2012年9月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
9.29 フジレイジンソウ えっ! 帰って調べたら自然交雑種  

フジレイジンソウが見たくて、これだけのためにわざわざ出かけました。春にご一緒させて頂いた地元在住の方が親切にガイドをしてくださって、何の苦労もなく撮影して、喜んで帰ってきました。

掲載しようと学名を調べたら・・・なんとレイジンソウとアズマレイジンソウの自然交雑種・・・。何しろ最近、タカオフウロを撮影してきたら、ミツバフウロに含める(別種として分けない)と指摘されたばかりなので、なおさらびっくりです。でも、最近はDNAで見ているので、私の見識では覆せるはずもなく、受け入れるしかありません。

DNAは正確なのかもしれませんが、どこかでちょっと味気なさも感じた瞬間でした。

フジレイジンソウのページ

   
9.27 2週間遅れのヒガンバナ  

ヒガンバナがやっと咲き出しました。こんなに遅い咲きだしは記憶にありません。例年ならば、9月10日過ぎに咲き始め、彼岸の頃には終わっているのですが、今年は彼岸にやっと花芽が上がってきた感じでした。

たぶん、9月の残暑のせいだと思いますが、花好きの人でなくても花で季節を感じる人は多いと思うので、季節がずれてしまうと残念なことが多くなる気がします。関東以西では、小学校の入学式に桜は欠かせないと思いますが、その前に散ってしまうのは許せないと思いませんか?

今日、30日は中秋の名月、本来お供えにススキは欠かせませんが、まだ穂も出ておらず、雨に加えて台風で蒸し暑くて、全然そんな雰囲気ではありません。

ヒガンバナのページ

   
9.24 クロクワイ 知らなかった・・・  

イネとカヤツリにはトンと興味がなく、ほとんどわからないのですが、中国からクワイが伝来する以前に「クワイ」と呼ばれていたのは本種だそうです。

いつもよく通う田んぼで、知り合いの方からクロクワイがあると教えてもらって見に行きました。てっきりオモダカ科だと思いつつ、そんな種あったっけと思って見に行ってみると、チューブ状の棒のような葉がニョキニョキっと出ているだけ。2cmほどの球茎ができるそうですが、美味しくはないそうです。引っこ抜いてみましたが、球茎は出来ていませんでした。

オモダス科ではなくカヤツリグサ科だと聞いて、道理でわからないわけだと変な納得の仕方をして、帰ってきました。

カヤツリグサ科は本サイトでは扱っておりません

   
9.23 ヒレタゴボウがいっぱい・・・  

近所の休耕田で、ヒレタゴボウが沢山、見事に咲いていました。かなりびっくりしました。

どこにでもある花ですが、こんなに大きくなって、こんなに一度に花を咲かせるとは思っていなかったのが1つ、それも近所でこんなに群生している所があるのを今までずっと知らなかったというのが1つ。毎年この時期、どこ見てたんだろうという感じです。

今までこのサイトに掲載していた写真は、その辺にあるものを適当に載せていただけであまりにで貧弱だったので、慌てて差し替えました。

ヒレタゴボウのページ

   
9.23 やっと秋らしくなってきた・・・ヤマハッカ  

9月は例年、夏の疲れが出て、撮影もあまり乗り気がしません。そんなことではいけないと、自分にカツを入れて今年こそがんばろうと思っていたらの残暑・・・腰が痛いだの、体調が悪いだの、雷が多そうだのと自分に言い訳して、ホウオウシャジンの撮影予定は今年もパス。別にノルマがあるわけでもないのでどうでもいい話ですが、情けないなあとため息が・・・。

なんだかんだウダウダしていたら、近所の田んぼは稲刈りも終わり、急に涼しくなって秋の気配。ヤマハッカがいつになく綺麗に咲いていました。

やっぱり鳳凰行けば良かった・・・。

ヤマハッカのページ

   
9.20 ナガエノフタバムグラ って・・・  

最近はフタバムグラとナガエノフタバムグラは同一種と言われますが、本サイトでは形態的な差があれば従来の種もコメント付きで掲載しています。が、それも本種についてはどうやら怪しげになってきました。

近所にあるものだけで見る限り、丈の小さいものや茎の最上部に咲くものは柄がほとんど確認出来ませんが、成長が進むに従い、柄が確認できるものが多くなっているような気がします。どの場所も、両種が混在しているというのも不自然な気がします。

個体差ではなく、成長や「気まぐれ」的に変化しているように感じました。 (当面はこのまま掲載します。)

フタバムグラのページ

   
9.18 やっと見つけたキカシグサ  

こんな花、近所にもあるだろうと思っていました。秋になると毎年田んぼを回って探していましたが、見つかるのはアメリカキカシグサばかり。わざわざ遠出して探す気にもならず、毎年「繰り越し」しておりました。

が、別件で訪ねた北関東で、いとも簡単に見つかりました。稲刈り間近の田んぼの縁で、何か、終わりかけのウミミドリ(サクラソウ科)みたいのがあるな、でもこんな所にウミミドリがあるはずもないし・・・と思って近づいてみたら、これがキカシグサでした。他も気をつけて見たらあちこちに普通に見られました。

これも、他の田んぼ雑草と同様、除草剤や耕耘機で減ってしまって、外来種につけこまれてしまっているんでしょうか?

キカシグサのページ

   
9.17 猛暑と睡魔とクマ・・・三重苦で撮影したガッサントリカブト  

今年は何故か、クマのホカ便 (真新しい「ホッカホカのうんち」の意)をとっても良く見てしまいます。今年だけで5回以上、気づかなければ平気なんでしょうが、見てしまうと憂鬱になります。人が通る道だとわかっているくせに、何でこんな所にするんだよ! と言いたくなります。

たぶんこの時間ならばブナの木に登って上から私を見ているかもと思いつつ、人気のない森の道をこんな心理状態で歩くと、自然とペースが上がってしまい、バテるのも早い。

折しもこの日、庄内地方は今年最高の35℃、夏バテの上に徹夜で車を走らせて一睡もしていない体にはきつくて、これでクマに嫌がらせされたら、もうダメ・・・。快晴の月山を目前に、この花だけ撮影してさっさと下りてしまいました。

ガッサントリカブトのページ