2020年11月

 
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翌月分
※ アップは不定期です。数日分纏めてアップすることもあります。

11.19 再び サネカズラ  
サネカズラ

晴れて欲しいときはなかなか晴れてくれない、でも、曇って欲しい時もある。最近のお天気、毎日快晴が続いて、曇ってくれないかなあ・・・とずっと待ち望んでおりました。

というのは、サネカズラ、今年は1カ所、表から果実が沢山、しかも密に見えるという、嬉しい姿で実ってくれたのですが、葉の照れ返しが強い反面、実は相変わらず葉の陰になってしまう。しかも被写体は高さ2.5mくらいの所だから小細工も出来ない。せっかく見事なので、綺麗なうちになんとかしようと、先週から時間帯を変えて数回通ってみましたが、いずれもうまくいかず・・・。

そして今日夕方、やっと思った光の条件が整って・・・。枯れた竹に絡んでいたので、葉に隠れた果実が少なく、早々見れない見事な姿でした。

サネカズラ のページ

   
11.17 キチジョウソウ  
キチジョウソウ

千葉市内は今、今年最後の花が見られる季節。リュウノウギク、ヤクシソウ、リンドウ、そしてキチジョウソウ・・・例年より少しだけ遅いかもしれない。

写真のキチジョウソウ、実は我が家のもの。「4-5年前に気がついたらあった」という不思議な経緯で、いつからあるのか、どうしてあるのかは不明。何せ庭はほったらかしの野草園、いつのまにか増えて群生状態に・・・。

トキワサンザシの実も赤く色づき、庭も年末の様相になってきました。毎年やってくるジョウビタキもセンリョウの実を狙ってます。さすがにそろそろ草取りと庭木切らなきゃと思っている今日この頃です。

キチジョウソウ のページ

   
11.13 キッコウハグマ  
キッコウハグマ

近所にあるキッコウハグマ、近年、開放花を全く付けず、閉鎖花ばかり。昔はちょこちょこ見られたのに・・・。

以前に、沢山群生している場所を見つけていたので、そこへ出かけてみました。ウワーッてくらい、多くの株で開放花をつけていました。しかも、丈もちっちゃくて時期もばっちり。でもちょっとミソあり。実は撮りやすい姿のものは散策径上に自生していて、そこには歩きやすいようにチップが敷き詰められている。そのまんまだとナチュラルに見えない。

で、落ち葉を丁寧に敷き詰めてチップを隠して撮影したのが左の写真。ありがちな姿だからわからないでしょ。誤魔化しといえば誤魔化しだけど、株は正真正銘の自生、落ち葉もその場におちていたもの・・・正直に白状したから、見逃してね。

キッコウハグマ のページ

   
11.13 フユイチゴ  
フユイチゴ

食べられるものだと、食い意地がはっているせいで観察なんてそっちのけになる。見つけるとすぐ違うスイッチが入っちゃう。

ヤマノイモ、むかごが沢山付いている姿、今年も何十回とみているのだけれど、今までもそんな写真一度も撮ったことがない。見つけた瞬間、採り始めて、ポケット一杯になった頃、「あっ、撮っておけばよかった」となる。キイチゴもそう。見つけ次第、勝手に手が伸びて食べてる。だから掲載しているキイチゴの果実は貧弱な写真しかない。

もっと鈴なりに実ったものがあったのに、そういうものは最初に食べてしまって、撮影したのは左の貧弱なものだけ。でも、途中で気づいただけマシ・・・。

ヤマノイモ のページ

   
11.11 センブリ  
センブリ

崖岸風衝地で見られるセンブリ、丈が小さくて花が密に付くのですが、花が少し小型のものも多く、そのようなものは大抵更に密になります。左の写真はその究極的な姿のもの。丈は10cmに満たないのに、いったいどのくらいの数の花が付いているやら・・・。ここまでくると、花冠が平開できなくなってる。

何事も 過ぎたるは及ばざるが如し・・・花が多ければ良いってもんじゃない。セイタカアワダチソウだって、夏前に一度刈ると、丈が70-80cmくらいで花序も小さくなるけど、姿が乱れなくて綺麗に咲いてくれる。野にあるもの美しさは、やはり素朴さも大事だよなって思う。

今年の銚子はイソギクの咲きが遅れてました。来週が見頃になりそうです。

センブリ のページ

   
11.10 イソギク  
イソギク

今年は自粛だなんだかんだありましたが、季節はいつもどおりで、とうとうイソギクの季節になりました。
今年1年、一度も山には行かず、お泊まりの旅行にも行かず・・・一番遠くに行ったのは渡良瀬遊水地・・・・栃木と群馬の端っこをちょこっとかじって終わりました。Go To トラベルだの、Go To イートだの、世間は騒いでいるけど、何のこっちゃわからず・・・でも、どのみち車中泊かテント、ビジネスホテル、食事は自炊かコンビニ弁当、お土産は自分で採った山菜やら、魚市場で仕入れた魚やらだから、行ったところで関係なし。お金地元に落としてないものなあ・・・。申し訳なし。
今回のお土産は、地元で採れたミカン10個、イチジク6個、すだち6個、ゆず5個、葉付き大根1本、これで800円也・・・おまけで自分で採ったミズ(ウワバミソウ)の実(むかご)。・・・これだけあれば充分だよな-。

イソギク・・・のページ 

   
11.5 サネカズラ  
サネカズラ

またの名を「ビナンカズラ」。俺のことだ・・・なんて言うむさ苦しいオヤジどもは沢山いると思いますが、私もその一人。でも、名とは異なり、宝石みたいな明るく澄んだ朱色、コサージュになりそうな可愛い実。「ヒメカズラ」とか、「オトメカズラ」の名のほうが似合いそう。

毎年見てるのに、やっぱり今年も見たくなって出かけました。近所に5カ所あるのですが、今年は遅れているみたいで、全カ所回りましたがまだ多くは色づき始めたばかりでした。

サネカズラ のページ

 

   
11.4 イズノシマダイモンジソウ  
イズノシマダイモンジソウ

葉裏が真っ白なのが特徴のイズノシマダイモンジソウ・・・とはいえ、葉表は普通だから、普通に撮影したらダイモンジソウと変わりが無いのですが・・・。もっとも、千葉県では普通のダイモンジソウのほうがレアかもしれない。

千葉県の高山帯・・・300mくらいのところ(千葉県の標高は1/10スケールなのだ)・・・で咲き始めていました。海岸近くはまだまだ蕾、僅かな差なのに結構違う。

ちなみに、千葉県の高山帯にはヤシノキも生えてる。

イズノシマダイモンジソウ のページ

   
11.1 ヤマノイモ  
ヤマノイモ

またまた食べ物の話。

孫たちが遊びに来ると、事前に「マメ食べたい」と注文が入る。彼らのマメとはヤマノイモのムカゴのこと。電子レンジでチンして塩ふって、爪楊枝で食べるだけの簡単料理なのだが、これが彼らのとんでもないごちそうらしい。何しろ、メロンより美味しいって言う。大人達は酒のつまみ、カレー味とかガーリック味とか・・・(これもまぶしてるだけ)。彼らの食欲のせいで、10月下旬以降、私の目はヤマノイモに敏感に反応、撮ってる時間より獲ってる時間のほうが長い。

自然観察にコロナは無縁、すっかり秋色になった田んぼ周りは例年通り。私はマメ獲りに忙しい。

ヤマノイモ のページ

   
10.31 アケビ  
ミツバアケビ

人間界は例のヤツで大騒ぎですが、自然界は平穏そのもの、今年は昨年みたいな台風もなくて、そこそこ大豊作、ミツバアケビもあちこちで沢山実った。私はあまり好きではないが、妻の好物なので、近所に出かける時はいつも妻から「アケビね」と注文が入る。私にはわからぬが、アケビとミツバアケビは微妙に味が違うらしい。

で、獲ったアケビは庭で種をペッペッしながら食べる・・・一応種は袋に入れてるつもりらしいんだけど、何故か翌年そこら中にアケビの芽が出る。抜いても抜いても、翌年また食べるから・・・。気がついたら1本、植木に絡まっていて今年花を咲かせました。幸いアケビ。今年は雄花のみ。あと1-2年たったら、家で収穫できるかもしれない。庭にアケビがある家なんて、どんだけ広い庭なんだよ!と勘違いして頂けたら嬉しい。

ミツバアケビ のページ

   
10.30 ソナレマツムシソウ  
ソナレマツムシソウ

今シーズンも大詰め、11月は毎年行く場所、見るもの、同じで千葉県内を回っています。まず1発目はマツムシソウ・・・。このお花畑、今年は数年ぶりに素晴らしかった・・・。

皆様もそうだと思いますが、今年は散々でした。4-5月は完全巣ごもり、6月から始めましたが、お花見は"不要不急"・・・というわけで、県外は茨城2回、栃木(渡良瀬)2回だけ、あと全部県内でした。一度も山に行かなかったのは、山歴50年で2度目・・・妻が最初の子を妊娠したとき以来かも・・・。

でも、全くやる気のなかったイネ・カヤツリのきっかけになった。他にやることなくなってしまったから・・・。でも、やり出すとわからないことだらけで、ギャフンと言わされた感じでもあった。今年は良い機会だったと思います。ホント、植物の世界は広いですね・・・。

ソナレマツムシソウ のページ

 
翌月分