2013年4月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
4.28 新たに近所のエビネの自生確認  
エビネ

今年はキンランは沢山あるけど、ギンランがほとんど見つからず、どうしたんだろうと思いながら、雑木林の中をフラフラ歩いていました。すると足下に・・・ちょっと想像もしていなかった所にエビネが自生していました。びっくりでした。

探そうと思ってもまず見つからないのに・・・枯れ枝が沢山落ちているような所に埋もれるように、ひっそりと咲いていました。咲いているのを見つけられたのはこの1株だけでしたが、こういう出合いって本当に嬉しいです。

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4.27 田植えの準備で刈られてしまったハハコグサ  
ハハコグサ

せっかくのGW、風邪をひいて、咳が止まらなくなって午前中病院に行ってきました。「しばらくは暖かくして安静に」と言われましたが、このお天気、外も充分に暖かいと勝手に解釈して、出かけました。

田んぼはそろそろ田植えの準備、周囲の草払いが始まって、刈られ始めていました。刈られる直前の田んぼを見たら、ハハコグサが沢山群れていて、お願いして撮らせてもらいました。

こんなに綺麗なのに・・・でも仕方ないですね、田んぼですから・・・。 また来年、嫌、今秋にまた出会える時まで・・・。

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4.27 ハナイカダの花で、またやってしまった  
ハナイカダ

葉の真ん中に実が付くことでよく知られるこの植物、あちこちで時々見ますが、はて、花はどんなだっけと考えたら・・・。見たことがない、じゃ、今年こそは撮ってこようと、以前、果実を撮影した場所に行きました。ちょっと早いかなと思いましたが、ちょうど開花中、あったあったと撮ってきました。

家に帰って調べたら、「雌雄別株」、写真はどう見ても雄株の花。隣に確か花が1つしか付いていないものがあり、花が少ないので簡単にしか撮影しなかったのが雌花でした。

事前にちゃんと勉強しないとダメですね。

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4.26 寝ぼけた?ウサギ  
ウサギ

近所を散策中、ふと気づくと、4-5mの所にウサギがいました。あまりの近さに私は驚きましたが、ウサギはそうでもないようで、耳を寝かせて私のほうを見ていました。

どうしたのかなと思ってずっと見ていましたが、全く動きません。レンズを向けたら逃げられるだろうと思い、とりあえず通常装着している花を撮影するレンズで撮影して、それからゆっくりと望遠レンズに交換しましたが、鼻をピクピクさせるばかりでずっと同じ体勢。

何枚か撮影して更に2-3分じっと見ていたら、急に驚いたように耳を立てて逃げていきました。人で言えば、悩みでもあって考え事していたか、寝ぼけていたか、そんな感じのウサギでした。

   
4.26 サワオグルマはどんどん増える  
サワオグルマ

今年も休耕田に沢山サワオグルマが咲きました。

繁殖力はかなり強いようで、昨年も2-3枚の休耕田で見られましたが、今年はその隣接する休耕田にも広がってますます広がりそうな勢いです。数百株はあり、毎年倍々で増え続けているように感じます。

他でそれほど多く見られないのはちょっと不思議ですが、私が気づかないだけでしょうか?

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4.25 もう晩春? ヤセウツボ咲く  
ヤセウツボ

1週間ぶりに近所を歩いて見ました。たった1週間ですが、すっかり様変わり・・・草丈が伸び出して、川沿いに植えられたナノハナは丈が1m以上になって、川面が見えなくなっていました。

道沿いにはコメツブツメクサが咲き始め・・・ふと見ると、その中に寄生植物のヤセウツボがニョキニョキと伸び始めていました。そして、2株ほどは咲き始めていました。

今まで気づかなかった場所なので、例年とどうなのかは判りませんが、だいぶ早いと思います。春の終わりの印象があるので、びっくりでした。でも、いつも見る場所ではまだ確認できませんでしたので、ちょっと安心・・・。

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4.18 キンランの季節  
キンラン

またこの季節が巡ってきました。
市内ではまとまって見られる場所がいくつかあります。5-10株程度がひとかたまりで、それが林内に点在しています。ですから、始めた頃は低山などで沢山見られる花かと思っていましたが、他の地域では目にすることは多くはなく、あっても多くがまとまって見られる所にはなかなか出会えません。

でも、盗掘も絶えず、年々少しずつ減少しているようにも感じます。貴重種の野草を盗掘する方には常習性があるので、おそらく個人の方で、野草好きなのかもしれませんが、すぐ枯らしてしまって毎年盗掘を繰り返しているのだと思います。残念ですね。今年も無事でいて欲しいと思います。
(写真は咲く寸前のものです)

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4.18 少なくなったカワヂシャ  
カワヂシャ

毎年近所のいくつかの場所で見られるこの花ですが、今年は何故かあまり多くないようで、それぞれ10株ずつ程度しか見つけられませんでした。まさか誰かが食べたりしたわけではないと思いますが、昨年に比べて半分~1/3程度しかなくなってしまいました。

このような花、川の側や洪水防止のためのため池のまわりの湿性地などで見られますが、そもそも探しにくい場所ですし、新たに探そうとすると意外と容易ではないと思うので、今見られる場所でなくなってしまうと楽しみがまた1つ減ってしまいます。なんとか復活してもらいたいと思っています。

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4.14 春の野に揺れる「キンポウゲ」  
ウマノアシガタ

10日くらい前から咲き始めていましたが、3割くらいの株で花が咲き始めました。この花が咲くと、野原も春らしい風景になりますね。

ウマノアシガタというなんとも可愛げのない名が付いていますが、群れて咲いている姿にはどうしても「キンポウゲ」の名を使いたくなってしまいます。「キンポウゲ」はウマノアシガタ別名として認められてはいますが、本来はウマノアシガタの八重咲きの品種を指す名なので、紛らわしいので使わないほうが良いと承知していますが、この風景にウマノアシガタの名はないでしょう・・・。

そもそも、葉の形に由来した名だそうですが、どう見ても似ていませんし、誰がこんな名にしてしまったんでしょうか?

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4.14 鮮やかなピンクのジュウニヒトエ  
ジュウニヒトエ

ジュウニヒトエ、いろいろな色がありますが、まるで園芸種かと思うような鮮やかなピンク色のものを見つけてしまいました。

そもそもいろいろな色のものがごちゃごちゃに混ざって咲くから「十二単」の名の由来だと思いますが、濃い青紫は時々見ても濃いピンクのこんな立派な株は初めて見たような気がします。

新緑に映えて綺麗でした。

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4.14 イチヤクソウの花芽がもう・・・  
イチヤクソウ

イチヤクソウの仲間は、蕾が膨らんで咲きそうな姿をあたこちでとてもよく見るのに、なかなか咲かない・・・ずっとそんなイメージを持っていました。意地悪な友人に、春先の姿を見れば謎が解けるよ! と言われて見てみたら・・・。

葉の展開より少し遅れて、もう花芽が上がっていました。ようは、開花の2カ月も前に蕾が上がっていて、その状態で成長しながら開花時期を待っているんですね。

こういうのもアリなんだとびっくりするとともに、何となくそれで納得してしまって帰ってきました。

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4.13 春爛漫 イカリソウ  
イカリソウ

早春の花はそろそろ終わり、野原はいよいよ春本番の花になってきました。左の写真、縮小したのでわかりにくいですが、イカリソウの他に、ヒトリシズカ、ウマノアシガタ、キジムシロ、ニオイタチツボスミレが咲いています。近くにはフデリンドウも咲いています。

花好きにはいい季節になってきました。土曜日、お天気も良かったので、何人かの方が花の撮影に来られていました。花だけでなく、蝶や他の昆虫を探しに来られる方もいらっしゃいます。

やっぱり春はいいですね。

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4.13 チゴユリは咲きながら・・・  
チゴユリ

チゴユリって、前触れもなく突然咲き出すようなイメージがありましたが、そういえば蕾って見たことがないなと思って観察しました。

チゴユリは葉が展開する前に、葉にくるまれたまま開花するようです。左の写真、先端の2枚の葉の中で、すでに開花して雄しべ、雌しべともに見えています。でも、この状態では上から普通に見ただけでは花は見えません。

葉が展開していないのでまだだなと思っていると、2-3日後に開花して驚くのは、こういうことだったんだと納得した次第です。

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4.11 ハルリンドウは青空の申し子  
ハルリンドウ

成東のハルリンドウ、青空の色をそのまま写し込んだような鮮やかな青がミツバチツグリとウマノアシガタの黄色に映えて、輝いていました。春らしい、うららかな光景・・・、暖かな日差しをいっぱいに浴びて・・・と言いたいところでしたが、この日は4月とは思えぬほど風が冷たく、撮影していると寒くてジャケットが欲しくなりました。

そして、途中から青空がにわかに曇って・・・、あっという間に花は閉じて、原から青い星が消えてしまいましたました。わずか20-30分のことでした。ハルリンドウ・・・まさに春の青空の申し子といったところです。

食虫植物の発芽の観察が目的だったので、この愛らしい花は結局数カットしか撮影出来ませんでした。

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4.11 イシモチソウ芽吹く  
イシモチソウ

食虫植物が発芽して、葉が展開する様子を見てみたいと思い、成東の食虫植物群落に出かけました。小さくて最初はなかなか見つける事が出来ませんでしたが、目が慣れてくると、原のあちこちで芽吹いていました。

丈は数mm~2-3cm程度、葉がまだ開いておらず、ちょうど赤ちゃんが指をぎゅっと握ったような、初々しい姿でした。いくつかの展開している葉にはまだ獲物が付いておらず、綺麗なままでした。

春の原にはいろいろな芽が出ていて、その何が面白いのか自分でもわかりませんが、霧中になってしまいました。

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