2013年5月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
  5月21日以降
5.19 田んぼのキショウブ  
キショウブ

もうすっかり春は終わり、初夏。草原はコウゾリと咲き残りのハルジオンくらいしかなく、どこも草ボウボウで目立つのはスイバばかり。

田んぼは田植えも終わり、周囲もきれいに草刈りされて・・・。用水路のまわりのキショウブだけはどこも刈り払われず、沢山咲いていました。昔はカキツバタだったのではないかと思いますが、おそらく、除草剤や区画整理などですっかり姿を消しました。今は外来種の本種。除草剤が以前ほど使われなくなったせいでしょうか?年々増えているように思います。

以前はこんな所にまで外来種が・・・とか思いましたが、最近はこの景色、すっかり見慣れてしまって、違和感を感じなくなりました。

キショウブ のページ

   
5.19 小川のコウホネ咲く  
コウホネ

近所で奇跡的にコウホネが自生する小川は、4-5カ所の湧き水を集め、田んぼの脇を流れ、1mほどの幅でアシ原となった古くからの放棄田に入って行きます。そのアシ原の中に入った小川の1カ所にこの自生地があります。

6月くらいになると時々見に来られる方もいるので、周囲の方々がアシ原の一部を刈り払ってくれるのですが、この時期はまだ充分に払われて折らず、ヘビの出そうな踏みあとをたどって見てきました。アシが邪魔で充分に見えませんでしたが、10輪ほどが咲いていました。

この小川、家庭排水等が一切混ざっておらず、ほぼ全て湧き水だけ、綺麗な水とアシ原の半日影がこれからも維持されてくれれば、コウホネもずっと咲いてくれるのではと思います。

コウホネ のページ

   
5.18 トキソウが綺麗  
トキソウ

また、成東食虫植物群落に出かけました。ここ、千葉市内からでも近そうで意外と時間がかかってしまうのが難ですが、ついつい足が向いていまう好きな場所です。

今はトキソウとイシモチソウ。この季節に出かけたのは5年ぶりくらいでした。一面ピンクになるほど沢山あるトキソウに白いイシモチソウ、黄色いニガナがアクセントになって風景写真にしてもとても綺麗です。

最近千葉市内は昼間はもう暑くて、日蔭に逃げ込むことが多いですが、ここは九十九里浜のほうから川沿いを上がってくる風がとても涼しくて、まだまだ日差しが心地よかったです。一通り写真を撮った後、一緒に来た妻としばらく持参したコーヒー飲みながら、ボーッと眺めていました。こういう時間っていいですね。

トキソウ のページ

   
5.18 ナガバノイシモチソウ芽吹く  
シロバナナガバノイシモチソウ

成東食虫植物群落のナガバノイシモチソウが芽吹きました。まだ丈は5mm程度と苔みたいな状態で、木道に座り込んで探さないと見えないような姿ですが、もししっかりと虫取りの腺毛が付いていて、ちょっと小生意気な姿です。

今ちょうどイシモチソウが開花時期、葉にも沢山虫が付いていて、活躍時期です。この植物の花は夏、イシモチソウが終わる頃、グングン伸びて、小さな虫はナガバノイシモチソウの餌食になります。このあたりの虫は災難が夏まで続く訳ですが、イシモチソウにしてみれば、時期をずらすことで獲物の取り合いが避けられるメリットがあり、今頃になって芽が出てくるのはそういう理由ではないかと思いました。

自然ってうまくできているんですね。

シロバナナガバノイシモチソウ のページ

   
5.14 生き残ったコケリンドウ  
コケリンドウ

館山の海岸にあったコケリンドウの群落、東日本大震災の津波で土壌が流されてしまって、直後に見に行った時は見つけられず、その後どうなったか見てきました。

残念ながら、岩場に広範囲に広がっていた高密度の群落は失われていました。大きな植物が生長できない厚さ数cmの薄い土壌の所に広がっていたので、いとも簡単に持って行かれたようです。他にもミズキンバイの群落も絶えたようです。が、砂浜のスナビキソウは若い株が沢山育っていて復活間近でした。それとウシオハナツメクサがものすごく増えていました。

コケリンドウは土壌が流された所の縁、1カ所だけ1m x 5m くらいの範囲で細々生き延びていました。破壊と再生を繰り返すのが自然ですから、またいつの日か、必ず復活してくれると期待してその場を後にしました。

コケリンドウ のページ

   
5.13 ノニガナが身近にもあった  
ノニガナ

渡良瀬遊水地にあると聞いて、何度か出かけましたが見つけられず。あの広い中から探すのは無理かと半ばあきらめ気味でした。
近所にあるらしい・・・という情報もあり、田んぼ廻りを探しては見ましたが、見つからず。また誤認情報かと思っていました。

念のために、このあたりを昔からよく知る方に聞いてみたら・・・。教えて頂いた所は、時々撮影している草原の隣・・・田んぼでもない、さほど湿ってもいない、撮影したいと思うようなめぼしい植物もない、高台の林縁の草地、そこに点々と咲いていました。びっくりでした。

聞けば、昔からあるとのこと。昔はどこにでもあって、数が減って水回りに多く残されたということなんでしょうね。

ノニガナ のページ

   
5.13 アサギマダラは花がなくてもヒヨドリバナが好き  
アサギマダラ

近所でアサギマダラを見ました。近所ではイケマもキジョランも見たことがないので、もしかしたら、南風に載ってやってきたのかもしれません。

蝶のことはよく判りませんが、このアサギマダラ、花なら沢山あるのに、とまる植物は何故か花のないヒヨドリバナ。偶然かとしばらく見ていましたが、次にとまったのも、その次もヒヨドリバナの葉。写真でよく見てみると、吸収管(口)を葉面にくっつけています。別のヒヨドリバナの葉でも同じように写っていました。何やっているのでしょうか?

でも、これが大好物の花を付ける植物であることはわかっているのかも・・・ニオイでわかるのかもしれませんね。

   
5.13 ジャコウアゲハ舞う  
ジャコウアゲハ

今日はさながらちょうちょの日。レンリソウを撮影していたら、頭上をフワフワと優雅に飛ぶものが・・・。ジャコウアゲハだ・・・とすぐ判りました。

よく見ると、1頭だけではなく、少し離れた所にもう1頭がいました。撮影しようととまるのを待っていましたが、なかなかとまってくれません。仕方なく、苦手の望遠で苦手の動態撮影・・・そもそも私のカメラは古いデジカメで1秒に2-3枚しか連写できない上に、望遠レンズも滅多に使わないから安物、焦点が合うまでに時間がかかって、それでも数撮ればなんとかなるだろうと・・・。その結果がこれ。(笑い)

まあ、これが実力ですから仕方ないとあきらめて、そのままアップすることにしました。花はじっとしててくれるから撮影は楽だとつくづく思いました。

   
5.12 ワニグチソウの蕾って・・・  
ワニグチソウ

ワニグチソウ、もうそろそろかと思って見に行きましたが、苞が開いてからすでに半月以上経過したにも関わらず、まだ咲きません。意外と時間がかかるんですね。でも、もう咲く寸前だと思われます。

ところで・・・。

前から思っていたのですが、この蕾、何かを連想させる形ではないですか?2つ付いていることといい、先端にポッチがあることといい・・・。筆者の人格に関わるのでこれ以上は・・・(笑い)。 でも、そう思いませんか?

近所では数がとても少なく、1m四方くらいに数株あるだけ。花を付けたのはたった5株、毎年こんな状態で持ちこたえています。見れなくなったら寂しいので、がんばって欲しい!

ワニグチソウ のページ

 
5月10日以前