2012年4月

 
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4.30 田んぼ脇のイチリンソウ  

自由業である私にとって、ゴールデンウィークは遊びがお休み・・・のはずでしたが、周りが「いよいよGW」などと騒ぐのでつい私の悪い虫も騒ぎます。お天気が良いので、1時間くらいならと、また近所の田んぼに出かけました。

イチリンソウ・・・今年入って、知り合いのご婦人から教えていただいた場所に、ひっそりと咲いていました。人のあまり行かない、谷地田の一番奥、林との境界のあたり、わき水が湧く木陰の土手に5m四方くらいにわたって咲き乱れていました。

山のない千葉。どんどん宅地化されてこういう場所は少ないですが、まだまだ自然が残っています。

イチリンソウのページ

   
4.29 イヌムラサキを植えた???  

近所の花壇もどきの貸し農園のような所に、イヌムラサキらしき花があると聞き、覗いてみました。どうもそのようです。

わざわざ植えたんでしょうか? 本来は珍しい部類に入る花ですが、最近関東でもあちこちで外来のイヌムラサキが繁茂していると聞いておりましたので、近くで見れても不思議ではありませんが、花壇はさすがに意外でした。周りの花を見ても、野草好きの方とは思えず、きっと何かに紛れて育ったのではと想像しました。

私ははじめて見る花だったのですが、家の帰って調べて見ると、他のサイトに掲載されている在来種と細かな点で少し異なるような気もします。機会があれば、他の場所のものも気をつけて見たいと思いました。

イヌムラサキのページ

   
4.28 草むらの賑わい  

そろそろ草丈も30cm近くなり、田植えの準備も本格化してきました。田んぼの回りの花たちも草刈りをされてしまう季節になりましたので、そろそろ撮り納めです。そんな草むらの中を覗いてみると・・・いろいろあります・・・左の写真には何種類の花が写っているでしょうか?

小さいのでわかりにくいと思いますが、ジロボウエンゴサクにオオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、ムシクサ、オランダミミナグサ、それにコハコベ。入り乱れてゴチャゴチャになっています。

もうすぐ5月、花は初夏になり、ハルジョオンも沢山咲き始めました。

ジロボウエンゴサクのページ

   
4.25 田んぼの畦にショウジョウバカマが・・・  

白馬村でとても感激した光景がありました。田の脇を流れる用水路のほとりに、ショウジョウバカマが点々と咲いていました。山に行けば別に珍しい花ではないですが、田んぼの畦のような所にあるとは・・・。

雪国の方なら、そんなことそれほど珍しくないよ・・・とおっしゃるかもしれません。が、除草剤により、このような場所のものはほとんど絶えてしまい、よそ者の私のような者の目に触れることはなくなってしまったように思います。

白馬村の春の光景がとても美しかったもので、なお一層、古き日本の原風景とダブッたのかもしれません。フクジュソウの群落も本当にすばらしかったですが、この光景が一番印象的な撮影でした。

ショウジョウバカマのページへ

   
4.21 千葉県のヤマトグサは健在だった  

行く所にいけばそれほど珍しい植物ではないのかもしれませんが、千葉県ではある1カ所でしか自生が確認されておらず、それも10年近く確認出来なくなってしまった植物でした。私はこの植物を一度も見たことがなかったのですが、こんな地味な花、探すほどの気力もないので、冬の間に頭にたたき込んで何かの折にでも見つかればと思っておりました。

別の花が目的でたまたまその場所を訪ねたら、偶然「あれっ」という感じで見つけてしまいました。自信がなかったので、見知らぬよく知る方に訪ねたら、千葉県中央博物館のチームに問い合わせて頂き、後からヤマトグサだとご連絡を頂きました。

得意になって、知人みんなにメールしてしまいました。

ヤマトグサのページへ

   
4.20 放棄田のサワオグルマもどんどん増える  

放棄された田んぼに自生していますが、何年かぶりに見たら、ものすごく増えていて、周辺の放棄田や耕作している田んぼの周辺にまで広がっていました。今年は花が遅く、やっと咲く始めた状態なので、写真ではパラパラ程度にしか見えませんが、小さな株が無数にありました。

この花をはじめて見たのは、確か、長野県のどこかだったと思うのですが、身近にもあることを知り、喜びました。でも、本来は放っておけばどんどん増える植物だったんですね・・・。ゴールデンウィークの頃には、もっと見事になるのではと思いますので、また見に行こうと思います。自宅から車で10-15分程度の所なので・・・。

サワオグルマのページへ

   
4.20 どんどん増える外来スミレ  

花壇に雑草が生えた訳ではなく、放棄田に咲くすみれ2種です。外来種のスミレは強いです。2種が混じり合ってどんどん増えて、ちょっとした花壇状態です。何年か前に園芸ゴミが捨てられていた放棄田に1-2株あって、この当たりにもあるんだ程度に思っていたのですが、今年は5m四方ほどに広がり、近くの他の場所でも見られるようになりました。花泥棒も、こういう種は引っこ抜いてくれてもいいのですが・・・。

紫色が野生種、白は園芸種のスノープリンセスだと思います。草ボウボウの放棄田が花で満たされるのは良いですが、在来のスミレを駆逐することのないよう、願いたいものです。

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4.16 トウゴクサバノオ  

高尾山に出かけました。予想通り、ここもやはりだいぶ花が遅れていました。でも、ネコノメソウの仲間だけは、他の植物より遅れが少なかったようで、すでに終わっておりました。春が遅いといっても、植物によっては遅れにも差があるものですね。
スミレはちょうど見頃で、スミレサイシンやタカオスミレがあちこちにあり、ニリンソウやカントウミヤマカタバミ、ヤマルリソウも咲き始めて春爛漫でした。

トウゴクサバノオは、やっと咲き始めでした。この花、可愛らしくて好きなのですが、晴れていなかったせいもあって、花は半開きまで、チャームポイントの黄色い花弁が奥のほうにやっと見えていました。

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4.12 千葉にもコゴメイヌノフグリが侵出  

友人より、近所に白花の変なイヌノフグリがあると連絡を頂き、早速見に行ってみました。用水路の周りなどに、この花が沢山群れていました。

オオイヌノフグリの白花にしては花が小さいし、葉も小さい、毛がフラサバソウのように沢山あって、何だろうと家に帰って早速調べて見たら・・・。

あの、小石川植物園で有名なコゴメイヌノフグリとわかりました。そういえば、見た場所も植物園の外周です。外来種もこういう拡がり方もあるのですね。

コゴメイヌノフグリのページ

   
4.11 やっとコシノコバイモにお目にかかれました  

早すぎたり遅すぎたりと、なかなか季節をあわせて出かけられなかったこの花に、やっとお目にかかる事が出来ました。今年は雪が多くて春が遅れている新潟県、10日遅れくらいだろうから今年はちょうどいいだろうと思ったら、関越道は長岡まで田んぼも一面の雪・・・。ダメかもと思いつつ、今回を逃したら、またいつ来られるか分からないと思って、あちこちに残る雪を踏みしめ、一生懸命探しました。

10株ほど見つけましたが、ほとんどがまだ蕾、日当たりのある所で咲いているものを見つけた時はとてもうれしく、とても愛おしく感じました。

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4.7 さそり花序  

私の人生の先輩でもある友人が、キュウリグサのサソリ花序を綺麗に撮影されたきたので、私も同じくらい綺麗なものに更新しようと探したのですが、どこにでもあるはずなのに、何せまだ小さくてなかなか見つからず(気づけず)・・・。やっとまとまって咲いている所を見つけて適当な花序をさがしたら、花がこっちを向いて、且つくるっと巻いた花序が綺麗に見えるものがなかなかない・・・。

グチャグチャでヒザが付けず、無理な姿勢でしゃがんで美形の花序を1つずつ探したのですが、風が強いこともあって、だんだんイライラしてきました。その結果が左の写真・・・。花の写真は撮影技術より根気と体力・・・完敗です。

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4.6 ヒトリシズカはさほど遅れずに開花  

ヒトリシズカ・・・咲き始めのこのくらいの感じがいかにも早春らしく、清楚でけなげさが愛らしく感じられます。あと2-3日くらいが一番綺麗かもしれません。その後、葉が開いてだんだん緑色になってしまうと、ちょっと適齢期が過ぎてしまったかな・・・という感じです。花が終わると葉は何倍も大きくなり、あの可愛らしい姿とは全くかけ離れてしまうので、「おばちゃんシズカ」というところでしょうか。(失礼)

昨年とあまり変わらない時期に開花しました。春を待ってから芽を出してすぐに開花しますから、3月の寒さの影響は少なかったようです。でも、何故かまだ個体数が少なく、例年の2-3割程度しか見つかりませんでした。

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4.6 やっと見つけた1輪・・・でももう盗られてる・・・  

例年ならば3月末から咲き出し、この時期は複数の花を付けていますが、今年は3月の寒さのせいでやっと咲き出しました。花弁がふくよかで、花の形が整っていて綺麗なスミレです。

近所にいろいろな野草が咲く公園があり、植物の採取は禁止でボランティアの方達が大切に守ってくださっているのですが、毎年のようにこのスミレを盗掘する人が現れます。個人で楽しむ程度のようで、大量には採らないのでなくなりはしませんが、毎年、同じ人達ではないかと思います。・・・寂しいですね。

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4.6 田んぼの周りは春本番 2   

田んぼの回りは色とりどりのお花畑になりました。ホトケノザのピンク、オオイヌノフグリの青、タネツケバナの白、そしてタガラシの黄色、それにツクシ・・・写真の材料には事欠きません。

でも今年、近所の田んぼは例年と比べて目立って異なる点があります。タガラシはよく見つかりますが、ケキツネノボタンがほとんどありません。株自体も少なく、花はまだ1つも見ていません。タガラシよりも少し遅れて咲くのですが、タガラシが咲き出してから2週間近くたちましたので、どうなんでしょう。

タガラシのページ

ケキツネノボタンのページ

   
4.5 田んぼの周りは春本番 1  

いよいよ・・・春本番。ようやくホトケノザも咲きそろい、田んぼの周りはオオイヌノフグリのブルーから、ホトケノザのピンクが優勢になって、一面のお花畑です。ヒメオドリコソウもまだまだがんばっています。このように撮影すると、稲刈り後に稻藁を積み上げて干しているようにも見えませんでしょうか。大きさはだいぶ違いますが・・・。

そろそろタチツボスミレも咲き出しました。

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