千葉市は面積こそそこそこありますが、最も標高の高い場所も100mくらい、山もなく大きな河川もなく、自然の変化に乏しい地勢です。地質も柏崎-千葉構造線が市内の地下を分断しているはずなのですが、表層は関東ローム層、堆積層のいずれかしかなく、沿岸部は全てが埋め立て地です。気温は東京より僅かに寒暖差が小さいですが、房総のような外洋性の温暖な気候ではありません。東京湾港から鹿島灘に抜ける関東平野の風の道の上陸地点にあり、東京近郊では「風が最も強い町」というのが唯一の特徴ではないかと思います。
東京近郊の他の町と同様、1990年頃までは宅地化が進み、山野が切り開かれ、田は埋め立てられて急速に自然が失われていきました。2000年以降はその流れは完全に止まりましたが、高齢化の波に洗われて、残された田畑や山林の荒廃が静かに進みつつあります。
珍しい植物はほとんどありませんが、そんな中でも残された自然、観察してきた植物、570種ほどを纏めてみました。
分類はAPG体系です。
あ |
アカネ科 アカバナ科 アブラナ科 イラクサ科 オオバコ科 その他ア行(1) その他ア行(2) | ||
か |
キク科(1) キク科(2) キク科(3) キンポウゲ科 ケシ科 キキョウ科 クサスギカズラ科 その他カ行 | ||
さ |
シソ科 スミレ科 セリ科 その他サ行 | ||
たな |
タデ科 ナス科 ナデシコ科 その他タ~ナ行 | ||
は |
バラ科 ヒガンバナ科 ヒユ科 ヒルガオ科 その他ハ行 | ||
ま |
マメ科 その他マ行 | やら |
ラン科 その他ヤ~ラ行 |
(イネ・カヤツリ・ホシクサ等は掲載していません)