APG 白馬岳高山帯の花

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2018.11.19 更新
■観察範囲

葱平-白馬岳-大池-天狗原、白馬岳-雪倉岳 白馬岳-白馬鑓-鑓温泉付近、旭岳周辺

■掲載種を観察した時期
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言わずと知れた、超一級の花の山です。山は白馬に始まり白馬に終わると言われますが、多くの方が何度も足を運ばれているのではないでしょうか? 猿倉から大雪渓を経由して山頂まで標高差が1700mもあり、普通ならとんでもない地獄の登りですが、次々と迎えてくれる花たちに支えられて、いつのまにか着いてしまう不思議な力のある山でもあります。
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(全ページ記述付きです)
キバナノカワラマツバ (アカネ科)
7月 草地 砂礫地
線形の葉が6-12枚輪生し淡黄色の小さな花を多数付けます。高山では丈は多くは20-40cmくらい。

 
  ミヤマアカバナ/シロウマアカバナ (アカバナ科)
8月 湿った砂礫地
両種ともに高山のアカバナで丈が25cm以下、葉が長楕円形~卵形、花柱は棍棒状。違いは種子の突起の有無。
     
ミヤマタネツケバナ (アブラナ科)
7月 砂礫地
地上茎は斜上するか、橫の伸び、葉は羽状複葉で小葉は2mmほど。花も径3mmほどで短い総状花序に付きます。
 
  ウメハタザオ (アブラナ科)
6-7月 砂礫地
イワハタザオの高山型で、丈が10-20cm程度と低く、花が大きめです。イワハタザオと同様に根生葉はヘラ形で長柄があり、星状毛が見られます。
     
ヤマガラシ (アブラナ科)
7-8月 湿った草地
根生葉は頭大羽状に裂け、下部の茎葉は羽状中~深裂、上部は単葉。よく似た種にハルザキヤマガラシがあり、山里の河原や畑などで見られる。
 
  ヒオウギアヤメ (アヤメ科)
7-8月 湿原
内花被片が小さく、1cmほどの針状です。外花被片はアヤメに似て爪部に編み目模様が見られます。

     
コイワカガミ (イワウメ科) 
7月 岩場
イワカガミの高山性変異種。葉が小さく、鋸歯が片側3-8個のもの。花序に付く花も1-5個。中間型も多く、イワカガミと分けないという考え方も有力。
 
  ミヤマクワガタ (オオバコ科)
7-8月 砂礫地
葉は対生、卵状長楕円形で先の尖った鋸歯があります。花は花冠径10-12mm、上側裂片が大きく、下側裂片は小さい。雄しべ雌しべは長く伸びます。
     
ヒメクワガタ (オオバコ科)
7-8月 礫地 乾いた草地
葉は対生し、卵状楕円形で鈍頭、浅い鋸歯縁、基部に柄はありません。花は径5-6mm、雄しべは花柱より短い。
 
  テングクワガタ (オオバコ科)
7-8月 草地
下部の茎は地を這う。葉は対生で卵形~楕円形、鋸歯は不明瞭。花は径5-7mm、下側裂片が著しく小さく、幅も狭い。
     
ウルップソウ (オオバコ科)
7月 砂礫地 -準絶滅危惧
青紫色の花が密で太い穂状に多数付きます。葉はラン円形~腎円形で大きく、光沢があり、縁に重鋸歯が見られます。
 
  シナノオトギリ (オトギリソウ科)
7-8月 草地 砂礫地
葉の縁に黒点が並び、面に少数の明点が見られます。花は径3cmと大きく、花弁や萼に黒点、黒線、時に赤線が見られます。
     
ハクサンシャジン (キキョウ科)
8月 草地
ツリガネニンジンの高山型。花序の輪生状に付く小枝が短くて密集した総状花序になるものです。近年、ツリガネニンジンと分けないとされている。
 
  ヒメシャジン (キキョウ科)
8月 草地 砂礫地
葉は互生し、被針形~狭長楕円形で目立たない鋸歯があります。花は総状に付き、花冠は鐘形で花柱は少し飛び出る。萼裂片は線形で歯牙がある。
     
チシマギキョウ (キキョウ科)
7-8月 砂礫地 岩場
花冠は橫向きに付き鐘形で長さ3-4cm、裂片の縁と内側に長毛があります。根生葉は厚みと光沢があり、並状の鋸歯がある。
 
  イワギキョウ (キキョウ科)
7-8月 礫地
花冠はチシマギキョウより小さく長さ2-2.5cm、ラッパ形で斜め上向きに咲き、縁毛はない。萼裂片は細く、小さな歯牙があります。