2013年7月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
7.27 暑さに負け、賢いキジにも負け・・・  
キジ(メス)

学生時代から体重がほとんど変わらず、未だに20代に買った山のウエアが使える経済的な体だったのに、昨今ちょっと体を休めると太ってしまいます。永年の蓄積で腰と膝に爆弾を抱えている身としては、体重オーバーは致命的、必至に落とそうといろいろやるけれど、山から下りれば2-3日で元通り、油断するとすぐオーバー。

というわけで、現在は緊急事態。休んでいる間も汗をかかなくてはと、暑い最中、田んぼまわりをフラフラしましたが、気力はほとんどなし。と、突然目の前にキジのメスが飛び出してきました。明らかに私を意識して出てきた様子、よく見ると、すぐ横の田んぼにヒナがいました。ヒナ達を守るためにリスクを犯して私を引きつけようとしているようです。偉いですね・・・暑さで無気力の私に比べて・・・。

ヒナの写真でも撮ろうかと待ちましたが、賢い彼女は私の死角を上図に使って、茂みにヒナを誘導していきました。

   
7.26 マクロで見ると華やかなんだけど・・・ギシギシ  
ギシギシ

赤と緑でクリスマスカラー、黄色い飾りをまばらにぶら下げて、無数の星が間を埋める・・・スケールが判らなければ、結構豪華にも見えるこの花・・・あの超々地味なギシギシです。

この季節は近所は花が少なく、昼間は暑くてこのような地味な花はまじめに撮る気力もなかったので、「とりあえず撮ったよ」という写真ばかりでした。今年は少し気力をふり絞って、ヒユ、イラクサ、タデ(ギシギシ)・・・このあたりをちゃんと撮り直そうと試みています。が、1つ撮ると、やっぱり暑さで気力は続きません。隣にあったハリビユは明日にしようと帰ってきました。

東北はまだ梅雨末期の大雨で出かけられず、早く山の涼しい所で、見た目にも綺麗な花をゆっくり撮りたいなと思う昨今です。

ギシギシ のページ

   
7.26 ハナハマセンブリ ついに侵入・・・あれっ???  
ハナハマセンブリ

最近あちこちで逸出報告が見られるこの仲間、近所では見ないなあと安心・・・可愛いのでちょっと寂しい思いもしていましたが、ついぞ出現しました。

2週間ほど前、見かけない植物があるのに気づきましたが、花が咲いていなくて判りませんでした。22日に1輪目が咲いて、・・・「あれっ???」・・・、今までハナハマセンブリだと思っていたものと違うことに気づきました。六ヶ所村で撮影したものはベニバナセンブリ・・・青森県の資料をよくよく見たら掲載があり、千葉のものをその後2回ほど観察して、ようやく本日、訂正させて頂きました。

よく似たものの一方だけを初めて見た時は、間違えることがよくあり、特に外来種は気をつけていましたが・・・。すみません・・・、お許し下さい。

ハナハマセンブリ のページ

   
7.23 蝶? とんぼ? チョウトンボ!  
チョウトンボ

期待していた花が全然見つからないと、だんだんイライラしてきて、本筋ではない鳥だの蝶だのカエルだのを撮り始めることが多いのですが、今回も期待していた成果がなくて、そのうち、あたりでブンブン飛び回る変なトンボが気になり出しました。

何か、ジブリの「風の谷のナウシカ」か何かに出てきた飛行艇のような変なトンボで、ご覧のように後ろ羽が前の倍くらい太くて尾の部分がちょこっとしか突きでない見たことのないトンボでした。あたりを良く見ると、小さな沼の上をこのトンボが沢山いて、恋のシーズンらしく、ポンポコの1シーンのように雄がそれぞれメスを追いかけ回しているという雰囲気でした。

家に帰って調べて見たら、「チョウトンボ」。わかりやすい名で直感的にこれだなとすぐわかりましたが、ちょっと安直な名で、一ひねり欲しいですね。

   
7.23 ちゃんと咲いてくれたコモウセンゴケ  
コモウセンゴケ

今年は梅雨末期に出るオホーツク海高気圧なしで梅雨明け宣言があったので、どうも嫌な予感がしていたのですが、案の定、梅雨に逆戻り。しばらくはお天気が不安定になりそうなので、手短に「困った時の成東」に出かけました。コモウセンゴケ、今回はやっと満足に咲いていてくれていました。

この花、どういう時に咲いて、どういう時に咲かないのかサッパリ判りません。晴れないと咲かない、午後は閉じるというのは判りますが、晴れても咲くとは限らない、10時頃に早々と閉じてしまうこともある。始末に悪いのは、咲けば一斉に咲くのに咲かないと1つも咲かない。何か、花同士で相談して「今日は何時から何時まで咲くぞ」と決めているみたいです。

ちょっと気になることがありました。花に触れると閉じてしまう・・・でも閉じ始める時間だったので、確信は持てませんでした。機会があれば、是非試してみて下さい。

コモウセンゴケ のページ

   
7.22 アメリカキカシグサ咲く  
アメリカキカシグサ

最近はオホーツク海高気圧のおかげで、昼間の暑さも一段落、夜は涼しいくらいです。ちょっと近所をフラフラしたら、休耕田でアメリカキカシグサが咲き始めました。

ここ、例年ならば沼地のようになってなかなか近づけないのですが、今年は雨が少ないせいか、水が干上がって歩ける状態です。それでも、みの花やヘラオモダカ、サンカクイなどがほぼこの休耕田全体に広がって花を付け始めていました。

ただ、いつもなら沢山見られるキクモだけは、今年は全く見られませんでした。同じ水生植物でも、種によってはこのような状況に対応できたり出来なかったりするようですね。

アメリカキカシグサ のページ

   
7.17/18 山岳景観2景  
三ノ沢岳

八ヶ岳・赤岳

木曽駒ヶ岳と八ヶ岳(赤岳-横岳)を2日で早回りしてきました。花の写真ばかりではつまらないと思いますので、たまには山岳景観の写真を掲載させて頂きます。

上は木曽駒ヶ岳からの三ノ沢岳。この日の朝、八ヶ岳山麓で待機していたのですが、八ヶ岳は雨で回復の可能性がなく、天気図を見て急遽こちらに回りました。お天気が当たって「やったね!」とニンマリしながら写した景色です。前景のピンクの花はミヤマシオガマ、黄色はミヤマキンバイで、この山特有の白さが際立つ花崗岩によく映えていました。この後、将棋頭山まで稜線を行き、帰路は濃ヶ池経由で戻りましたが、残雪が例年になく多くて後半は大半が雪路となり、期待していた花は見つかりませんでした。

下は行者からの赤岳。木曽駒ヶ岳のあと、八ヶ岳は晴れると予想して八ヶ岳山麓に戻りました。が、夜中強い雨が降って9時頃までどうしようか迷っていたのですが、好転の兆しがあり、とりあえずここまで来たら、雲がいきなりパッと駆け上がって一瞬山容が見えました。この時は数秒で再び雲に閉ざされましたが、稜線に出た頃からは完全に雲が取れて撮影日よりとなりました。ただ、目指す花はなかなか見つからず、朝グズグスしていたこともあって、下山は日没との競争になりました。

いつもこんな調子です。なぜだか判りませんが、私はものすごい晴れ男なので、出かけたときは滅多に雨には降られません。花の撮影はお天気が重要。これだけは自慢できるかな?・・・と思っています。(笑い)