APG 千葉市近郊の植物 13

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月、適地は千葉市内で記述しています。



スミレ科
タチツボスミレ
3-4月 草地 明るい林内
最もポピュラーな有茎のすみれ。鞠状に拡がります。色は青紫~白。数多くの品種のうち、ケタチツボスミレオトメスミレなども市内にありました。
 
  ニオイタチツボスミレ
4月 草地
花色は鮮やかな紫色。側花弁がふくよかで僅かに香ります。有茎のすみれながら、花期には茎はほとんど伸びない。
         
ニョイスミレ
4-5月 湿った草地
よく見られるすみれの1つ。花は径1cmほどと小型。側弁に毛が見られます。

 
  アオイスミレ
3月 草地
最も早く咲き出すすみれ。3月上~中旬頃に咲きます。側弁が平開せず、前に伸びます。

         
スミレ
4-5月 草地 土手
積雪地に多いすみれですが、市内にも少数見られます。葉が斜め上に展開し、基部がくさび形、柄に翼があります。
 
  ヒメスミレ
4-5月 草地 芝生 道ばた
丈が5-6cm前後の小型の無茎すみれ。葉は横に展開し、翼はほとんどありません。若い株では閉鎖花になることが多い。
         
コスミレ
4月 草地 林縁
葉は長卵形でロゼット状に綺麗に展開することが多い。ふつう側弁に毛はありませんが、毛のあるヒゲコスミレも市内で見つかります。
 
  ノジスミレ
4月 道ばた
葉や花弁の縁が波立つことが多く、距が細長いすみれ。葉は始めは狭披針形で、咲き進むと三角状。市内では側弁に毛のあるオトコノジスミレが多い。
         
アカネスミレ
4-5月 草地 土手
明るい赤紫色の花を沢山咲かせるすみれ。全体に柔らかな毛が多く、側弁が内側にすぼまって花柱が見えにくいのが特徴。距は長い。
 
  マルバスミレ
4月 明るい林内
花色は白、側弁がふくよかで葉が卵形のすみれ。普通、全体に毛が多いがないものもある。側弁に毛のあるヒゲケマルバスミレも市内で見られました。
         
シハイスミレ
4月 草地 道ばた
市内ではごくレアなすみれ。葉は長卵形で基部は心形、花茎が赤く、花色は淡いピンクで側花弁に毛はありません。
 
  アメリカスミレサイシン
4-5月 湿った草地 -園芸逸出帰化-
外来の有茎すみれで繁殖力が強く、花色は写真の他、紫などがあります。葉は深い心形、鋸歯はタチツボスミレなどより明瞭。

セリ科
ハナウド
5月 草地
丈は1-2m、葉は3出又は小葉2-3対の単羽状複葉。小葉は卵形で中~浅裂。複散形花序は大きく、小花序の外側の花の外側に花弁が大きい。
 
  ノダケ
9-10月 林内
丈は1m前後、葉は3出複葉で小葉は羽状気味に裂けます。花は5-8cmくらいの複散形花序で、花色はふつうエンジ色、時に白。
         
セリ
7-9月 休耕田 小川沿い
八百屋でおなじみの植物。普通に沢山あります。丈は多くは30-50cm、葉は1-2回3出複葉。市内の食べ頃は2下~3月の茎が伸び始めた頃。
 
  ヤブジラミ
6-7月 明るい林内
丈は多くは50cmくらい、葉は2-3回3出複葉で裂片の先端は尖ります。花序は小さく、小花序に付く花は4-10個。
         
オヤブジラミ
5月 道ばた 荒れ地
ヤブジラミより花期が早く、身近な向陽地で見られます。葉は3回3出複葉、花序はヤブジラミより更に小さい。果実にカギ状に曲がった刺毛がある。
 
  ヤブニンジン
4月 林縁 明るい林内
葉は1回目は3出、2回目は羽状に裂け、茎とともに毛が多い。花序は小さく、果実は細長い。

         
ミツバ
6-7月 林内
葉は八百屋で見るものと同じ、小葉の大きな3出複葉、重鋸歯があり、独特の芳香があります。花序も花も小さく、目立ちません。
 
  ウマノミツバ
6月 林内
丈は多くは50-100cm、葉は3全裂で下部の葉は側裂片が更に2深裂します。 花は小花序に密集して付きます。
         
カノツメソウ
7月 林内
丈は1m以下、根生葉は2回3出複葉、茎葉は3出複葉の3全裂、小葉、裂片ともに広披針形。花はややまばらな散形花序に付く。
 
  セントウソウ
4月 明るい林内
丈は20cm前後、葉は多くは根生し、1-3回3出複葉で小葉は更に切れ込みますが、最終裂片の形は様々。花序は3-4cmほど。
         
ツボクサ
5月 草地
茎は地を匍い、節から根と数個の葉を伸ばします。葉は3-5cmほどの円心形、基部に小さな花序が付きます。