春の田んぼやその周辺でよく見られる代表的な花を集めました。これ以外に変異種や類似種もありますので、「同じ所で見られる類似種」からお進みください。
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■ 黄色い花 | ||||||||||
ハハコグサ (キク科) 丈は20-30cm程度、茎頂に筒状花だけからなる頭花を多数かたまって付きます。葉はヘラ形または倒披針形、クモ毛に覆われていて、茎も同様です。 場所 : 休耕田、田のまわり |
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オオジシバリ (キク科) 丈は20cmほど、上部で枝分かれして数輪の花を付けます。頭花は舌状花が1列で筒状花はありません。葉はヘラ状の楕円形。 場所 : 田、畦、休耕田 同じ所で見られる類似種 : ジシバリ |
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ノゲシ (キク科) 花は舌状花のみで、茎頂にまとまって花を付けます。葉の基部は三角状に張り出して茎を抱きます。刺状の突起がありますが、葉が柔らかく、よく似たオニノゲシのように痛くありません。 場所 : 田のまわり 同じ所で見られる類似種 : オニノゲシ |
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オニタビラコ (キク科) こんもりと茂った根生葉から茎を伸ばし、茎頂に短い枝を分けてそれぞれまとまって小さな花を多数付けます。根生葉は頭大羽状に裂け、多数、茎葉はそれより小さくてまばらです。 場所 : 田のまわり 同じ所で見られる類似種 : アカオニタビラコ |
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セイヨウタンポポ (キク科) 総苞片が反り返るのが特徴のタンポポですが、同様にアカミタンポポも反り返りますので、種子が灰褐色であることの確認(アカミタンポポは褐色)が必要です。都市近郊ではこの2種が多いですが、それ以外では在来のタンポポもよく見られ、いずれも総苞片で見分けます。 場所 : 田のまわり 同じ所で見られる類似種 : アカミタンポポ、カントウタンポポ、ウスジロタンポポ |
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スカシタゴボウ (アブラナ科) 葉が狭披針形で羽状に裂け、基部は茎を抱きます。似たようなものがいろいろあってわかりにくく、果実が短角果であるのが目印ですが、ヒメイヌガラシなども同様です。なお、秋に咲くこともあります。 場所 : 田、畦、休耕田 同じ所で見られる類似種 : ヒメイヌガラシ |
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イヌガラシ (アブラナ科) 葉は羽状に裂けますが、スカシタゴボウほどには深く裂けず、 茎の抱き方もやや浅めです。果実が長角果であることが一番わかりやすい違いですが、ミチバタガラシなども長角果なので、葉の特徴の確認は必要です。 場所 : 田のまわり 同じ所で見られる類似種 : キレハイヌガラシ |
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カタバミ (カタバミ科) どこでも普通に見られますが、よく見ると4種あり、意外と紛らわしく感じます。本種は茎は地を匍い、葉は緑色で3小葉からなり、夜になると閉じます。良く似たオッタチカタバミは茎が立ち上がること、根が浅く引き抜き易いことなどが異なります。 場所 : 田のまわり 同じ所で見られる類似種 : オッタチカタバミ、ウスアカカタバミ、アカカタバミ |
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ケキツネノボタン (キンポウゲ科) 丈は40-60cm程度、葉は3小葉で更に裂け、先端は尖ります。キツネノボタンに比べると、葉が大きくてよく茂り、茎が太くて毛が多く見られます。花はタガラシよりも遅く、4月以降のことが多い。 場所 : 田、休耕田 |
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タガラシ (キンポウゲ科) 春の田んぼでは、黄色い花で一番最初に咲き出すことの多い花。丈は30-50cm程度。全草無毛で、葉は3深裂し、更に裂け、強い光沢があります。 場所 : 田、休耕田 |
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トウダイグサ (トウダイグサ科) 田のまわりの日当たりの良い土手などでよく目にします。丈は20-40cmほど、茎は分枝せずに立ち上がり、茎葉は倒披針形。茎頂から放射状に枝を出し、その先に2-3枚の苞葉と杯状に花序を付けます。子房は表面が滑らか。 場所 : 田のまわり |
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コモチマンネングサ (ベンケイソウ科) 葉腋に4-6個の小さな葉からなるむかごを付けるマンネングサ。茎は地を匍うようにして伸び、葉は下部は丸く、上部は細い。春の終わり頃、花を付けます。 場所 : 畦 田のまわり |
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