2013年9月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
9.23 田んぼのお宝探し2 シソクサ  
シソクサ

数年前までは毎年見れていたとある田んぼ、なくなってしまったなあと残念に思っていたのですが、今年、別の田んぼで点々と咲いているのに気づきました。この田んぼ、去年もチェックしたのですが、全く気づけませんでした。この夏、雨が少なかったせいかみんな5cmに満たないチビチビですが、十数株が点在していました。

そんなに珍しいものではないかもしれませんが、なくなったと思った花が復活してくれた・・・復活ではなく、単に私がドン臭くて気づかなかっただけかもしれませんが、こんな花でも失われてしまうのは寂しいこと。まだまだこの近所も楽しめるフィールドだと安心しました。

なお、この田んぼにもキカシグサがあることが確認できて、私のお宝田んぼの1つに加わりました。

   
9.23 田んぼのお宝探し1 キクモ  
キクモ

近所の田んぼは稲刈りも終わり、再び花好きのフィールドに戻ってきました。有り難いことに、最近は除草剤があまり使われないのか、結構いろいろとあって、この季節が一番面白いです。

このキクモ、田んぼでよく見かける可愛い花ですが、足下が悪くてなかなかうまく接写できません。長靴履いてがんばって、気がつくとおしりにドロがベッチョリ付いたり、バランスを崩して片手をついて、長袖の裾までドロだらけになったり、ろくなことがない。

でも、今年の千葉は、夏の間雨がほとんど降らなくて、田んぼはカチカチ、普通の靴で歩ける状態で、片膝ついても大丈夫。田んぼの花たちには厳しかったでしょうが、草姿の伸びず、こじんまりした綺麗な姿で見れました。

   
9.20 トリカブトはやっぱり難しい  
センウズモドキ

トリカブト銀座、最難関と言われる群馬県西部に9月12日に挑戦、見事玉砕しましたので、もう一度準備し直して最挑戦しました。

トリカブトの撮影は、各部位の「毛」が全てのカギですが、前回、毛の付き方が一様でないものや、複数の種類の毛が混ざっているものなど、なんだこれというもの多数ありました。どうやら交雑しているようで、単純どれかに当てはまるという状況ではないことが判りました。おまけに、撮影時の整理が充分ではなく、どの株のパーツだかわからないものも・・・。
今回はPC持参で再訪し、1日かけて株ごとにPC画面で確認しながら必要な部位の細部の写真を片っ端から撮影してみました。結果はDBページ掲載の通りです。少し判りかけたと思っていましたが、もっと勉強が必要と実感させられました。

センウズモドキ のページ

   
9.18 ツルボが綺麗  
ツルボ

しばらくぶりの近所、台風で少し荒れているかなと思って1日パスして今日出かけましたが、大雨が降ったとは思えない普段通りの姿。さすがにツリガネニンジンは花がだいぶ痛んでいましたが・・・。

ツルボはもえだいぶ咲き進んでいて写真にするにはちょっと・・・というものばかりでしたが、ある一角だけは理想的な状態でしたので、ビジュアル優先で逆光で撮ってみました。白い花糸が花火みたいに輝いていて、ファインダーで見るともっと綺麗でした。

ツルボ のページ

   
9.18 オミナエシの花の毛  
オミナエシ

撮影していると、よく見かける花でも今まで知らなかった特徴を見つける事があります。接写では、肉眼では確認できず、家に帰って写真を整理している時にわかって、そうだったのかと驚くことがあります。

オミナエシ、採取されることが多くて、数は少なくなりましたが、身近にまだ数カ所で見る事が出来ます。距がないという特徴を撮影しようとしたのですが、花冠の基部に毛が写っていました。

知っていらっしゃる方は何を今更とお思いでしょうが、今までの撮影では気づけず、図鑑にもそのような記載は記憶がないもので、私にとってはちょっとした事件。知らなかったことが判るというのは嬉しいです。

オミナエシ のページ

   
9.9 今年もトリカブトのお勉強、成果上がらず・・・。  
ツクバトリカブト(白花)

台風18号、あまり勢力が強くなかったので油断していたらお昼前くらいから急に風が強くなって、ずぶ濡れになって節電対策のヨシズをかたづけました。皆様の中に被害に遭われた方がいらしたら、お見舞い申し上げます。

さて、季節は巡り、今年もトリカブトのシーズン。先週は長野県内をグルッと回って、あれこれ撮り直してきました。トリカブトを苦手にされている方も多いのではと思いますが、私もそのひとり。兎に角、間違っても良いから続けて数多く見ようと数年努力はしていますが、未だに採取地がわからないと判別できないものが多くて・・・。自作のアンチョコ頼りにがんばりましたが、今回もミョウコウトリカブトは判別できず、よくわからないアズミトリカブトはわからぬまま・・・。あと何年やったらわかるようになるのやら・・・。

ツクバトリカブト(白花) のページ

   
9.9 散々だったネコヤマヒゴタイ  
ネコヤマヒゴタイ

この花、いったいどこにあるのか検討も付かずに霧ヶ峰のあちこちを歩き回っていたら、前の日の雨に濡れたせいか、お腹の調子が悪くなってトイレに行きたくなりました。これはヤバイぞと戻りかけた矢先のこと・・・ありました。でも、見事に終わっていました。

一番近いトイレまで、歩いて30分以上かかりそうだし、観光地なのでその辺でという訳にもいかず、だんだんヤバさが増しているので、こんなのいいやと思って兎に角トイレへ・・・。

ギリギリ間に合ってすっきりしたら、もう少し探せば咲いているのがあるのではと悔いる気持ちが大きくなって、また逆戻り。でも戻ってみたら、道沿いから見えるものは全て終わっていて、総苞の特徴がはっきりわかる状態だったのはこれ1株だけでした。せっかくだから、これでもアップします。

ネコヤマヒゴタイ のページ

   
9.9 ノビタキの幼鳥  
ノビタキ

花を追いかけていると、鳥や昆虫を追いかけている方々にもよくお会いします。あまりお話する機会はないのですが、お話させて頂くと、興味深い話を沢山伺えて、ついつい長話になってしまいます。

今回も早朝の霧ヶ峰の湿原で、私がベンケイソウを撮影していたすぐ側で鳥を撮影しようとされているご夫婦がいらして、私は光待ち、ご夫婦は鳥待ちで、お互いヒマなのでお声を掛けさせて頂きました。

その辺に群れているノビタキがいるのに何で撮影しないのだろうと思ったら、それは幼鳥だそうで、成長がサラシナショウマに留まるのを待っているとのこと、私は何でも良いので、とりあえずその辺に留まった幼鳥を安物の望遠でパチリ。望遠が苦手の私にしては、まともに撮影できたほうなので、これで充分に満足です。

   
9.6 急がば回れ、ヒメセンブリ  
ヒメセンブリ

楽して撮影しようとして失敗を繰り返す・・・皆様はそういう事ないでしょうか?私は怠け者なのか、こんなこと年中やってます。
リンドウ科は未撮影が多かったので、今年は集中的に狙ったのですが、シロウマリンドウ、2年続けて安直な場所で撮影を試みて失敗しました。
ヒメセンブリは、昨年まで2年続けて八ヶ岳で狙いましたが、全くダメで、北岳だって容易には見つからないだろうと思って上がったら・・・。多分ここだろうと思って超低速モードで目を凝らして歩き始めてすぐ、あっけなく見つかりました。それもそこから点々と・・・。そして、アカシイリンドウもまもなく見つけました。
ようは、容易にアプローチできる場所で探すよりも、少し面倒でも確実にあると言われる場所に行ったほうが結局楽に見つけられるということ。来年はちゃんと上に上がって、シロウマリンドウも撮ってきます。

ヒメセンブリ のページ

   
9.6 朝焼けに垣間見えた世界遺産 (北岳より)  

富士山が世界遺産になって最近改めて気づいたのですが、どこの山に上がっても、何気なく富士山を探しているなと思いました。どうやら私だけではなく、皆さん同じようで、山頂で誰かが、「富士山だ!」というと、多くの方が「おー」とか「わー」言って一斉に見いますね。先月行った雨飾山でも、どなたかが「さっきチラッと見えた」と言われたら、壮大な北アの光景と同じ位、気になってしまいました。

どこから見ても同じ形で、見えたからと言ってどうっていうことはないのですが、日本人にとって太陽や月と似たような存在なんでしょうね。

実は私、40年以上山に行っているのに、まだ富士の山頂には立っていません。厳冬期に8合まで行っていますが、トレーニングが目的だったので、それ以上は上がりませんでした。この歳までせっかく行かなかったので、富士は最後まで行かずにおこうと思っています。