2013年7月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
  7月16日以降
7.13 女王のフェロモンに誘われて・・・ヤマユリ  
ヤマユリ

今日は午後から曇り空、強い日差しがない分、幾分か暑さも凌げるような気がして、夕方ブラブラしてきました。でもやっぱり暑くて、写真など撮る気もせず、汗だくでボーッと歩いていました。

すると、どこからともなく良い香りが・・・フェロモンのような甘い誘惑の香り・・・思わず立ち止まりました。あっヤマユリだ・・・と思って誘われるように道の横のススキ原に入りました。5mほど進むと10個以上も蕾を付けた立派なヤマユリが凜と立って、下から3つ、立派な花を開いていました。

さすが女王、香りで引きつけ、迫力ある美しさで目を釘付けにする・・・藪の中でも輝く貫禄の女王・・・これが女性だったら、私はイチコロですね。

ヤマユリ のページ

   
7.12 カセンソウも健在  
カセンソウ

丘の原っぱのススキ原の中に意外にもカセンソウが咲く場所があります。周囲の背の高いススキに囲まれて、ええっ・・・と思うような所なのですが、紛れもなく自生のカセンソウ、わずか1m四方なのですが、毎年花を咲かせてくれます。

今年はやや花数が少ない気もしますが、それでも立派に咲いてくれました。

こんな花が町に隣接して身近にあるなんて、つくづく恵まれた場所だと思います。

カセンソウ のページ

   
7.11 「ウサギちゃん」が可愛い・・・ツユクサ  
ツユクサ

どこにでもある身近な花は、見慣れてしまってあまり気に掛けないことが多いですが、気まぐれに観察すると、綺麗だったり可愛かったりする花は結構あります。6月1日に記述したドクダミもそうですが、その上を行くのがツユクサ。

この花、3つの可愛らしい「ウサギちゃん」のアクセサリ(逆さに見るとそう見えます・・・コルゲンコーワのカエルにも見える)が付いてます。これ、雄しべが退化したもので、きっと虫をおびき寄せる作戦なんでしょうね。中途半端に退化した雄しべがその下の黄色いもの、ちゃんと役目を果たすのは2本だけです。
花弁も3枚のうち、2枚が青くて大きく、1枚は白くて小さくて、それより少し大きい萼2枚に挟まれて見えています。

身近にも写真にすると楽しい花がいろいろあります。

ツユクサ のページ

   
7.11 いつまでたっても見分けられないオトギリソウ  
コケオトギリ

これ、コケオトギリ?、それともヒメオトギリ?

特徴を額面通りにとれば、広線形の苞、葉柄ごとに3分岐する特徴などからヒメオトギリ・・・にも見えます。が、過去にヒメオトギリの自生範囲外で「コケオトギリ」とした写真を見ても同様の特徴が・・・。葉が三角状卵形というのも、見ようによってはそう見えます。
というわけで、この写真はボツ。どっちだかわからない。ようは、ヒメオトギリだと思えばどんどんそう見えてくるしし、コケオトギリだと思えばそうも見える。自分の希望で種の判定が変わる・・・こういうことってよくありませんか?

図鑑の特徴も結構当てにならないことがあり、コケオトギリとヒメオトギリの違いを自分なりに認識するまでは、ヒメオトギリのアップは「お預け」にしようと思います。

コケオトギリ のページ

   
7.10 ノジトラノオが増えた   
ノジトラノオ

数は多くありせんが、ノジトラノオが近所に点々とあります。近年、数が増えて自生地も少し広がりました。花が付かない若い株も結構あるので、来年あたりはちょっと楽しみです。

でも、今までなかった十数mほど離れた場所にも何株か見つかって、「あれっ」と思うこともありました。藪の踏みあと沿いなので、人の靴や衣服に付いて種子が運ばれたような感じですが、もしかしたら、誰かのイタズラで種子を蒔いたのかもしれません。もし人為的であっても、さほど突飛ではないですし、人が度々通る所ならばどこでもよくあること。絶滅危惧種でもあり、いいことではないかもしれませんが、密かに感謝したいと思います。

ノジトラノオ のページ

   
7.10 もう咲いていたマヤラン  
マヤラン

平年よりも2週間も早く梅雨が明けて、いきなり毎日35度、加えてクーラーが壊れて、家にいても猛烈な暑さ。とても撮影に出かける気などおきませんでした。10日にやっと新しいクーラーを付けてもらい、クーラーで英気を養って、久々に近所に出かけました。

気まぐれなマヤラン、今年はもう咲いていて終わり気味でした。ここのマヤラン、6月に咲く年と、9月に咲く年があって、咲く時期が予想できず、綺麗に咲いているのを見たのは1度だけ、見逃してしまうことも今までも度々ありました。今年6月は咲かなかったので、9月だろうと予想していましたが、もしかしてと立ち寄ってみたら・・・大半はもう終わりかけで、写真の1本だけがなんとか体裁を保っていました。

ホント、ここのマヤランには手を焼きます。

マヤラン のページ

   
7.7 ヤマトミクリを見てきました  
ヤマトミクリ

千葉市の隣町、八千代市の谷津田に関東では珍しいヤマトミクリがあるというので見てきました。千葉県では最重要保護植物とされているものです。
おおよその場所しか判っていませんでしたが、県が保護管理しているから、現地近くに行けば何か案内か標識くらいはあるだろうとまたまた安易に考えて出かけました。
が、そのあたりと思われる場所をぐるっと回っても、それらしき案内はなし、仕方なく、「まじめに」探し始めました。ふと、地下水の揚水ポンプが目に止まり、ここではないかと行ってみたら・・・偶然にも当たりました。

自生場所は・・・なんとコンクリート擁壁に囲まれた用水路の中。分枝しない、柄がある、柄が一部合着するなど、特徴は確認出来ましたが、もう少し自然に戻してあげられないかなと思ってしまいました。

ヤマトミクリ のページ

   
7.6 コクラン  
コクラン

千葉県内は比較的多いと聞いていましたので、いずれ撮れるだろうと思って5年、綺麗に咲いている花に出会うこともなく過ぎました。最近知りあいになれた方から市内でも群生している所があるよと聞かされ、私も探してみたいなと思うようになりました。
他の植物の咲き具合から今年は早いだろうと・・・。が、ろくに情報収集もせずに見つけられるはずもなく、たまたま送られてきた友人からのメールにコクランがあって、今回はご厚意に甘えさせて頂くことにしました。

折から梅雨明けを示唆する10m/s以上の南風、何もこんな日にと思いつつも、撮ると決めた以上は1年伸ばしにはしたくないので、高速シャッターの連写でものすごい数撮ってきました。成果は・・・数の力は偉大なり、満足いくものではないけれど、記録に残せる程度は撮れたかなと思っています。

コクラン のページ