APG 春を待つ姿・・・根生葉&芽吹き <成東1>


成東湿地の春は例年ですと千葉市内より1週間ほど遅れます。意外に思われるかも知れませんが、九十九里から川沿いに冷たい風が流れ込むため、気温もやや低めです。芽吹きは3月に入ってからになります。

Part2
成東編


キバナノマツバニンジン
キバナノマツバニンジン (アマ科)
 長楕円形の葉が茎に沿っている
 
ノハナショウブ
   
  ノハナショウブ (アヤメ科)
 上部の葉を内側に挟み込んで出てくる
         
アリノトウグサ
アリノトウグサ (アリノトウグサ科)
 5mm程度の卵形の葉が対生 茎は赤い
 
オトギリソウ
   
  オトギリソウ (オトギリソウ科) 
 葉の黒点がはっきりと見え、むしろ最初の頃のほうが見えやすい
         
ミズオトギリ
ミズオトギリ (オトギリソウ科科) 
 長楕円形の葉は赤味を帯び、葉裏に脈が赤く浮き出る 茎も赤い
 
オミナエシ
   
  オミナエシ (スイカズラ科) 
 最初の葉は単葉で次に出る葉以降、次第にオミナエシらしく羽状になっていく
         
ツリガネニンジン
ツリガネニンジン (キキョウ科) 
 葉は卵形で鋸歯が見られる
 
ハイニガナ
   
  ハイニガナ (キク科)
 ニガナと同じで、円形に近い葉に長い柄が付く 多少歯牙があるものもある
         
オトコヨモギ
オトコヨモギ (キク科) 
 多くは株立ちになる 葉はヘラ状で先端に鋸歯がある 毛に覆われて白い 
 
ヨモギ
   
  ヨモギ (キク科) 
 葉は羽状深裂し鋸歯がある 毛に覆われて白い 株立ちにはならない
         
ノアザミ
ノアザミ (キク科)
 最初の葉は小さく、鋸歯状 径10cm近くなるとアザミの根生葉らしい姿 
 
ウマノアシガタ
   
  ウマノアシガタ (キンポウゲ科) 
 葉は3中裂~深裂し、長柄がある 全体に毛が多い
         
ヌマトラノオ
ヌマトラノオ (サクラソウ科) 
 小さい頃の葉は狭長楕円形。はじめからほぼ無毛。
 
イヌゴマ
   
  イヌゴマ (シソ科)
 最初の葉には鋸歯はないかごく浅く、先端は丸い
         
ヒメシロネ
ヒメシロネ (シソ科) 
 葉は羽状で、葉が小さい分、成長時よりも裂け方が深く見える
 
ヒメシロネ
   
  ヒメハッカ (シソ科) 
 葉は対生、楕円形で全縁、無柄 最初の葉が極端に小さい。
         
ムカゴニンジン
ムカゴニンジン (セリ科) 
 羽状複葉で鋭い鋸歯がある
 
ツユクサ
   
  ツユクサ (ツユクサ科) 
 15mmほどの楕円形の葉が1枚、最初に出てくる
         
タカトウダイ
タカトウダイ (トウダイグサ科) 
 芽が上向きで出てくるところがナツトウダイとの違い
 
カワラナデシコ
   
  カワラナデシコ (ナデシコ科) 
 葉は広線形~狭長楕円形 多くは株立ちになる 基部は鞘状
         
ミツバツチグリ
ミツバチツグリ (バラ科)
 葉は3出複葉 蕾は芽出しから早い時期に見られる 小葉は半分に折りたたまれ3枚重なって出る
 
ワレモコウ
   
  ワレモコウ (バラ科) 
 葉軸は赤く、小葉の縁もしばしば赤い 小葉は半分に折りたたまれ且つ重なって出る
         
カナビキソウ
カナビキソウ (ビャクダン科) 
 葉は線形で互生、全体に黄緑色っぽい
 
メドハギ
   
  メドハギ (マメ科) 
 葉が茎に沿って折りたたまれて、そのまま伸びている 茎に伏毛がある
         
ヤブマメ
ヤブマメ (マメ科) 
 始めに単葉のように見えました
 
カワラケツメイ
   
  カワラケツメイ (マメ科)
 やや赤味を帯びた丸い双葉から偶数羽状複葉の葉が出る
         
ウメバチソウ
ウメバチソウ (ニシキギ科) 
 葉が小さいものは5mmだが花期と変わらぬ形 しばしば葉脈が白く浮き出る
 
ヤマラッキョウ
   
  ヤマラッキョウ (ヒガンバナ科) 
 葉の断面はほぼ円形 基部は鞘状のものにつつまれている
         
コバギボウシ
コバギボウシ (クサスギカズラ科)
 基部が紫色をしている もう少し大きくなると葉の縁が波立つ
 
トキソウ
   
  トキソウ (ラン科)
 葉が苞に包まれた蕾を抱え込んで出てくる
         
ヤマサギソウ
ヤマサギソウ (ラン科) 
 狭長楕円形の葉が丸まって出てくる ここにはマイサギソウもあるが区別できない
 
ハルリンドウ
   
  ハルリンドウ (リンドウ科)
 冬の間、芽は根生葉に包まれ、春に開くと葉に包まれた花芽が覗く