2013年3月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
  3月21日以降
3.20 近所にアズマイチゲもあるんだぞ!  
オクノアズマイチゲ

山沿いにお住まいの方ならばそれほど珍しい花ではないかもしれませんが、千葉といえば山もなく、台地上の多くは住宅地、まわりは田んぼや畑、小さな森、こんな所にアズマイチゲが自生しているのですから、ちょっと自慢したくもなります。

近所でもあまり便利ではない場所なので、当分開発されることはないと思いますが、不法投棄されたゴミが結構点在していて、この花の咲く場所に捨てられるのではないかちょっと心配です。盗掘でも開発でもなく、環境の変化でもない、こんな事でもし絶えてしまうことになれば、これほど腹立たしいことはないですね。

オクノアズマイチゲ のページ

   
3.20 カラスノエンドウの色変わり発見  
カラスノエンドウ

珍しいのか、私が見たことないだけなのかは判りませんが、淡いピンク色のカラスノエンドウを見つけました。休耕田脇の土手に、10m前後に渡って群生しておりました。

最初、中途半端に赤味が残っているので、農薬か何かの影響かなと思いましたが、そもそもこのあたり、もう随分前から耕作しておらず、休耕田というより荒れ地に使い状態。除草剤などまく理由もないので、自然の変異だと思います。

普通のカラスノエンドウに比べて、花色がボヤッとしているので、ボケッと見ていると花がないようにも見えて今まで気づけなかったようです。

カラスノエンドウ のページ

   
3.20 地味! ヒナワチガイソウ  
ヒナワチガイソウ

近所ではないですが、千葉市内で見られます。多くの方が散歩などで通られる道ばたにあるのですが、何せこの地味さ、ツルカのコソウなどの若い葉などに紛れてほとんど気づかれることはないようです。

私が今回撮影しているわずか数分の間も、何人もの方が私の後ろを行き来されていましたが、目をこらさないと判りませんから、「こいつ何やってんだろう」「「変わったヤツだ」「危ない人かもしれない」・・・きっとこういう風に思われたに違い有りません。

一応、絶滅危惧種の貴重な植物ですが、たぶん盗掘されることもないでしょうし、ひどく荒らされる心配もない場所なので、地味さが幸いしてほったらかしでも絶えることなく毎年咲いてくれると思います。

ヒナワチガイソウ のページ

   
3.19 ニオイタチツボスミレ 今年初見参  
ニオイタチツボスミレ

このすみれ、花の形もふくよかで綺麗ですが、咲く場所のシチュエーションもいいみたいです。特に咲き始めの頃は、いかにも「春の野のすみれ」、素朴な美しさと春の喜びみたいなものが感じられて、とても好きです。

撮影もとっても楽で、大抵それなりに撮れてしまう。カメラを地面に置いて逆光ギミで撮影すると、それなりの雰囲気が出るような気がして、毎年ワンパターンで撮ってしまいます。

ニオイタチツボスミレ のページ

   
3.19 雨後の・・・つくし  

18日は大荒れで風も強く夜は一時的に雨も降りました。春は一雨ごとに進むと言いますが、まさに・・・。

16日に出始めたなあ・・・と思っていたら、あっという間にご覧の通り。雨後の竹の子ならぬ、雨後のツクシ?あっという間にこんなになっていました。このあたりは足の踏み場がないほどのつくし畑になりました。

話は変わりますが、つくしは食べられると聞き、以前、摘んで佃煮にしたことがありました。鞘の部分は固そうなので取り除いたのですが、胞子(だと思う)のザラザラの食感が悪くて、ちょっといただけませんでした。開く前に摘まないとダメなんでしょうか?それとも茎だけ? でも、茎だけじゃ味はないし、もう1回チャレンジする気にはならない、そんな感じでした。

   
3.17 ヒメウズ  
ヒメウズ

ヒメウズも咲き始めました。まだ丈は10-15cmほどです。

例年ですと3月25日頃が初見参なのですが、背景がオオイヌノフグリで撮れたのは始めてかもしれません。ちょっと新鮮でした。

ヒメウズ のページ

   
3.17 アマナも咲く  
アマナ

この花、そこそこ大きな花なのに、意外と目立ちません。すぐ側まで行かないと咲いているかどうかはわかりませんし、少し離れてしまうとすぐ周囲に紛れてしまいます。むしろ、線形の葉のほうが見つけやすくて、葉を見つけてから、「咲いてる咲いてる・・・」と気づくことがほとんどです。

今回も、葉を見て「アマナがあるな、咲いてるかな」と目をこらしたら・・・、沢山咲いていました。写真にすると花のほうが圧倒的に目立つんですけど・・・。本当に不思議です。

アマナ のページ

   
3.16 ツクシ まだ出てなかったんだ  

早春の象徴の1つ、ツクシが出てきました。今年は他の花があっという間にどんどん咲き進むので、順番がちょっと遅くなってしまっていて、あれ、まだ出てなかったんだという印象。

まだ例年の2割ほどしか出ていませんでしたが、この後も暖かい日が続くそうですから、何年か前のように足の踏み場のないほど見られるといいなと期待しています。

   
3.16 寝ぼけ眼のヒキガエル  
ヒキガエル

田んぼの横の小径を歩いたいたら、山からヒキガエルが転がるように下りてきました。体中、山土だらけ、見るからに今まさに冬眠から目覚めたばかりといった姿です。暖まっていない、やせ細った体でなんとか田んぼ脇まで転がり下りたカエルは、まだボーッとしていて、とても眠そう・・・。何か人間臭くって、月曜日の朝の疲れたサラリーマンみたいな感じにも見えました。

その後しばらくはそのままじっとして、春の暖かい日差しで体を温めているみたいでしたが、やがて水が溜まった田んぼにメスを求めて姿を消して行きました。

   
3.16 フキノトウ こっそりと頂きました  
フキ

少し離れた近所にフキが沢山出る所があり、毎年この時期、少しだけこっそりと頂いております。今年もそろそろと思ったら、もう一部は花が咲いておりました。やっぱり・・・と思ってあきらめようとしたら、少し陰の所はまだ「フキノトウ」の状態で、沢山頂くと申し訳ないので、5つほどいただきました。

2つはテンプラにして、3つはフキ味噌にしました。テンプラもいいですが、フキ味噌は作るのも簡単だし、春の香りがしていいですね。

フキ のページ

   
3.16 一気にタチツボスミレも咲く  
タチツボスミレ

先週早くもアオイスミレが咲いたので、今週はタチツボスミレも咲くだろうと予想していましたが、もうこんな状態の株があちこちに見られました。日当たりの良い所だけですが、1輪2輪ではなく、10輪近く花を付けているものまであって、今年の春の勢いはすごいと改めて思いました。

他には、コスミレやノジスミレも咲き始めました。

タチツボスミレ のページ

 

   
3.12 まさかのハルジオン  

今年は春の花が一気に咲き進んでいますが、これはさすがに驚きました。ハルジオンが咲く寸前でした。

日当たりがよく、風当たりのない場所で、このあたりの数株だけですが、蕾が上がっているだけでなく、下向きの蕾の一部は上を向き始めていました。おそらく1-2日で開花するのではないかと思います。

ハルジオンのページ

   
3.11 コハコベ たぶん・・・  

コハコベは茎が赤く、ハコベ(ミドリハコベ)は緑色・・・そうは言うものの、茎などがアカミを帯びるのはどの植物にも見られるもの。ましてや、春の寒さにどにあたったものは、普通に赤味を帯びるので、本当にこれでいいのかと疑います。葉がやや密だとか、大きいというのも、気温や自生場所次第ですし・・・。

でも、そんなこと行っていたら判断できなくなるのも事実。植物学者でもないのだから、極力茎の赤いものを探して、「コハコベ」らしく見えるものを「コハコベ」としました。ちょっとずるいな・・・と自分でも思いながら・・・。

コハコベのページ