年もやっちゃったかとがっくり。何とか綺麗に見えるものはないだろうかと探しましたが、何せ10月、それは無理・・・。 何とかかろうじて撮ったのがこれ・・・いかにも咲き残ってました風情。最盛期の株全体に花が付いている姿にはほど遠く、誤魔化すにもほどがあるなとは思いましたが、これしかないので仕方なく・・・載せました。 ソナレムグラ のページ |
||