2017年10/11月

 
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※ アップは不定期に行っています。
   
11.16 今頃??? リンドウ咲き出す  
リンドウ

今年も大詰めです。房総でもリンドウやイズノシマダイモンジソウが盛りとなりました。今頃???と思う方も多いと思いますが、南房総は例年でも11月に入ってから咲き出すことが多いです。同じ千葉県内の北総地域よりもリンドウは2-3週間遅いです。やはり暖かいんですね。

今年、10月に入ってからの台風2連発で、外房海岸の植物がひどく痛んでしまい、回復することなく花期を迎えてしました。千葉の秋は海岸性植物なくして語れません・・・というのが、このコーナー、サボッた言い訳・・・。
例年ならば最後はイソギクで絞めたいのですが、毎年出かける場所の多くは波打ち際に接しているので、多分蕾も波をかぶってしまったと思います。毎年見ているので、行く意味は全くないのですが、シメがないとちょっと気分的に間抜けですが、一応、今年、花はこれで終わりかなと思っています。

リンドウ のページ

   
10.29 港は外来種の宝庫・・・人も・・・きっと虫も・・・  

ミナトアカザという外来種のアカザを探しに、港に出かけました。結果的にはよくわからなかったのですが・・・。

見たことのないような外来種がいろいろあって、行くたびに新発見があります。海外からコンテナで運ばれ、トラックに積み替えられてばらまかれるから、そんなに歩かなくても、道路際などで普通に見つかる。

そういえば、2ヶ月ほど前、散々騒がれたヒアリはどうなったんだろう。きっと同じようにばらまかれているんだろうから、こんな所でのんきに外来種の撮影なんかしてると、そのうち刺されちゃうかも・・・と思いつつも、不法入国を監視しているお巡りさんがいつもうろうろしてる所だから、きっと助けてくれるだろうなんて考えたりして・・・。クマと蜂、最近はマダニ、これ以上「天敵」が増えないことを祈るばかりです。

ヒロハフウリンホオズキ のページ

   
10.28 季節の恵みは味だけじゃない・・・  

千葉市というと、首都圏、政令市政都市・・・都会的な印象を持つ人もいるかもしれませんが、どっこい、人家が見えないような谷津田が延々と続くような所もあちこちに残っています。

この季節、そんな所にはお宝が・・・。アケビなど、まだまだ沢山ある。今年も出かけましたが、既に先客が・・・。手の届く所にはおいしそうなものが1つもない。特別おいしいというほどではないけれど、毎年食べてる季節のものが採れないのは寂しいから、家に戻って車に脚立を積んで再挑戦、私の分と妻の分、2つずついただいてきました。

先週の台風や長雨のせいで、味は例年より少し良くなかったけれど、自然の恵み、季節の恵みを自ら採って味わうのはやはり格別。長雨のおかげで早々と成長したセリもサラダにしていただきました。

ミツバアケビ のページ

   
10.25 目立ちすぎる脇役・・・イヌタデ  

台風もやっと去って、2週間近く続いた雨もやっと上がって、実に1カ月ぶりに近所を歩いたら、もうすっかり秋・・・いろいろ撮りたかったものもあったのに、多くは終わっていましたが、田んぼ脇などは秋らしい花々が沢山咲いていました。

その1つがイヌタデ。野にあるとどうってことない花ですが、写真にすると鮮やかなピンクの花がまるで園芸植物のよう。前景に、背景にと使いやすそうなシチュエーションで見られますが、これに合わせたほとんどの花がこの色に負けてしまう、しかも、写真がみんな同じになってしまうという欠点が・・・。

でも、それがわかっていても撮ってしまう。結果はどうであれ、秋は年1回、行く秋を楽しみたいと思います。

イヌタデ のページ

   
10.20 オカダイコン?、ヌマダイコン?・・・  

先月、県内で初めて見たオカダイコン・・・でも、その後いろいろ資料を見ると、県内はヌマダイコンのみになってる。じゃ、私の観察が悪かったのかと思い、確認しなおそうと貴重な晴れの1日に出かけました。

ところが、連日の雨で、自生地に至る道は崖崩れで通行止め、グルっと回って反対側からのアプローチを試みるも、やっぱり途中で通行止め。でも、間違ったまま年越しは嫌だし、危険がない範囲で何とかしようと思い、地元の人にいろいろ聞いて、見てきました。

この結論は、種子が乾燥後の今週末・・・。腺が多いか少ないかが決定的な差異で、分泌物が乾いてかさぶた状になるかならないかで判断。いまのところ、やっぱりオカダイコンのようですが・・・。

オカダイコン のページ

   
10.16 どこかで見たミョウガの実  

晴れると、勿体ない、どっか行かなきゃと思ってしまう。晴れが続くと結構苦痛。でも、こうも雨が続くと、だんだん退屈してくる。このコーナーのネタも出てきません。
で、ちょっと古い話。

先月やっと、ミョウガの花を見ました。薄暗い森にひっそり咲いてて、ちょっと神秘的でした。面白い花の構造なのでいろいろ調べているうちに、「果実は結実しにくく、滅多に見られない」・・・との記述がありました。ということは、希に見られる?

どこかで見たような気がして、保留となっている写真をチェツクしたら・・・あったあった・・・地べたにトウガラシが落ちてるみたいなヤツ。確か、上の葉が枯れていて、何だかさっぱりわからなかったものでした。スッキリ! こんなもの、わざわざ探す気にもなれないので、ラッキーでした。

ミョウガ のページ

   
10.15 センダングサ やーい  

植物の撮影を始めた頃、近所に当たり前のようにあったセンダングサ、ただの雑草にしか見えず、まともな写真がなかったので、2年ほど前、撮り直そうと思いました。

が・・・・ない・・・近所のどこにもない・・・。みんなアメリカセンダングサ、コセンダングサ、コシロノセンダングサばっかり。隣接市町村にも出かけましたが、やっぱりない。今年はとうとう東北でも探してみましたが、何かのついでのレベルでは見つけられませんでした。こうなると、こういう類いの植物は結構厄介。だれも当たり前にあると思っていたから、みんな知らない。やっと情報を得て、北関東まで行くことに・・・。

もし、ご近所でセンダングサがあれば、今のうちに観察したほうがいいかもしれません。在来種が外来種にやられる時は、あっという間になくなってしまうんですね。

センダングサ のページ

   
10.10 秋のネバネバ系

 

ウワバミソウ

あるところで食事をしたら、細い紐状の途中に緑色の玉のついたものが、小鉢で出てきました。見かけはジュズダマの実みたいでしたが、恐る恐る口に運んでみると・・・。外はツルッと、中はヌルッとした感じ。店の人に聞くと、”ミズの実”との答え・・・そう、ウワバミソウの珠芽・・・あの茶色い珠芽をゆでると綺麗な緑色になるとのこと、調理法を聞いて、早速作ってみました。

1.葉をちぎって捨てます 2.塩水でゆでます。濃度はお好み。充分火が通ったら・・・ 3.一晩、麺つゆ(適当に薄めて)に漬けます 4.おわり・・・簡単にできちゃう。
3はお好みでなくても、他に代えても良し、食べ方はツユに漬けたままでも、ツユを切っても良し、ショウガ等を添えても良し、そもそも味もごく薄く、食感を楽しむようなものだから、何でもOK。 
特別おいしいというほどのものではないけれど、秋の珍味として皆様もいかがですか?

   
10.9 今年の秋はクマも季節を読み違えてる  

今年の秋は、開花が遅れるものが多くて、時期を外しまくりました。行く先々で、未開花とか、1株2株が咲き始めた・・・なんてものばかり。改めて、その難しさを知りました。

先日、妻と東北の中級山岳に紅葉見物に出かけました。例年なら10月10日頃が盛りなので、秋の早い今年は、ちょうどいいかな・・・と・・・。 が、麓の温泉についたら雨・・・しかも気温5度・・・。いやーな予感が・・・

翌日はお昼前から晴れて上がり始めましたが、8合目ですでに紅葉・・・稜線付近は・・・完全に冬姿、木や岩にはエビの尻尾が・・・。さらに上がると、ハイマツの下には溶け残った雪が・・・。風が冷たく、早々と退散してきました。

帰路、親子の熊に出会ってちょっと焦った・・・。でも何でまだこんな上にいるの、今年はブナは不作、早く山下りてチビに沢山食べさせないと、君らのほうが大変なことになっちゃう。