2012年3月

 
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3.29 ホソミオツネントンボもお目覚めです  

そろそろヒトリシズカが・・・と思って近くの林に出かけたのですが・・・今年はまだ芽も出ていませんでした。スミレもまだつぼみも上がっておらず、谷津田におりてみましたら・・・。

越冬することで知られるこのトンボも今日の暖かさでお目覚めしていました。雄は尾が青くて綺麗なんだそうですが、写真は雌のようです。こんな細い体で、今年のあの寒さを乗り切るとはすごいですね。

同じく越冬明けのルリタテハも飛び始めていました。モンシロチョウも今年初めて見ました。小さな池には1cmほどの小さなオタマジャクシも生まれていました。カラスも巣作りを始めています。3月までの寒さで花は遅れていますが、鳥も虫もここの所の暖かさですっかり春を感じているようです。

   
3.28 外来種の割に謙虚なフラサバソウ  

田んぼの周りはいよいよ春めいて、どこも一面のオオイヌノフグリ。でも、ちょっとかげっているようなところは花が小さいな・・・と思ったら、フラサバソウでした。

よく見る早春の田んぼ周りでハバを効かせているのは外来種ばかりで、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ミチタネツケバナ、・・・みんな日本の春の風景にすっかりなじんでしまって、違和感を感じなくなっています。フラサバソウも外来種ですが、他の外来種のようなずうずうしさがないので、在来種と勘違いしそうなイメージです。

本当の在来種は今はまだナズナくらいですが、ホトケノザもぼちぼち咲き出しましたので、本格化するのは来週あたりからでしょうか???

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3.21 オクノアズマイチゲの自生地を訪ねてみました  

千葉県内のこの自生地は、標高もわずか10mくらい、谷地と谷地に挟まれた小さな台地上の森の中にあります。上は落葉樹が主ですが、照葉樹、針葉樹が混在しており、笹が茂る藪を漕ぐと、藪の中に数株~数十株が点在していました。花はこの冬の寒さでだいぶ遅れた様ですが、ようやく咲き出しました。

花は3.5-4cmほどと小ぶりでしたが、花柄や花茎、葉柄などに長い毛が多く見られ、「オクノアズマイチゲ」と呼ばれるタイプでした。本種はアズマイチゲと同一であるとの見方もありますが、素人目にはとても同じものには見えませんでした。

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3.15 ヒメリュウキンカを見つけました  

知り合いの方から、「近所にこんな花が咲いていた」とご連絡を受け、写真を見せて頂くと・・・。
雰囲気はリュウキンカなのに・・・花が・・・あれ?・・・花弁状の萼が10枚。何より、水辺ではないとのことで、早速見に行ってみました。

茎は花茎状で花は1輪だけ、茎葉も1枚で調べて見ましたら、噂のヒメリュウキンカと分かりました。園芸逸出種で、最近都市近郊でしばしば逸出しているとのことです。
リュウキンカ属はロシアや韓国を含む日本海沿岸のみにしか分布しませんが、こちらはユーラシアに広く分布するようです。

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3.15 やっと春が来た  

今年の冬は寒かったですね。梅の開花も3月にずれ込んだのははじめてかもしれません。学生の頃、札幌雪祭りで「常夏の千葉」と書かれた千葉の観光ポスターがあり、なるほど、札幌の寒さからすれば常夏も頷けると思いましたが、そんな常夏の地にも雪は何度も積もりました。

そんなこんなでも、近所の田んぼの周りはいつの間にかオオイヌノフグリの青いお花畑が出現し、すっかり春っぽい雰囲気になってきました。

毎年、撮影はこの花がトップバッターなのですが、今年は早々とお目覚めのテントウムシも春の訪れを伝えてくれました。

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