2013年4月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
  4月10日以降
4.9 ジュウニヒトエ 色とりどり  
ジュウニヒトエ

ジュウニヒトエ、先週までほとんどが蕾だったのに、一気に咲きました。

それにしても、色がいろいろ・・・淡ピンク、淡エンジ、淡紫、やや濃い紫、純白・・・それがゴチャゴチャになって咲いています。こんなにいろいろな色のある花、思い出すのはオオミスミソウ(雪割草)くらいでしょうか。そこまで極端ではありませんが、色ごとに撮影してみました。

が、写真にするとたいした違いが出てこないですね。あまり面白い絵にならなかったので、ちょっとがっかりでした。

ジュウニヒトエ のページ

   
4.9 アミガサダケ 教えて頂きました  
アミガサダケ

初めてお目にかかった方に、「アミガサダケがありますよ!」と教えて頂きました。聞けば東京からある昆虫の写真を撮影にわざわざ来られた方でした。

花を探していると花しか見えず、鳥を追いかけると鳥ばっかりが気になってしまうのが私。ごく希にほかのものに気づくことはあっても、目的のものが気になって撮影するのは希です。浅くでもいいからやったほうがいいと判ってはいるのですが、気が急いたり、そもそも気づかなかったりで、さっぱり実行できていません。

お話を伺うと、プロの方だと知り、さすが広い視野をお持ちだと関心するとともに、もっと努力しないとダメだなと思った次第です。

   
4.8 フデリンドウ、やっと開花  
フデリンドウ

早いものもあれば遅いものもある、3月はあんなに暖かかったのに、フデリンドウの開花は遅れました。

思い起こせば2月は寒くて、東北地方は記録的な大雪でした。人はすぐ前のことを忘れてしまいますが、植物にはきっかり記録されていて、2月の寒さのせいでフデリンドウの成長が遅れたのでしょう。

でも、今年は何年かぶりに沢山咲きました。一時は盗掘などでなくなってしまうのではと心配していました。少しくらい遅れても、沢山咲いてくれたので良かったです。青空に映えてより青く、綺麗でした。

フデリンドウ のページ

 

   
4.7 なんと・・・オドリコソウが咲いた  
オドリコソウ

車で狭い谷津田の道を走っていたら、突然視界の端に見慣れた花が・・・。確か今見たのはオドリコソウ??? まさか・・・と思いつつ、慌てて、でも田んぼに車を落とさぬようにそろそろと車をバックさせたら、やっぱり・・・もう咲いていました。

ちょうど風あたりのあまりない場所なので成長が早かったのかもしれませんが、結構大きな群落で2割近く、数十株が開花していました。まだ近くにオオイヌノフグリやホトケノザも咲いていましたので、ちょっとトンチンカンな感じでした。

なお、咲いていたのはこの周辺だけで、他はさすがにまだです。

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4.6 千葉の谷津田  
千葉の谷津田

千葉のイメージは、東京のベットタウン。人口100万人弱もいて自然とは無縁のイメージもあります。確かに宅地化で多くの自然は失われましたが、昔と何も変わらない、美しい里山が維持されている所もまだあちこちに残されています。

写真のこの場所は天然のわき水が2カ所あり、周囲の林は自然林、田んぼは長いこと休耕田ですが、手をかけていつでも再開できるような状態を維持しています。土手も綺麗に草刈りがされ、昔ながらの水路も維持されています。普通の車が走れる道もなく、もちろん除草剤も使われていません。近くに車を止められる場所もないですから、訪れる人もほとんどいません。

タイムマシンで50年くらい遡ったような光景に、様々な植物が昔と変わらず自生しており、私たちを楽しませてくれています。

   
4.5 ジロボウエンゴサク  
ジロボウエンゴサク

この花、近所では場所によって咲き出す時期が大きくばらつきます。沢山咲く場所は3カ所あるのですが、一番最初に咲き出した所は3/下旬、風あたりがなく、3時頃になると日が陰ってしまう土手でした。2番目が写真の場所。川沿いなので風あたりがあり、午後になると陰ってしまう場所です。最後の場所は今日、やっと咲きだしたことが確認出来ました。そこは、この季節は日当たりが良く丈の低い落葉樹が疎らにある東向きの土手。

こうやって整理してみると、どういうタイミングで咲き出すのか、全く判らなくなります。植物の環境は見た目だけではわからないことが多いです。

ジロボウエンゴサク のページ

   
4.5 ムシクサを撮影していると・・・  
ムシクサ

タンポポが一面に咲く休耕田の一角に、この地味な花が群れています。休耕田といっても、もう田んぼの形すら残っていない、道ばたの草原といった所で、ちょっと前までは一面のつくし原だった所です。

人もよく通る所なので、こんな所で匍いつくばっていると、何やってるんだろうとのぞき込む人も多いのですが、この花があまりに小さくて気づかないみたいで、何人にも聞かれました。その度に、「これです」というのですが、聞かれた方もどう返事したらいいかわからないみたいで、「いろんな花があるのねー」みたいなお答えが多かったような気がします。

植物に興味のない人にはこれが花だと言われても、困るでしょうね。

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4.5 蝶たちも恋の季節  
モンシロチョウ

春ともなれば蝶たちも恋の季節、モンシロチョウのカップルががんばってました。

セイヨウアブラに止まるメスのモンシロチョウ、羽を広げ、おしりをうつろに突き出してオスを待っています。オスは何度も試みますが、なかなか成就せず・・・。時々オスは疲れるのか、隣の花にとまって休んだり・・・その間、メスも羽を閉じて普通のとまった姿になりますが、再びオスが近づくと・・・。

交尾するまで見ようと待っていましたが、10分たってもうまくいかず・・・ウブな新婚カップルには最後までつきあいきれませんでした。

   
4.5 勇敢になったキジ  
キジ

いつもは人に見つかりやすい、見通しの良い所を通る時は道から数十m離れていても全速力が駆け抜けるくせに、春になると豹変します。原や休耕田の真ん中に出てきて、人が近づいても急いで逃げなくなります。

今日も20mほど離れた所で大声で鳴いているキジを発見。目を合わせずにゆっくりと7-8mまで近づいてみました。キジはこちらを気にはしていますが、レンズを向けても逃げるそぶりもなく、原の真ん中でじっとしていました。

おそらく付近に巣があるのではと思います。キジのオス、がんばって家族を守ってるんですね。

   
4.4 ジュウニヒトエの咲きだしはやや遅め  
ジュウニヒトエ

今年は3月の暖かさでほとんどの植物は平年よりかなり早めに咲き出しました。が、ジュウニヒトエは若干遅め。普通ならば3月末頃だったと思うのですが、今年はまだ大半は蕾、咲き出したのはごく一部です。

思い返せば、2月の寒さが例年より厳しかったですから、その時期の遅れが取り返せないでいる植物は、多分、花が遅れるのではないかと想像しています。アマナなども少し遅かったような気がしますし・・・。

種によって早まったり遅くなったりするものがあると、咲き出す時期の予想が難しくて、今年もハズレが多そうな気がしています。もっとも、そうでなくてもハズレが多いですが・・・。

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4.4 イヌノフグリのふぐり  
イヌノフグリ

(4/2の続報) 先日のイヌノフグリは果実がまだ小さくてそれらしい写真が撮れませんでした。そこで、早速近所にあるものを再度撮影してきました。

何というか、まさに・・・***・・・に似ているようですね。そう思うと、毛も何かリアルに見えてしまうのは気のせい???

でも、2つに分かれたそれぞれの中央にも浅い溝があるようです。ここで2つに割れるのでしょうか? 機会があれば、種子を放出した後の姿も見てみたくなりました。

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4.2 身近にもあったイヌノフグリ  
イヌノフグリ

イヌノフグリを見に車で往復2時間かけて県内某所に出かけました(左の写真)。その日の夜、知人からメールが・・・。近所でイヌノフグリを見つけた!・・・と・・・。唖然! しかもその場所が、自宅から車で数分の古い住宅街で、2度びっくり。まさか植栽ということはないだろうと思いつつ、本日小雨の中、いても立ってもいられず、見に行きました。

その場所は、ヒメオドリコソウやホトケノザも見られるよくある砂利の駐車場、その一角の隅に、約5mにわたり20cm前後に広がった株が沢山ありました。明らかに自生。砂利の少ないわずか1mほど離れた所にはオオイヌノフグリも沢山有りましたが綺麗に棲み分けされていました。

オオイヌノフグリがイヌノフグリを駆逐したと言われますが・・・とてもそのようには見えませんでした。

イヌノフグリ のページ

   
4.1 ニオイタチツボスミレ やっぱりこれが一番  
ニオイタチツボスミレ

ニオイタチツボスミレが満開の一番綺麗な時期を迎えました。名前ほどに香りがするかどうかは別にして、整った株、ふくよかな花弁、適度に沢山咲く花数、そして色合いなど、このスミレ、やっぱり一番綺麗だと思います。

何より、どう撮っても春らしく写せます! この日も夕方から雲ってきて撮影する頃はほとんど日差しがなくなりつつ合ったのですが、その光ですら花弁を綺麗に透けてくれて、より鮮やかに、且つ淡い色合いで撮れました。

他の方から見て、綺麗に撮れてるかどうかではなく、単にこのスミレのいろいろな表情を撮るのがとっても楽しみで、私の中ではスミレのアイドル・・・私は追っかけです。

ニオイタチツボスミレ のページ