2015年5月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
5.21 カタクリも食べた  
カタクリ

雪国の1000m前後のちょっとした里山に行けば、今年はまだ残雪はたっぷりあり、しばらくはカタクリに出会えます。また、ちょうどこの時期は山菜も沢山。みんなが山菜採りをしている中での花の撮影は、ご馳走目の前にしてカップラーメン食べてるようなもの・・・。地元の人に面白がられて声かけられました。

その話の中で、「カタクリも茎と葉を食べる」という話を聞きました。片栗粉じゃなくてそのものを食べるという話は聞いたことがなかったので、疑心暗鬼で笑っていたら、ちょうどお昼だからちょっと待ってろと言われて・・・。しばらくすると、ほんのりピンク色の三杯酢にしたカタクリと、塩ふっただけのおにぎり持ってきてくれました。花も入っているのかと思いましたが、酢に漬けると茎がピンク色になるそうで、クセのない味で、皆さんと一緒に美味しくおにぎりも頂きました。田舎は楽しい!

カタクリ のページ

   
5.15 ツボクサの仲間じゃなかった・・・カロリナアオイゴケ  
カロリナアオイゴケ

以前から得体の知れなかったこの植物、てっきりツボクサの仲間・・・そう思い込んでいたのが幸か不幸か、そろそろツボクサの花の季節、そう思って見に行ったらバッチリこの小さな花を見る事が出来ました。

が、柄に1花、これはセリ科ではないぞ・・・花柱2つ・・・アカネ科???・・・といろいろ思い巡らしてはみたものの、サッパリわからず。ここの保存会の人なら知っているだろうと聞いてみたら、まさかのヒルガオ科、びっくりでした。

意外にも、保存会の皆さん、花は見たことがなかったそうで、喜んで頂きました。私は名も知らず、勘違いとラッキーで花を見ることが出来ただけなのに、あまり喜ばれるとちょっと気恥ずかしいような、でもちょっと得したような・・・。互いに謎が解けた訳だからめでたしめでしたし・・・ということで・・・。

カロリナアオイゴケ のページ

   
5.12 台風前に・・・ タツンミソウ  
タツナミソウ

5月も半ば前だというのにもう台風・・・千葉は関東平野の風の通り道なので、南南西の風は20m/s以上は平気で吹きます。すでに朝から10m/s前後吹いていて、もっと吹いたら草姿も乱れるだろうから、今のうちに撮れるものは撮っておこうと出かけました。

タツナミソウが咲いていました・・・というより、もうびっくり、満開状態でした。GWはまだもうちょっとかなと思っていて、1週間ほど見に行かなかったらこんなことになってました。

今年は4月中旬から季節が早くやってきて、花が例年より10日ほど早く咲くものが多くなっています。台風まで早くやってきて、夏はどうなってしまうのまだろう、猛暑でヘロヘロになってしまうんじゃないかと今から心配になってしまいます。梅雨後期の集中豪雨もすごいんじゃないかと心配です。

タツナミソウ のページ

   
5.8 フキノトウどっさり コゴミもいっぱい  
フキノトウ

気のせいかもしれませんが・・・。

雪国のフキノトウは美味しい。雪どけを待って芽吹いたものは、香りも良く、味も濃いような気がしてます。特にこんな状態のものは最高。見た目も「春だ」って感じだけど、味も「春」が濃い。

ただ、山菜はすぐ傷むし味も落ちるので、取るのは最終日と決めています。山菜採りは現地の人の許可がいるけど、フキノトウだけはどこもうるさく言われない。もっとも、庭と山や畑の境界がわからないような家もあるから、一声、「おばちゃん、フキノトウ少し頂戴」って言えば、ダメと言われることはまずないし、他の山菜も教えてくれたりする。一声かけて損することはまずない。今回はコゴミの場所まで教えて頂きました。

春の田舎は素敵・・・ごちそうさまでした。

   
5.7 相性の悪い花 イソスミレ  
イソスミレ

GWは車だと大渋滞が必至。人が多いと何か気ぜわしくなって落ち着いて撮影できないし、そもそも、自由業で時間がそこそこ自由になる身、会社勤めされている皆さんの貴重なお休みに、わざわざ同調する意味がない・・・そんなわけで、ここ数年、この季節は遠出を避けています。

でもこの時期に限って咲く花もある。このイソスミレもそう。多くの人に見てもらいたくてGWに咲くかのような花。従って、この時期をパスして何とか見ようとすると、咲き始めか咲き終わりの時期で、ほんの僅かの加減で見られません。

そんな失敗をいままで5-6回繰り返して、葉だけ・・・とか、蕾・・・とか、果実・・・とか、寂しい結果。今回もちょっと遅かったですが、花が見られたので良しとすることにしました。写真は果実も付いててわかりやすい・・・ということに???

イソスミレ のページ

   
5.4 身近にあったカキツバタの自生地  
カキツバタ

家から車で15分ほど、隣接する市にカキツバタの自生地があることを知人から伺い、早速出かけてみました。

歩いて2-3分、いっぱい咲いているから遠くからでもわかるわよ・・・と言われたので、あんな大きな花、行けばわかるとタカを括っていましたが、方向すらわからず、探し歩くこと15-20分。ちゃくと聞いておけば良かったと後悔し始めた頃、アシ原に紫色のポチポチが見えました。

耕作しなくなってからかなりの時間がたっているような田んぼで、周囲はアシ原、でも思ったより沢山ありました。たぶん地元の人が刈り払いをして、保護してくださっているようで、多少、自生にしては密度が高すぎる気がしましたが、アシは混じるは、雑草は茂るはで、野趣があって良かったです。毎年の楽しみがまた増えました。

カキツバタ のページ

   
5.3 フジが満開  
フジ

毎日、夏みたいな日が続いて、昼間に1時間も歩くとグッタリ。暑くてもう、初夏の雰囲気になってきました。セミの声でも聞こえてきそう・・・。これで今年の夏はどうなってしまうんだろうと、今から心配になってきました。

フジも、例年より早く満開状態になりました。この谷津田脇の雑木林はフジが沢山絡んでいて、それはもう見事。高さ10m、幅200-300mにわたって、こんな感じになっています。

でも・・・フジが散る頃になると、この付近、花が探せなくなる・・・紫色の花弁が沢山散っていて、小さな野草は全く目に入らない。もっとも、もうすぐ田植え。季節が巡るのが早く感じるのは歳のせい???

   
5.1 アマドコロの謎  
アマドコロ?

今まで何の疑問も持っていなかったアマドコロ、日本海側でヤマアマドコロを探そうかと思って、まずはアマドコロとの違いを事前に知らなくちゃと思っていたとこころ、訪問先に沢山あったので、これでいいやと思って撮影してきました。特徴が微細なので、老眼の目には違いはわからず・・・家に写真を持ち帰ってみたら・・・。意外にも、ヤマアマドコロみたいな特徴が写っていてびっくり。

さてこれは、ヤマアマドコロなのか、アマドコロなのか・・・。日本海側の植物が太平洋側で見つかる例は少なからずありますが、そうそう簡単には見つからないのが普通。また変なクジ引いてしまったような心境、見なかったことにするという選択肢もありましたが、とっても気になったのでとりあえずアマドコロのページに掲載しました。

アマドコロ のページ