APG 千葉市近郊の植物 9

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月、適地は千葉市内で記述しています。



キンポウゲ科
ウマノアシガタ
4月 草地
里で見られるキンポウゲ。葉は掌状に3-5裂、茎とともに白毛が多い。花は5弁花で2cm、強い光沢があります。
 
  キツネノボタン
4-5月 林内
茎が細く、葉は1回3出複葉、花は径1cm。茎は無毛かわずかに毛が見られます。

         
ケキツネノボタン
4月 田んぼ
全体に毛が多く、茎はがっしりしており、葉は1回3出複葉で小葉は更に3深裂します。花は径 1-1.5cm ほど。
 
  タガラシ
3月 田んぼ
葉は3-5中~深裂、根生葉に長い柄があり、水位に対応します。花は1cmで花弁に強い光沢がある。

         
ヒメリュウキンカ
4-5月 草地 -園芸逸出-
近年各地で逸出し始めた種。茎葉は1枚で多くは根生し、広卵形・全縁。花弁は概ね10個。

 
  イチリンソウ
4月 林縁
根生葉とは別に伸びた茎に葉が3輪生し、花は萼片5-6個で径4cm。葉は3出複葉で小葉は欠刻羽状に裂けます。
         
ニリンソウ
4月 林縁 明るい林内
根生葉とは別に伸びた茎に葉が3輪生し、葉は2深裂、斑があります。花は1-4輪付き、径2cm。

 
  アズマイチゲ
3月 明るい林内 笹藪
葉は3輪生し、3出複葉、小葉は柔らかく先端側に粗い鋸歯がある。花は2-3cm。市内で見られるのはオクノアズマイチゲと呼ばれる型。
         
ツクバトリカブト
9月 林縁
花柄の毛が屈毛で、葉はふつう3全裂で側裂片は更に2深裂、葉柄に微屈毛があります。

 
  アキカラマツ
8-9月 草地
茎葉は2-4回3出複葉、小葉は楕円形。ふつう小托葉がありますが、ないものもある。花は多数で葯は淡黄色、花糸は葯より細い。果実は1-4個。
         
ヒメウズ
3月 道ばた 草地
葉は1回3出複葉、茎は葉腋毎に2分岐を繰り返します。花は径5mmほどで日中平開します。

 
  サラシナショウマ
10月 林内
葉は3回3出複葉、小葉は小さい。長い穂状の花が印象的。

         
イヌショウマ
10月 林内
葉は2回3出複葉、小葉は円心形で切れ込みます。穂状の花序を出し、しばしば花序は分枝します。

 
  センニンソウ
8-9月 林縁
ツル性植物。葉は奇数羽状複葉。花は花弁に見える萼片4枚が十文字に展開します。

         
ハンショウヅル
5-6月 林縁
ツル性植物。葉は3出複葉、花弁に見える4枚の萼片は肉厚で内側に毛が密生します。

   
 

カザグルマ



ケシ科
ジロボウエンゴサク
3-4月 田んぼまわり 林縁
茎葉は2枚で2回3出複葉、多くは更に3裂します。花は数は多くはなく、淡赤紫色。

 
  ムラサキケマン
4月 林縁 林内 草地
葉は2-3回羽状複葉で更に裂け、鋸歯があります。花は多数付き、苞は扇状で羽裂。白花で部分的に赤紫のシロヤブケマンも市内にあります。
         
クサノオウ
4-5月(-7月) 草地 畑地 林縁
葉は1-2回羽裂しますが、小葉の1箇所がくびれる独特の裂け方をします。花は山吹色。始めは全体に軟毛が多い。
 
  ナガミヒナゲシ
4-5月 道ばた 空き地 -園芸逸出帰化種-
3-6cmのオレンジ色のケシらしい花です。繁殖力が強く、どこでも育つので、いたるところで見かけます。

         
タケニグサ
6-7月 草地 林縁
丈が2mにもなり大きな花序を付けますが、花は地味。葉は寸づまりの菊の葉状。市内には葉裏や柄に毛のないケナシチャンパギクも見られます。