2013年6月

 
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※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
  6月16日以降
6.14 フナバラソウ・・・忘れてた  
フナバラソウ

6月はガガイモの季節。他に花がいろいろあれば、後回しにしたくなるような花ばかりたげれど、この季節を狙ったように咲くこの科の花は知恵者ですね。地味なくせにランと同じずい柱があったり、くせ者です。

5月下旬、近所の広大な原っぱの一角にフナバラソウが咲くのですが、今年はすっかり忘れてました。もうダメかなと思いつつ、雨が上がったので急いで見てきました。1株だけ・・・それも上半分だけですが、咲き残っていました。他は終わったのか、咲かなかったのかちょっと判りませんでした。

この原、元々はまばらな雑木林だったようですが、木が刈られて造成される直前でストップ、放置されたものです。ここにはコシオガマなども沢山咲きますし、キセワタも群生しています。このままにしておいて欲しいですね。

フナバラソウ のページ

   
6.14 ノアザミの季節  
ノアザミ

広大な原っぱにノアザミが一面に咲いていました。どこにでもある花ながら、一面に咲くとそこそこ綺麗です。

ここのノアザミは年2-3回咲き、というより、盛夏を除いてずっと見られます。5月上旬くらいからポチポチ咲き始め、適宜に草刈りがされるので、その度に再生したりして、11月頃まで咲いています。が、他の季節は当然のことながら、草丈も伸びるので、花が他の植物より飛び出して見えるのはこの時期だけです。

花が少なくて、ちょっと退屈なこの時期、ここだけ初夏のお花畑になっていて、見慣れたこの花ながら、同じような風景で沢山シャッターを切ってました。

ノアザミ のページ

   
6.13 ウマノスズクサの花が待ち遠しい  
ウマノスズクサ

今年春、ウマノスズクサのある場所が判って、花が早く見たいのと、どのようにしてあんな変な形の花になるのか知りたくて、5月からほぼ毎週、通っています。5月下旬にやっと小さな花芽が葉腋に付いて、6月初旬はは1cm弱、そして今回は2cmくらいになりました。ラッパの下半分になるのではと思う突起がはっきりしてきました。

撮影したものは自生ではなく、100mほど離れた自生地から移植したものだそうで、本来の自生地はお地蔵様の隣。後ろはこの地域の墓地。毎年7月のお盆前に綺麗に草刈りされてしまうので、花をじっくりと見るために、有志の方がお地蔵様から少し頂いてきたそうです。

ちなみにお地蔵様のウマノスズクサは、まだ花芽が上がったばかり。これでは今年も花が咲く前に刈られてしまいそうです。

ウマノスズクサ のページ

   
6.7 キヨスミウツボかな? (6.13アップ)  
キヨスミウツボ

少し前の高尾山での写真です。見たい見たいと思いながら、2年も続けて花が終わっていて、今年こそは見たいと思い、長野方面からの帰りの寄りました。

何しろ2年も続けて終わった花を見ているので、咲くだろう場所は承知済み。さっと覗いてみたら・・・1cmくらいのこんなものが頭を出していました。これじゃないかな・・・と思ってとりあえず撮って見ました。

今年は高尾も季節が早く、ムヨウランなども1週間近く早く咲いたようですから、今年も終わってしまわないように、近々出かけたいと思っています。

キヨスミウツボ は未掲載です

   
6.11 庭のプラムが実りましたが・・・  
プラム

庭に植えたプラム、そもそもアンズと間違えて買って来てしまったのですが、これも実がなるからいいだろうとそのまま植えましたが、ちっとも実が付かない。それもそのはず、自家受粉しないため、もう1本、別の品種が必要だったのです。

でも、花が桜を小さくしたような花で沢山咲いて綺麗だし、花の香りも春らしい甘い香りが素敵なので、観賞用にしようと樹高を4-5mほどまで大きくしました。

そしたら今年、突然実が・・・10個だけですがなりました・・・が、高い所に実ったので届かない・・・。滅多に現れないオナガが毎日チェックに来るし、昨日もヒヨドリが近くの枝からじっと眺めてました。私が植えたのだから、私のだぞ・・・と思うのですが、何せ写真の1個を除いて届かない、枝は細くて上れないし・・・せっかく実ったのに、敗色濃厚の戦況、虎の子の1個に網をかけて守っています。

   
6.9 ノビルも咲けば可愛い花  
ノビル

南関東の梅雨入りの平年は確か6月10日頃。今年、5月末に梅雨入りと聞いて、どうせまたお天気が良くなって、後から修正になるだろう・・・と思って、長野方面の山に花見に出かけていました。予想通り、3日間、毎日快晴でした。・・・私が勝った、・・・という気分でした。もっとも私は強烈な晴れ男、私の出かける所は雨は降らないので、そのせいかもしれません。(笑い)

ところで、ノビル、近所ではむかごばかりであまり花を見ないと思っていたのですが、今年は花付きが良いようで、とてもよく見ます。結構可愛らしい花で、淡いピンクが初々しく見えました。むかごもついて頭が重いせいか、少し風が吹いただけでヤジロベイみたいによく揺れていました。

いよいよ梅雨に入ったようです。

ノビル のページ

   
6.9 スズサイコ復活?  
スズサイコ

ガガイモ科が続いてしまって恐縮ですが・・・他に花がなくて・・・。

この花、絶えてしまってのではと思っていたので、久々に見た気がします。花も地味、葉も線形で、イネ科などの植物が沢山ある草原にまじっているので、意識していないと見逃す可能性大なのです。

たぶん、「復活」ではなくて「今まで何処見てたんだ」という事なのでしょう。そもそも、以前見たのはここから200-300m離れた所、ここのものはずっと見逃していたようです。まだ他にもあるのでしょうね、きっと・・・。

スズサイコ のページ

 

   
6.9 クリの花から動かないアカシジミ  
カアシジミ

よく知る方に、「アカシジミがいるよ」と教えて頂いた時は、実は名前すら知らなかったので、「ベニシジミ」の別名かと思ってしまいました。見て2度びっくり、シジミチョウにこんな綺麗な蝶もいたんですね。

逃げないうちにと、また苦手の望遠で撮影をはじめましたが、この蝶、クリの木から全然離れない・・・しかも、ずっと同じ場所。この蝶にとってはよっぽど蜜が美味しいのでしょうね。私にはこの花のにおい、クサイとしか思えないのですが、この蝶にとっては食欲をそそるニオイなんでしょうね、きっと・・・。

上に記述したスズサイコを撮影してルンルン帰りがけに見たら、ほんの少し動いた所でまだ花に頭を突っ込んでました。

   
6.3 クサナギオゴケも・・・  
クサナギオゴケ

オオカモメヅルが咲いたのだから、これだって咲いただろう・・・何の根拠もないけれど、勝手にそう思って隣のそのまた隣の市に出かけてみました。場所は初めてでしたが、意外とあっさり見つかりました。結果はご覧の通り・・・運良く当たりました。まさにガガイモの季節なんですね。

それにしても、これまた撮りにくい花で、花序が思った以上に長くて、ツルでなくてもツルみたいなもの、倒れ込んで横に張った花序柄が他の植物に絡んでしまっていました。普段は滅多にしない整形を試みましたが、切れてしまいそうで怖くて、もういいやと、そのままでトライしてみました。

左の写真、まあまあで撮れてますが、花はガガイモ科らしい花、実際の全体の姿はそんなに綺麗じゃないです。

クサナギオゴケ のページ

   
6.2 咲いてくれたのはいいけれど・・・オオカモメヅル  
オオカモメヅル

従来咲いていた所は絶えてしまって、新たに2カ所で見つけました。が、この前撮った所は森の暗い場所で蚊も凄いし、撮り直そうともう1カ所に出かけましたが、やっぱりダメ。暗いし被写体も小さいので、フォーカスもあわない。マニュアルだとファインダー越しではよく見えない。

そもそもここのものは、みんなツルが横に匍っていて、花が葉に隠れるので、下から見上げないと見えません。よっぽどLED間接光を使おうかと思ったら、一瞬陽が差してくれました。何でこんな条件の悪いところに咲くのか、文句の一つでも言いたくなりました。

でも、こんな写真じゃ仕方ない。まだ咲いていない株も多数あるので、いずれもう少し条件の良い株で撮り直したいと思います。

オオカモメヅル のページ

   
6.1 ドクダミの毒と華  
ドクダミ

植物に被れることは滅多にないのですが、このドクダミだけはダメ。根が一番ダメで、葉や茎の汁もダメ。触れると痒くて半日もだえ苦しみます。庭の草取りでも、ドクダミだけは女房を呼んで抜いてもらってます。

私と同じでなくても、この花が好きな人はいないのでは・・・? 薬草にもなる有用植物なのに、人の生活の廻りにいくらでもあるし、ジメッとした所に群れる「トイレの裏の花」のような印象がある、それに名前が良くない・・・。

ですが、この花、よく見ると結構綺麗。少なくとも写真写りは良いです。そもそも花だけ見れば、ヒトリシズカに4枚の花びら様の総苞片をくっつけた構造。ヒトレシズカを撮ってドクダミを撮らないのは「不当な差別」。こんな花撮影したら花好きの沽券に関わる等と言わず、勇気を出して撮りました。

ドクダミ のページ

   
6.1 イチヤクソウ開花  
イチヤクソウ

まるで6月になるのを待っていたかのように、イチヤクソウが開花しました。まだ一部の株の1-2輪だけで、しかも花柱も伸びきっておらず、当然葯も開いていませんが、花冠は開いたので「開花」としました。

春があれだけ早かったのですが、最近は落ち着いてきたように感じます。この時期は春と夏の間の端境期、めぼしい花もなく、夏の花の成長の見回りみたいな感じです。しかも、うかつに森に入ると、子育て中のカラスに威嚇されるし・・・。

このイチヤクソウの咲く場所も、例年はすぐそばにカラスが営巣して、これまで数回突かれたり、羽で叩かれたりしました。そうでなくても、カラスたちに監視されて撮影するのは気持ちいいものではありません。が、今年は引っ越してくれたので安心でした。

イチヤクソウ のページ