2016年4-5月

 
トップページ
(2012) (2013) (2014) (2015) (2016) (2017) (2018) (2019) (2020)  

 
※ 日付はいずれも撮影日です。アップは不定期に行っています。
   
5.26 庭にあるのに初めて見た ・・・オモトの花  
オモト

最近、我が家の庭はすっかり「雑草園」となっております。理由は2つ、1つ目は私があっこっちほっつき歩いて靴や服に種付けてくるから・・・。2つ目は主が怠慢で庭木が伸び放題、それを良いことに、鳥たちが集まって、落とし物をいっぱいするから・・・。マンリョウやセンリョウ、ナンテン、ユキヤナギ、タチバナモドキ(ビラカンサ)、アキグミ、サンショウ・・・みんな近所から鳥たちが持ってきた。ヤブランやジャノヒゲ、ツタも。一応、全部「自生」。

そして、オモトも鳥たちのお土産。でも庭にあると思うと、いつでも撮れると思うからずっとほったらかしていて、急に思い出して撮影しました。実は、オモトの花を見たのはこれが初めて。わざわざ遠くに見に行くこともあるのに、自分の庭に何年の前からあるものが「初めて見る」というのもヒドイ話・・・。そういえば、他にも撮ってなかい植物いろいろあるなと気づいたけど、また後で・・・となりました。

オモト のページ

   
5.23 今年のクサナギオゴケ  
クサナギオゴケ

今年は春が早かったせいで、クサナギオゴケも半月早く、5月10日頃に開花しましたが、早くも一番綺麗な時期を迎えつつありました。

が、この植物、先端のツルがいろいろなものに絡みつき、互いに絡みついたりして草姿は乱れがち、丈は大きいし花は小さい。兎に角撮影しにくい素材。でもそこが面白い。
ただ暗めの林内のヤブにあるのでヤブ蚊は多いし、光待ちの時間は長いから、献血に来てるようなもの。特に今日は暑くて汗いっぱいかくから、虫除けしたって効果も薄く、刺され放題。

そういえば数年前、両方の目のまぶた刺されて、その後、まぶたが重くなってエライ目にあったなあと思い出しました。ムヒも塗れないし・・・。

クサナギオゴケ のページ

   
5.11 やっとモヤモヤが晴れて・・・ヨコハママンネングサ  
マンネングサの比較

今までオカタイトゴメと思っていたもの、3月頃からヨコハママンネングサではないかと疑い始めたのですが、何せ資料に乏しく、且つ、オカタイトゴメ自体、他で見たことがなかったもので、いずれも確信が持てずにいました。

ここに来て、やっとオカタイトゴメではないかと思われるものを近くで見つける事ができ、今までのものと比べて見ました。左の写真、左からメキシコマンネングサ、従来オカタイトゴメと思っていたもの、今回見つけたオカタイトゴメ です。比べて見ると意外とはっきりとした違いがあって、やはり、今まで誤っていたことが判明しました。
花は6月末頃なのでまだ見れていませんが、この仲間、どうせ似たり寄ったり・・・それでも咲いたら見てこようと思っています。

ヨコハママンネングサ のページ
オカタイトゴメ のページ

   
5.10 ヒキヨモギがあった  
ヒキヨモギ

2-3日雨が続くと思ってまじめに仕事してたのに、お昼になったら薄日が差して、ああ勿体ないと思ったら落ち着かなくなり、ちょっと休憩・・・実質はサボってお散歩に・・・。

もっとも、春の花はそろそろ終盤にさしかかっていて、特別みたいものもなし、で、また変な外来種のような下手物探しを始めました。ところが、下手物どころかお宝が・・・。ヒキヨモギ。まさか・・・と思ってマクロで詳細に見たけど、そうとしか思えない。速攻で家に帰って同時期に写した他場所の写真と見比べたら、やっぱりそうみたい。

今まで、山梨だとか福島だとか、果ては青森だとかで見ていたものが家から徒歩圏内にあるというのは嬉しいもの。住宅街も近いので、引っこ抜かれたり、踏み潰されたりして咲いてくれるかわかりませんが、8月が楽しみになってきました。

ヒキヨモギ のページ

   
5.9 シロツメクサで思い出した「お花摘み」  
シロツメクサ

シロツメクサのお花畑・・・昔に比べると見る機会が減ったように思います。昔は外来種の代表みたいにそこら中にあって、女の子たちが花を摘んで、花冠作ったりして遊んでた・・・。

下世話な話で恐縮ですが、花摘みに「お」を付けると、我々古い山ヤにとっては別の意味。女性がおしっこに行くとき、「お花摘み行ってきま~す」と言って茂みに行くのが決まり。対して、男性は「雉撃ってくる」とか、「雉行ってくる」とか言ってました。また、ある大手のデパートでは、店員は客に判らないようにトイレのことを「キジ」と言ってました。多分これらは昔、農作業などで屋外でおしっこするのが当たり前だった頃の隠語。昔の人は恥じらいのある素敵な表現してましたよね。

妻も子供達もみんな山に行くけど、そういえば今、みんな使ってない・・・いつから使わなくなったんだろう・・・。

シロツメクサ のページ

   
5.5 また変な外来種・・・コモチナデシコ  
コモチナデシコ

5月に入ったばかりだというのに、夏みたいな暑さ。4月はお散歩する人が沢山いた小河川の堤防、午後になったら人もめっきり減って、気づいたら、遠くまで人影なし。

おまけに、この時期は川沿いの土手は春の名残の菜の花と、コメツブツメクサ、ムラサキツメクサ、それにヤセウツボばかり。ヒユの仲間が芽吹いてるけど、何なのかちっともわからず、面白くないなと思っていたら見慣れない植物が・・・。花はフシグロみたいだけど、ピンク色、葉も上部にはほとんどなく、基部で分枝する以外分枝しない。更に茎頂に大きな苞が付いてそこから次々と花をさかせるようです。(矢印)

外来種のコモチナデシコ。牧草にくっついてきた種。在来種にない花序の構造をしていてとても面白く、しばらくははまりそうです。

コモチナデシコ のページ

   
5.2 タイミング良く、ショウブを見つけて・・・  
ショウブ

もうすぐ節句、遠方から花好きの知人が見えて、近所をご案内しました。今年は全般に花が早くて、面白いものがあまり咲いていない時期でしたので、どれだけ喜んで頂いたかは判りませんが、いつもフラフラしているエリアをまわりました。

ある植物をご覧頂いていたら、その知人が、「アッ・・・」、続いて私も「エッ・・・」。その植物のまわりにあったものは、ショウブ、点々と咲いていました。こんな大きなもの、何で気づかなかったのか・・・でも、小さなものばかり見てると、大きなものって意外と見落とすことがあるもの、不思議です。

撮影してから、葉を少し頂いて帰りました。充分健やかに成長した子供より自分達の健康が心配な昨今、久々に菖蒲湯につかりました。葉の量が少なかったのですが、それでもほのかに優しい5月の香りがして、私の邪気も無事払われました。

ショウブ のページ

   
4.20 「蕾があがったかな」・・・どころじゃなかった・・・キンラン  
キンラン

キンラン、そろそろ蕾が上がってきただろう・・・と思って見に行きました。「エエッ!もう咲いている!」 咲き始めた・・・というレベルではなく、あちこちでもうしっかり咲いていました。例年より1週間ほど早いようです。

でも、まわりに沢山あるホウチャクソウは・・・というと、チラホラ咲き始めている・・・という程度。こちらは平年並み。ジュウニヒトエもまだまだ盛り。じゃ、ケブカツルカコソウはと別の場所に見に行ったら・・・これも咲き始めていていました。でもまわりのコメツブツメクサはまだほとんど未開花。タツナミソウは蕾もまだ・・・。

何でも早いかというとみんなそれぞれ。育ちが違えば十人十色、大器晩成だと思ってた私の人生、いつ開花するんだろう!

キンラン のページ

   
4.16 サワオグルマを見に来たのは・・・  
サワオグルマ

休耕田のサワオグルマ群落が最盛期を迎えているので、見に行こうと思ったら・・・先客がいました。写真、右のほうに群落があるのですが、キジが子供?メス?を2羽連れて来てました。

最近、キジがものすごく増えて、見ない日はないというくらい沢山・・・。この日も田んぼ1枚へだててもうもう1組のつがいが・・・。もはや野のニワトリ状態。ですから、人にもある程度なれていて、10mちょっとの距離があれば、早々逃げない。特にヒナやメスが一緒にいると、オスはびっくりするくらいがんばっちゃう。私よりずっと男らしい。偉いっ!

せっかく休らいでいるのを邪魔するのも可哀想なので、ここで見るのはやめて、近くの川辺のカワヂシャ、見に行きました。

サワオグルマ のページ

   
4.8 迷い中・・・オカタイトゴメ?  
オカタイトゴメ?

近所に小さなマンネングサが何カ所かにあり、ちょっと前まで、全部、オカタイトゴメとしていました。「ヨコハママンネングサ」なる怪しげなものを知るまでは・・・。

何でも、葉が少し長くて、粒状の突起がある、葉が3輪生・・・というのが特徴らしいので、今回改めて、サンプルをちょっとばかり頂戴して観察してみました。すると、1つは葉は互生で長さ5mmで突起はほぼなし、もう1つは、まだ成長していないけれど、葉に突起が多い・・・後者はどうやらヨコハマの可能性、で、前者は・・・あれっ、オカタイトゴメは葉が3mm・・・のはずだから、これは何だ・・・ということに・・・。

ちまちましたものをいくつも見ていたら、だんだんいらいらしてきて、誰だ、「ヨコハマ」見つけた奴・・・という感じに・・・。でも、千葉は神奈川には負けるので、とりあえず、もう少し成長するまでおあずけということにしました。

   
4.6 1輪だけ咲いた(2)・・・ホタルカズラ  
ホタルカズラ

つい2-3日前、小さな蕾が付いているのを見つけて、これが最初に咲くな・・・あと10日くらいかな・・・なんて思ってました。が、私に隠れて蕾を膨らませていた奴がいて、偶然通りかかったら、誇らしげに開花してました。

騙し合ったり、競い合ったりしてるわけじゃないけど、何か悔しい。負けた・・・先超された・・・という感じ。果樹の実が熟すのを待っていたら、オナガの群れがやってきて先に食べられてしまったヒヨドリの心境。

それにしても、こんなに早く咲き出すとは・・・。咲き出して1-2日のようで、まだピンク色が残っていました。

ホタルカズラ のページ

   
4.6 1輪だけ咲いた(1)・・・イカリソウ  
イカリソウ

この時期、花といえば何たって桜。すっかり春めいた田んぼや原、芽吹き始めた木々、暖かい日差し・・・そして淡いピンクの桜、日本の春は人も自然も桜が支配している・・・。

桜を合図に、次々と野草が咲き出しました。本日初お目見えしたのは・・・ウマノアシガタ、ジュウニヒトエ、アカネスミレ、ヤブニンジン、ノヂシャ、それにイカリソウ、ホタルカズラ。いよいよ真打ち登場です。

快晴の空の元、急遽仕事はお休み。コンビニでおにぎりとお茶買ってゆっくりお花見(桜の)するはずでしたが、いつものクセでどおしても下にも視線が行く・・・で、これも咲いた、あれも咲いたとなり、上見たり下見たりで大忙し。結局おにぎりは食べずに持ち帰り。これが貧乏性の性、悲しくもあり、楽しくもあり・・・。

イカリソウ のページ

   
4.4 今年もサワオグルマ園、開園  
サワオグルマ

今年も休耕田のサワオグルマ、咲き出しました。

約500mほどの距離の間に4カ所、合計で田んぼ10枚ちょっとで数百株が咲き乱れます。どうやら農家の方も見に来る方を意識して下さっているようで、秋にそこそこ綺麗にアシを刈ってくれていました。もっとも、それしかやってませんから、春に出てきた他の野草も元気に沢山芽吹いていて、どこやらの湿原のような風情。なかなかいいです。

でも、数が多いので、全部咲くと背の低いセイタカアワダチソウの群落のようになって何が何だかわからなくなるから、咲き始めの今が、一番春らしい自然な風景。
だいぶ目立って来たので、「花の都 千葉」のキャツチフレーズで、自然よりチューリップを愛する行政が、わかんない理屈で余計な事しないといいなと思ってます。

サワオグルマ のページ

   
4.4 たまげた! マツバウンラン  
マツバウンラン

おそらく、皆様には驚くに値しないことかもしれない、単に私が無知でバカだったたけなのですが、てっきりマンネングサの仲間の葉だと思い込んでいたこれ、マツバウンランの根際の葉だとわかりました。いや、もう、びっくりしました。

虫の知らせか、神のお告げかわからないけど、何か気になって立ち寄ったのですが、それでもしばらくは花茎に気づかず、「やっぱりメキシコマンネングサに似てるよな」・・・と思いつつ、何株か見てゆっと花茎が伸び始めているのに気づきました。その時は、「エッ、エー、嘘でしょ」という感じ。見事にダマされていたわけで、お見事・・・という感じでした。

これまで適当な観察して、わかったつもりになってるからこんなことになるわけで、他にも知ったかぶり的なものがあるようで、怖いです。 (写真は3月20日頃のもの)

マツバウンラン のページ

   
4.3 マルバスミレ  
ヒゲケマルバスミレ

いよいよ4月になりました。今年は咲き始めは早く、その後も極端な寒の戻りはなかったけれど、何故か花は少し遅れ気味に推移してます。桜も31日に東京は満開になったけど、千葉はやっと今日あたりに満開・・・。

このマルバスミレも例年なら3月下旬には咲きますが、今年はやっと咲き出しました。イカリソウは陽当たりの良い所でやっと根生葉が出てきた所、ジュウニヒトエはあとちょっと、原っぱのフデリンドウももう少し、ケブカツルカコソウやホタルカズラは蕾が見え始めてきた所です。
花だけじゃなく、ツグミたちはどうやらこの2-3日で北に旅だったようです。でもジョウビタキはまだ庭で遊んでる、そういえば、どこでだか判らないけど、今年初めて蚊に刺されました。今週は、近くの小学校の入学式、庭の草取りもしなくっちゃ。多少遅れてたって・・・春ですね。

ヒゲケマルバスミレ のページ