2013年3月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
3.28 ムラサキサギゴケ  
ムラサキサギゴケ

この類、トキワハゼ、スズメノトウガラシ、アゼナなど、田んぼや道ばたのジメジメしたところなどでよく見られて、とても写真を撮りたいという感情はわき上がりません。ですから、これ、どっちだっけ・・・と名前も分からなくなってしまうことも多いです。

でも、この類の中でこの花は例外、花が2cm近くあって、群生すると、ちょうどカキドオシが匍いつくばっているような感じに見えます。色のちょうどそんな感じです。

今年は早々と3月20日頃から咲き始めました。

ムラサキサギゴケ のページ

   
3.28 本当にお彼岸に咲いた ヒガンマムシグサ  
ヒガンマムシグサ

この花の特徴は、「花が咲いてから葉が展開する」ことなので、咲き始めで撮らないと特徴が判りづらいので、そのつもりで考えていたのですが・・・。先週はじめに見た時はまだ芽゛いてもいなかったようで気づきませんでしたので、ちょっと油断していました。あっという間に咲いたみたいで、多くはもう葉も展開してしまいました。 ガックリです。

ビジュアル的には葉が展開してからのほうが見栄えがしますが、この写真でマムシグサと何処が違うんだと言われても、はて、どこか違うんだろうか、葉に斑があるくらいかなと悩んでしまいます。ただ、さすがの千葉でも、この時期にマムシグサはあり得ませんから、今年の写真だと信じて下されば、ご納得頂けるかなと思います。

ヒガンマムシグサ のページ

 

   
3.26 ムラサキシジミ?  
ムラサキシジミ

蝶、特にシジミチョウは変化があるので、私のレベルではよくわからないことが多いのですが、たぶん、ムラサキシジミではないかと思いました。

越冬した個体みたいで、羽が少し痛んでいました。でも、こんな小さな体で今年の冬の寒さを屋外で越えたんですね。あの大雪にも耐えて・・・。一冬、ストーブにかじりついていた私から見れば、信じられないことです。

越冬開けでまだ体が温まっていないのか、日当たりの良い木などに止まって、じっとしている時間が長く、ちょっと高い場所で望遠になってしまいましたが、落ち着いて撮影できました。

   
3.26 何でこんな所に・・・ネコノメソウが・・・  

一瞬目を疑いました。まさか・・・と思いました。フラフラと歩いていたら、陽がガンガン当たる放棄田の片隅、美味しそうに元気に育つセリが沢山茂る脇で、ネコノメソウらしきものが目に入ったからです。

紛れもないネコノメソウ。ちょっと信じられませんでしたので、よく知る方に聞いてみたところ、「たぶん誰かが種か何か持ち込んだが植えたかしたのでは・・・」とのこと。2年目らしいです。

時々、こういうことがあるそうですが、このような在来植物ならば、環境が合わずにそのうちに絶えてしまうでしょうから、退屈しのぎで気楽に楽しめますが、外来植物が植えられることもあり、それは勘弁して欲しいなと思います。

ネコノメソウ のページ

   
3.24 ヒトリシズカ 咲く  
ヒトリシズカ

この花も芽だしを見過ごしてしまうことが多くて、今年も一部は咲き始めていました。

ただ、同じ場所でも意外と一斉に芽が出てくるわけではなく、木のそばや微妙に地面の凹凸で地温が上がりやすい所が早く、遅いものとは1週間~10日ほど違います。ですから、1週間~10日には、芽だし、咲き始め、葉が緑色になって開き出す・・・という変化を一度に見る事が出来ます。

とはいえ、気持ちの上では誰よりも先に最初の花が咲き出すのを見たいというのが本音。今年もきっと誰かに先越されたんだろうなと思うと、ちょっと悔しいです。

ヒトリシズカ のページ

   
3.24 イカリソウの花芽  
イカリソウ

イカリソウも花芽が上がって来ました。丈はまだ3-4cmほどです。

毎年咲く場所はわかっているつもりでしたが、何もない原っぱ状の所でいざ探そうとすると、枯れ葉に紛れてしまってなかなか見つからず、匍いつくばるようにしてやっと見つけました。

イカリソウは大抵先に葉が出て、数日遅れて花序を伴った茎が立ち上がります。他のメギ科の草本と同様、芽だしの状態で花序が確認できますから、あと数日で咲き出すと思います。

イカリソウ のページ

   
3.23 ハルリンドウの花芽  
ハルリンドウ

フデリンドウには根生する葉はなく、ハルリンドウには厚みのある根生葉が見られ、茎葉も茎に沿うように付いています。どうしてこうなったのかなど、考えたこともありませんでしたが、これを見てなんとなく納得しました。

右の写真で見て頂くとおり、根生葉はロゼット状に横に広がっておらず、葉や花芽を守るように立ち上がっていました。茎葉も同様に花芽を包み込む苞のような役割をしているようです。見た目はユリ根のようです。

根生葉の外側は霜などでボロボロに痛んでいるものも多く見られました。こうやって冬の寒さから大切に守られて、春に可憐な空色の花を見せてくれるのですね。

ハルリンドウ のページ

   
3.23 八重咲きのアマナ (ヤエノアマナ)  
ヤエノアマナ

千葉県内にのみ咲くと言われるヤエノアマナ・・・アマナの品種で学名も一丁前に付いているので、県民としては確認しなきゃと探しに行きました。

朝、雲ひとつない快晴だったのに、車で現地に向かう途中、急に曇りだして、これで花が開いてくれるのか、見つけるまでに時間もかかるだろうしと心配になりました。案の定、花はすぐには見つからず、見つけた頃には大部分は閉じかけていていました。が、閉じ遅れた数輪が待っていてくれていて、何とか撮影することが出来ました。

この花、雄しべが花弁化したもののようで、花弁の先端に葯が付いているものが多数見られました。イメージはヤブカンゾウのアマナ版のような感じでした。

ヤエノアマナ のページ

 

   
3.21 本当だったキバナノアマナ  
キバナノアマナ

都内にキバナノアナマがあることは知っていましたが、どうも雪国の春の花の印象が強くて、ピンと来ませんでした。あっても、貧弱なののしかないのでは・・・と・・・。

一度是非見ておこうと、知人に案内を御願いして見せて頂きました。なんと・・・立派な花を付けて、点々とありました。びっくりしました。

他の花でもそうなのですが、最初に見た時の印象が残ってしまい、それ以外はイレギュラーに見えてしまうことがあります。それではダメだと頭では判っていても、最初の印象ってなかなか消えないものですね。

キバナノアマナ のページ

   
3.21 裂開前の赤い葯 ハナネコノメ  
ハナネコノメ

裂開前の赤い葯がチャームポイントのこの花、何せ日帰り圏内では3月に咲く場所が多いのですが、この時期は毎年なかなかエンジンがかかりません。しかも、冬の間はあまり動かないのでブクブクと太り、今年は10月末からプラス7kg。近場を歩き回ったり走ったりして、必至に体重を落すのが最優先。裂開している葯をボカして誤魔化した写真は撮影できているので、いつも後回しになっていました。

今年は春が早かったので、絶対無理とハナからあきらめていましたが、どういうわけか、日当たりの悪い所で咲き遅れた1群がお情けで出迎えてくれました。しかも開いたばかり。なんたるラッキー!”怠け者にも福来たる”、ありがたやありがたや・・・。

ハナネコノメ のページ

 

   
3.21 ヒロハノアマナじゃなかった  
アマナ

おっちょこちょいは今に始まったことではないので、またかという感じですが、某所にヒロハノアマナがあるという情報を得て出かけました。よく調べもせず、アマナは見慣れているし、「明らかに葉の幅が広い」ものだからわかるだろう・・・と安易に考えて・・・。

落葉樹林内に、葉の幅が明らかに広く2cmほどあるものがあり、あったあったと喜んで、一生懸命撮影してきました。帰ってアップしようとスペックをきちんと調べると・・・どうも違う。苞が3枚? 葉は白線が明瞭? ・・・結局、林内で霜もあまり当たらず、風あたりもない場所で、スクスク育ったアマナだったみたいです。

ほんの数分調べれば判ることを面倒くさがると、結局1日棒に振る・・・わかっていても同じことを繰り返す・・・情けなくなってきます。