2012年6月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
6.27 我が家の自生ネジバナ畑  

これ、正真正銘の自生です。我が家の庭で咲いています。今や数百株。芝を植えて2-3年たったころに勝手に生え始め、春の芝刈りはそのあたりだけ刈らないように気をつけていますが、それ以外はただ放置したらこうなりました。

私に家では、あらぬ疑いをかけられぬように、野草は買ったり植えたりしないようにしています。が、木を何本かこんもり茂らせているので鳥がよく集まり、特に低木類はいろいろ生えてきます。が、草本類は私のズボンや靴裏に付いてくるのでしょうか、ニョイスミレやタチツボスミレ、ヒナスミレ、ムラサキケマン、ジシバリ、コウゾリナ、このあたりまではいいですが、一昨年はヤブミョウガ、昨年はオオオナモミが出てきて、慌てて引っこ抜きました。
でも、こういうのも楽しみにしている昨今です。

ネジバナのページ

   
6.24 千葉にだってあるぞ!コウホネ自生地  

初めて聞いた時は、「ウソだろっ」と思いました。市内の自然公園などでは見られますが、「元自生」といった趣で、とても自生に見える姿ではありませんので、どうせ同じようなものだろうとあまり期待していませんでした。

が、自宅から車でわずか10分、放棄された田の中央を流れる湧水が源の小川沿い、約10mにわたって咲いていてびっくりしました。

以前はアシがぼうぼうと生えた中をかき分けていかなければならなかったようですが、最近は適当に刈って下さるので行きやすくなっています。

コウホネのページ

   
6.21 見たくもないドクダミの花、が、良く見ると・・・  

この季節、どこにいってもこの花がいっぱい。私はこの植物だけは大の苦手で、触れると蕁麻疹が出る変なアレルギー体質。草むしりで誤って抜こうものなら、痒いのなんの・・・朝起きるとひっかき傷だらけになってます。もう、においがするだけでも嫌・・・。

でも、ドクダミ科の植物は、被子植物の中でも最も古い植物の1つで、スイレン科(ハスの仲間を除く)やセンリョウ科の次に出来たそうです。萼も花弁もない、シンプルな姿(花弁に見えるものは総苞)・・・被子植物の原始的な姿を今に残す、貴重な植物の1つ・・・ということでしょうか。

ドクダミのページ

   
6.15 親切な方々に導かれた高尾山・・・ムヨウラン  

最近、にわか高尾フリークになった私、八王子在住の方々がうらやましくて仕方ありません。今回、八王子近郊の本物の高尾フリークの皆様と偶然知り合う事が出来、この山のことをいろいろと教えて下さいました。

たぶん、本当に隠したいことは初対面の私などには話さないでしょうから、当たり障りのないことばかりだと思いますが、それでもこんな場所があったんだ、こんな花もあるんだと、驚くことが沢山ありました。

仕事をさぼって出かけた都合上、つじつま合わせのために最後はバタバタとお別れすることになってしまい、お名前も伺わずに失礼しました。この場を借りて御礼申し上げます。

ムヨウランのページ

   
6.11 華麗なるコラボ・・・ヒメコザクラとナンブイヌナズナ  

絶滅危惧種1Aのヒメコザクラと1Bのナンブイヌナズナの華麗なるコンビネーションです。こんな貴重種のコンビ、よく見つけたねと思われるかもしれませんが、この時期に早池峰に行けば珍しくはなく、いたるところで当たり前のように見られます。

この山の凄い所は、多数の絶滅危惧種があるだけでなく、そのほとんど全てが登山道沿いで普通に沢山見られることです。こんな贅沢な山は他には滅多にありません。だいぶ以前、山頂で地元の方に、「ナンブソモソモ」ってどんな花?と聞いたら、その辺に生えている雑草みたいなの全部」と言われて仰天しました。言われて見ると、岩のまにまに、絶滅危惧種の雑草が風にソモソモ(ソヨソヨ)群れて揺れていました。

ヒメコザクラのページ
ナンブイヌナズナのページ

   
6.10 あるところにはあるもんだ・・・ウミミドリ  

関東や甲信越で見られない花はみんな珍しい貴重な花だと思い込みがちで、ウミミドリもその1つでした。あの可愛らしい花を是非見たいと訪れた青森県内の海岸、車を海岸近くの適当な所に止めて、さあ探すぞ・・・と思った次の瞬間、足下に一面に同じような小さな植物が・・・。あれっ・・・なんとこれがウミミドリでした。

ようは、そこらじゅう一面、ウミミドリがびっしりと咲いていて、踏んづけなければ歩けない状態でした。行けども行けどもウミミドリ・・・探すのにかかった時間はゼロ、思った通りの可愛らしい花でしたが、さすがにこれだけあると、ちょっと・・・。意気込んでいた分、ものすごく拍子抜けして笑ってしまいました。

ウミミドリのページ

   
6.9 竜飛だって本州なのですが・・・エゾスカシユリ  

記念碑から「津軽海峡冬景色」のメロディが始終流れる竜飛崎、「東北と関東・・・」と掲げた本サイトの性格上、ここだって東北どからと何度か足を運んでいますが、ここにある花、北海道の花がとても多いです。これもその1つ。

北海道の海岸ではいたるところで見掛けますが、本州の自生はここ竜飛だけ。(大間崎にもありますが、これは植栽がひろがったものだそうです) こんなものを「東北の花」と行って掲載していいものかどうか、行く前は迷っていましたが、撮影したら載せたくなってしまいました。

紛らわしいですが、偽りではないのでご容赦ください。

エゾスカシユリのページ

   
6.5 やっと名前を調べる気になった・・・ツルニチニチソウ  

たぶん、お笑いになられる方が大勢いらっしゃることでしょう、今までこの花の名前、知りませんでした。近所の庭にとても沢山あり、野草の写真を始めた頃からあちこちに逸出しているなあとは思っていましたが、庭に咲いている印象が強く、ずっとほったらかしになっていました。が、他の地域にもあちこちで見掛けるので気になり出しました。

さて、何科だろうとインターネットでまじめに調べ始めたら、あまり見ない形でさっぱりヒットしません。合弁花で5枚花弁で子房上位かな、まさかサクラソウ科でもナス科でもないし・・・と見ていって、やっと分かりました。Y-Listにも名が掲載されているので、このサイトにも遅ればせながら掲載させて頂くことにしました。このような外来種は難しいですね。

ツルニチニチソウのページ
(キョウチクトウ科はまだアップしておりません)

   
6.4 やっぱりセッコクは高尾になってしまいました  

南関東でセッコクと言えば高尾山。あまりに有名なので、意地を張って他で撮影しようとがんばってはみたものの、盗掘などでサッパリ見つからず、結局、今年は素直に高尾山に直行しました。

運良く、ちょうど満開状態で、さすが、見事・・・でした。接写は出来ませんでしたが、3mほどの高さにあった若い株を見つける事が出来、苦手の望遠レンズで撮ってきました。それにしても、綺麗な花ですね。八王子にお住まいの方が本当にうらやましく思った1日でした。

セッコクのページ